SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

西武安比奈線 その1

2016-06-12 | 鉄道・バス

西武新宿線の終点、本川越の一つ手前の南大塚駅は廃線ファンの聖地だ。
関東の廃線ファンでここを訪れたことが無い人は恐らく居ないだろう。
南大塚駅から入間川の河川敷にかけて、貨物線が残っている。
距離にして3.2キロ。
1925年に開業してから1963年に休止になるまで、入間川の砂利を運搬していた。
当時の写真はあまり残っていないが、まれに蒸気機関車が入間川河川敷に憩う写真があったり、
ホッパー線の写真が残っていたりもする。
今は特に河川敷部分の変容は大きい。
1963年に休止になった理由は簡単で、砂利の採取が禁止されたからだが、
今でもダンプによる砂利の採取は盛んで、その辺の法律や条例はイマイチ判らない部分だ。
その後、休止が続いた理由も簡単で、西武新宿線の旅客が膨張して、
複々線計画や地下線計画があり、増加する車両の基地を入間川河川敷に計画していたからだ。
しかしながら少子化もあり、また、新しい南入曽車両基地の増強で十分に対応可能なため、
2016年2月に、ついに正式に廃止が発表された。
1963年から実に53年ぶりの正式決定だ。
廃止は2016年11月となっている。
11月の意味するところが不明だが、線路が撤去されるのだろう。
2月の発表から機会を伺っていた。
ついに振替休日が。
平日の一人ぼっちの時間にしか行けないので、いそいそと出かけた。
南大塚の後に、入間のジョンソンタウンに寄る予定だったので、
クルマで行ったのだが、平日の環八は渋滞が酷すぎた。
やはり少々歩いても電車で行くべきだった。
平日の車移動はあまりにも効率が悪い。
電車で行けば本も読めたのになあ。もったいない。
3時間ほどもかかって南大塚に到着。
捜索開始。
前回に来た時からはずいぶんと住宅が建った感じだ。









85mm/F1.4が友人のα99では動かなかったのだが、
α7Ⅱに接続するマウントアダプターだと動くのだ。
今回は、85mmをたくさん使って動作を確認してきた。
最初はずっと絞りが開放かと思ったのだが、それも違って、すべて正常に動いていた。
最初の写真も、この写真も85mmで撮っている。






















線路内は立ち入り禁止とは書いてあるが、どこも生活に密着した廃線跡になっている。






















85㎜レンズはどの絞りも正常。





















α7Ⅱに付属のズームに変更。











やはり描写が平坦になっちゃうかな。











不満があるわけではないのだが、最新のズームは当たり前に写り過ぎて、
なんだか有難味に欠けるという感じ。
単焦点は違うってことだ。











線路をそのままにしたのは、廃線ではなく休止だからだと思うが、
でも、使うためには全部交換しないとどうせダメだったのにな。
法律上の制約があるのかな。





















田圃の奥の低い築堤が線路跡。























ふつうに生活道路になってると思う。











面白い風景だ。











架線柱が残る。












ここも生活路として使われている。











森の中へ。











ここは幾多のカメラマンが撮影した場所だ。





(つづく)







SONY α7Ⅱ、AF85mm/F1.4

SONY α7Ⅱ、FE 3.5-5.6/28-70mm








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コメント (2)
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