本日、JR各社は来春のダイヤ改正について発表しました。改正日は3月17日ということで。
まずはJR九州から。最大の目玉は宮崎地区の大減便です。日豊本線の佐伯~延岡間の普通列車が区間列車を含めてたったの3往復となり、吉都線は11往復から8往復になり、肥薩線の吉松~隼人間は2往復が廃止となります。特急列車のワンマン運転が「きりしま」にも水平展開されます。また、「はやとの風」は毎日運転から土休日運転に改められます。そして、スペースワールド駅については、同名のテーマパークの閉園に伴い快速通過駅となります。
続いてJR四国ですが、2600系及び8600系の増投入が実施されます。
JR西日本では、「くろしお」が1往復減便となります。阪和線(東羽衣支線を含む)の普通・快速列車は、223系または225系に統一されます。衣摺加美北及びJR総持寺の開業は自明の通りということで。
JR東海は、御殿場線の特急が「あさぎり」から「ふじさん」に変更されるのが主といっていいでしょう。
JR北海道は、キハ183系が「北斗」系統からの撤退し、札幌~函館間の特急列車が全て「スーパー北斗」になることが最大の目玉でしょう。「オホーツク」「大雪」にはキハ183系の高出力車がコンバートされることとなり、スラントノーズ車など初期車は全てお払い箱となります。また、釧網本線の快速列車が「しれとこ」から「しれとこ摩周号」に変わります。そして、根室本線の羽帯駅が廃止となります。
最後にJR東日本。「スーパーあずさ」はオールE353系化され、E351系はお払い箱となります。また、八戸線の気動車はキハE130系500番代に統一されます。新潟地区ではE129系の増投入(「新井快速」の系統分割)が行われますが、詳細については次の記事ということで。
さて、上越新幹線では12月2日より480CなどがE2系に置き換えられ、E4系の廃車も発生しています。また、今回のダイヤ改正でも2階建て新幹線が引き続き淘汰されます。ここで、E4系のシーンを見てみましょう。
2017年6月17日。Maxとき316号はP6編成でした。
2017年7月29日。Maxとき343号は、P16編成+P14編成でした。
2017年10月15日。Maxとき368号はP12編成でした。
Maxとき326号はP19編成でした。
E4系の車内を見てみましょう。1~3(9~11)号車の上階は、3+3列の青系のシートでリクライニング出来ません。乗客を詰め込むことに特化したつくりといえます。
4~6(12~14)号車の上階は、青系の2+3列のリクライニングシートです。
で、下階は2+3列の黄土色系のリクライニングシートです。指定席、自由席の差異はありません。
5(13)号車の東京方にはビュッフェがありますが、もはや売店の営業はなく、専ら車販準備スペースとなっています。
上階にワゴンサービスを施した場合、エレベーターが活躍します。
で、7、8(15、16)号車の上階はグリーン車であり、2+2列の派手な柄の大型リクライニングシートになっています。
上越新幹線に入ってくる新車両。秋から入るようです。E4系がお払い箱となった暁には、上越新幹線の最高速度が275km/hに引き上げられます。