14時49分に木曽川駅に到着。島式ホーム1面横の側線を上下1本ずつ有する構内です。
明治19年6月1日の開業以来の木造駅舎を解体して、平成20年4月に橋上駅舎となりました。学生時代に名古屋鉄道乗り潰しの関係で下車したことがありますが、駅舎はもちろんガラリと変わり、撮影しにくくなりました。
岐阜方には旧駅舎時代の遺構が残されています。大正元年竣工の煉瓦小屋(ランプ小屋)と、旅客上屋の一部です。
駅舎の前を横切り南に200m歩くと、正岡子規の見染塚に到着。歌碑があるようですが、日曜日の昼間ということで子供達が多数遊んでおり、大人の私は中に入るわけにはいきません。
駅に戻り東口に出ました。橋上駅舎化に際して新しく設けられました。あ、言い忘れましたけど、西口も含めてバリアフリー設備が完備しています。
東口駅前の様子。名駅まで乗り換え不要という利便性ののいい場所で、付近には高層マンションを含めがびっしり立ち並んでいます。旧駅舎の記憶をあれほど大切にしつつ、あっさりと橋上駅舎に改築されたのも分かるような気がします。
駅前調査を終え、改札をくぐります。新潟駅6,7番線に設けられているタイプの長椅子に腰を掛けてしばし休憩。では、トイレの様子ですが、煉瓦模様が張りつめられており、橋上駅舎が明治・大正時代にとことんこだわって建てられたのがわかります。更に、長椅子の上には駅の歴史年表が掲げられています。「歴史」のテーマが如実に出た駅を訪問したのは、本格的に駅巡りに取り組んで初めてです。
ぎりぎりまで駅を楽しみ、まだ日は高いですが、15時18分発の3186F(313系Y15編成)にて名駅に戻ります。尾張一宮のローソンで購入した牛乳を片手に。
15時38分に名古屋駅に到着。今回は大半が普通列車での移動でしたが、311系は勿論のこと313系も各駅停車に可也進出し、211系は本当に少数派になったなと感じました。現在も313系の大量製造が計画されているし、中京地区も本当に変わったなと感じました。
今回の駅巡りはこれにて終了。16時10分発のあおい交通のバスで名古屋空港に向かいます。多数の乗客が並んでいるにもかかわらず、やってきたのはマイクロバス(尾張小牧200あ68)!当然ながらスーツケースの収納場所も無く、補助席まで埋まってもやっと乗れた状況。最も利用が多い時間帯だし、もう少し運用を考えてもらえないのでしょうか、あおい交通さん。
17時10分発のJAL4337便(JA208J)に搭乗して新潟空港に帰還します。搭乗率は8~9割で、僕の隣にも出張帰りの女性が座っていました。
定刻よりもやや早く(17時52分)、新潟空港の国際線乗り場脇のスポットに到着。リムジンバスで到着口に向かい、18時10分発のバス(新潟200か558)で新潟駅へ。その後、18時56分発の信越本線454M(115系S15編成+N7編成)で新津に帰還しました。
これにて東海道本線駅巡りがひとまず終了し、一つ肩の荷が下りたような気がします。しかし、JR線だけ見ても既訪問駅はせいぜい4割に過ぎず、あと2,3年で5割いくかどうかです。全駅下車達成への道はまだまだ長いです。先人達にはホント頭が下がります。
参考文献 『鉄道ダイヤ情報 8月号』
完