柊サナカさんの最新刊。
2022年7月20日発刊
柊サナカさんはきっと全部読んでいる(かな)。
絶対に失敗が無い作家で、どれも面白い。
ストーリーには起承転結があって、流れが良いので一気に読みたくなる。
でもTVドラマみたいにコテコテではなくあくまで爽やか。
どの本も元気が出るし、読後感がとても良い。
ちょっとミステリアスな話が多く、主人公が解決していく話。
柊サナカさんがクラシックカメラの大いなるファンで、いつもフィルムカメラを持ち歩いている。
そしていつも和装だから、この本のような明治の女子と、写真機と、当時のファッションはまさに本人が
タイムスリップしたような感じ。
お話は連作で、明治にできた女子が新しい仕事の写真師を目指す「女子写真伝習所」の仲良し3人組が
繰り広げるお話。
どの話も明治の最新の美味しいものを食べたくなることから始まる。
新宿高野のバナナ、資生堂薬局のソーダ水、風月堂のシュークリイム、神保町ミルクホールのミルクセーキ。
面白いから一気に読んだ。
やはり柊サナカさんはイイねえ。