市坪までの切符を買い、少し早めに改札をくぐります。松山駅は愛媛県の代表駅ですが、列車が発着しない時間帯は人気がありません。
今回も駅名標を紹介します。松山駅は高松駅から数えて55駅目です(津島ノ宮を除く)。
10時57分発の予讃線4637M(7010)で出発。申し遅れましたが、松山駅は2面4線の構内です。久しぶりにJR四国に乗れることにワクワクしました。
市坪に着くまでの間、予讃線の概要を紹介します。予讃線は、高松から松山を経て宇和島を結ぶ、297.6km(海線経由で計算)の幹線です。高松~多度津は、「マリンライナー」をはじめ様々な列車が数多く行き交っており複線化されています。多度津以西は単線ですが、伊予市までは直流1500V電化区間で、松山まで8000系電車による「しおかぜ」「いしづち」が運転されています。伊予市以南は「予讃新線」を含めて非電化区間で、2000系による特急列車(「宇和海」「いしづち」)が1時間おきに走っています。次に、普通列車です。高松~坂出間は5000系、223系による「マリンライナー」が走っていますが、高松~観音寺は113系、121系、6000系、7000系とバラエティーに富んでいます。観音寺~松山は7000系に統一されています(伊予市まで足を延ばすことも)。松山~宇和島は、キハ32系、キハ54系、キハ185系3000番台(海線のみ)となっています。尚、2014年5月29日に日にカテゴリー数が「100」になったということで、予讃線、内子線については、本日(2014年5月31日)、「予讃線」のカテゴリーに移させてもらいました。
11時ちょうどに市坪駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。
まずは駅名標を。市坪駅のは特別なデザインです。2002年にサンヨーオールスターが開催されたことあやかり、「の・ぼーる(野球)駅」とリニューアルされて現在に至っています。
ホーム上に券売機があります。
まずは駅前から。東側は一面の住宅地となっています。
東口に出ました。市坪駅は無人駅で、駅舎というものもありません。
線路をくぐって西口へ。南口と同様のつくりで、ホーム入口に券売機があります。
西口の駅前は松山中央公園。暫く歩くと、坊ちゃんスタジアムに到着。
その手前には、正岡子規の野球殿堂入りのモニュメント。正岡子規は予科時代、「ベースボール」を氏の幼名(昇)にあやかって「の・ぼーる」と名付け、「投手」「打者」など様々な野球用語を生み出し、2002年6月に野球殿堂入りを果たしました。それに伴い、同年10月に設置されています。
それでは坊ちゃんスタジアムへ。まずは野球歴史博物館へ。伝説の引き分け再試合となった、三沢VS松山商の決勝戦のスコアがお出迎え。2011年夏の愛媛大会のダイジェストが延々と流れるなか、往年の野球の資料が保存されていました。
その向かいには「の・ぼーるミュージアム」。2002年のサンヨーオールスターゲームのコーナーもあり、ヤクルトスワローズの名捕手だった古田敦也さんのユニホームなども保存されていました。
読売巨人軍の名投手だった西本聖さんのコーナーも。の・ぼーるミュージアムは球審を体験できるコーナーもあり楽しかったです。いずれも無料なのがいいですね。
わんぱく橋の近くには正岡子規の歌碑。「草茂み ベースボールの 道白し」。明治29年の作です。
の体育館を正面から。名前はよく分かりませんが。その向こうにはマドンナスタジアム。
わんぱく橋を渡ると、プールと愛媛県武道館。市坪駅周辺は体育施設が集中し、大会の時期ともなれば多くの中高生が利用するでしょう。
松山中央公園は平成12年3月に整備されました。この旅の目的を1つ果たしてスッキリしました。
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