クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

湯檜曽駅再訪レポート

2010-07-30 00:05:26 | 新潟の鉄道(駅舎関係)

 福知山線駅巡りの途中ですが、ここで新潟支社管内の駅を1つ取り上げます。
 これから紹介するのは上越線の湯檜曽駅。水上から新潟方面に向かうと最初に到着する駅で、水上の奥座敷ともなっている温泉地に位置します。新清水トンネルの入口に当たり、下りのみトンネル内に停車します。なぜここで取り上げるのかというと、2009年末に立派なコンクリート駅舎が解体され、2010年上半期にリニューアルされたからです。
 それでは、湯檜曽駅の新駅舎についてじっくり見てみましょう。訪問日は2010年7月11日でした。


 新津駅を7時24分発の1730M(115系L1編成)で出発。この日は水上までの延長運転。「えちごツーデーパスSP」の有効範囲が越後中里までなので、400円分乗り越して湯檜曽駅に降り立ちました。



用を足して駅舎に出ると、御覧のようなコンクリートの入口になっていました。財産票は「2010年3月」。他の設備といえば水洗トイレ、ただそれだけです。勿論、無人駅です。



旧駅舎。新清水トンネル開通時からのコンクリート駅舎ですが、山小屋を思わせるような立派なつくりでした。2001年冬に撮影しましたが、駅員は居ないものの大きな待合所を有していたと記憶しています。



現在ではこのように跡形も無くなっており、変わらないのは旧駅舎の階段とモミの木だけです。


1時間の滞在時間を利用して温泉街に繰り出します。駅から北へ歩いて10分以内の所にあり、日帰り入浴もあれば足湯もあります。新潟地区では萎れていた紫陽花がまだまだ咲いていました。



早めに駅に戻ってレポートを続けます。上りホームと下りホームの分かれ道ですが、旧駅舎時代から使用されています。



上りホームの様子。手前がループ線となっており、これから乗る列車を眺めることが出来ます。9人くらい座れるベンチのある待合室があります(現在の湯檜曽駅では唯一の座れるスポット)。



下りホームへ至るトンネル。新清水トンネル開通時から何ら変わっておりません。



下りホームに到着しました。当然ながら片面ホームの1面1線です。土合駅とは異なり、トイレも無ければ休めるスペースもありません。11時38分発の下り列車で長岡方面に戻ります。


 新しい湯檜曽駅は如何でしたでしょうか?私は、旧駅舎とのあまりのギャップに驚きました。特に、待合スペースが無くなったのには。つくづく思いますが、日本の中小の駅舎は、中長期的に見て、合築・駅ビル化または合理化のいずれかの方向に向かうかと思います。このような特徴のある駅でも例外ではありません。次はどの駅なのでしょう。

 そろそろ、福知山線駅巡りに戻りましょう。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その7)~南矢代駅、篠山口駅、福知山駅~

2010-07-27 00:01:26 | 陰陽連絡線

福知山線2741Mは、16時56分に南矢代駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



それでは駅全景。山の麓にある田んぼの中にあり、何とも長閑な無人駅です。西口にはロータリーが形成されており、別棟にトイレがあります。



平成7年3月築の駅本屋(?)を拡大。券売機とコンパクトな待合所に簡易自動改札が1台。入口に駅名を示すものがありません


滞在時間が32分あるので周辺を徘徊。幹線道路に出て南下すると3分ほどでローソンに到着。コーラを買い足して駅に戻り、待合室で朝飯の残りで間食。



残った時間で東口へ。最近つくられたようで、設備は簡易改札機のみです。篠山産業高南丹校へのアクセス口となっているようで、しばらくすると高校生が走って向かってきました。


17時28分発の2743M(221系A2編成)で南矢代を後にします。17時31分に篠山口駅2番乗り場に到着。改札を抜けた後、券売機で福知山までの自由席特急券を購入します。尚、改札左手にKIOSKがあります。



まずは西口に出ます。この日は丹波茶まつりの日で、2Fの観光案内所にてお茶が振舞われたそうですが、さすがにこの時間は終わっていました。近くにはファミマがあるようですが、食料は一通り揃っているので…。



改札前を通って東口に出ます。駅前には「母なる丹後」のモニュメントが。武家屋敷へはこちらからのアクセスとなります。尚、篠山口駅は平成9年に橋上化されています。



少し早いですが、改札をくぐって駅構内へ。申し遅れましたが、篠山口駅は、丹波路快速が折り返すなど始終着列車が多く、2面3線の横に電留線を4本有します。



折角なので、「タンゴエクスプローラー4号」をロケハン。この形式を撮影したのは初めてです。



18時7分発の「文殊1号」で福知山へ。183系B66編成ですが4両編成。交通新聞社『JR電車編成表 2010年冬号』では6両編成となってました。183系福知山車は、最近とみに編成の変遷が激しくなっています。それにしても、モタレにあるチケットホルダーは優れもので、楽に検札を受けられました。


 県境を越えて、18時51分に福知山駅に到着。



同時に京都からの「きのさき5号」が到着し、223系F編成との並びが実現。滅多に行けない駅だし、この旅で最も心に残る鉄道風景でした。



新津から使用してきた片道乗車券の持ち帰りに成功し、駅舎に出ました。外はまだ明るいので、何とか「1/45 F8.0」で撮影できました。2005年11月26日に運用を開始した高架駅で、福知山城の白壁と福知山踊りの編み笠をイメージしてデザインされているそうです。


今夜は福知山アークホテルで1泊します。じゃらんにて1泊2食付のプランを申し込んだので、併設のレストランでおろしロースカツの夕食にします。


つづく


参考文献    西崎さいき『珍駅巡礼』


参考サイト   さいきの駅舎訪問
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その6)~藍本駅、草野駅~

2010-07-24 00:25:50 | 陰陽連絡線
相野駅から5分も歩かないうちに湊川短大と三田松聖高が目の前に。その後もしばらく歩きますが、休む所が無く疲れたので早めに戻りました。武庫川は大分離れています。15時43分発の2737M(223系MA20編成)で後にしました。



15時47分に藍本駅に到着。相対式ホームの2面2線で、福知山方に保線用側線があります(上り副本線の跡?)。



私と一緒に降りた女の子が迎えの車で去ったので、駅舎撮影。コンパクトな駅舎に券売機と簡易自動改札機の無人駅です。離れたところにキレイなトイレがあります。バックの山がいいですね。



5分ほど南に歩いて酒滴神社でお参り。スサノオノミコトを祭神とするこの神社の由来は次の通り。貞観年間(860年~)に疫病が大流行した時、「我はスサノオノミコトなり」という一童子のお告げで山に登った村人が、天然の霊窟から湧き出る酒を発見しました。それを飲んだところたちまち治ったので神祭りをし、岩山大明神として崇拝したことに由来しています。また、長暦2年(1038年)春に疫病が大流行した際、後朱雀天皇がこの霊水を勧めて病人に飲ませたところ、たちまち治まりました。これにより、この神社は「酒滴神社」となっています。



参拝を終えた後、踏切を渡って参道を東へ。これは兵庫県内最古の鳥居で、1682年の築だそうです。



鳥居から5分ほど歩いて東口に出ました。新たに設けられたそうですが、こちらにも券売機と簡易自動改札があります。


223系MA編成を記録し、16時17分発の2739M(223系MA18編成)で次なる駅へ向かいます。



16時20分に草野駅に到着。相対式ホーム2面2線の構内です。



跨線橋を渡って東口に出ました。駅舎といえるものはなく、簡易自動改札と券売機のみの無人駅です。ホームと同じ高さに設置され、地面からスロープまたは階段を上る形です。別棟にある水洗トイレでようやく2度目の歯磨き。



駅前ロータリーの様子。草野駅は「星の駅」を名乗っており、ロータリーには岩石を並べたモニュメントがあります。空気がきれいで夜空の観察に適していることに由来すると思われます。それにしても、背景の山々がいいですね。



草野駅には休む場所がなく、武庫川の畔でしばし休憩。この長閑な風景には思わず見入ってしまいます。



再び跨線橋を渡り、西口に出ました。東口と同じ体裁ですが、こちらは簡易改札のみで券売機はありません。駅前にはロータリーがなく、その代わりに変電所があります。


16時50分発の2741M(221系B8編成)で福知山方面へ。日程の都合上、古市は翌日に回します。


つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その5)~新三田駅、広野駅、相野駅~

2010-07-21 23:53:03 | 陰陽連絡線

我が1159Bは、14時12分に新三田駅3番乗り場に終着。片町線や京都線からの207系や321系が折り返す駅で、2面4線の構内を有し、福知山方には電留線が多数あります。



地下道をくぐって駅舎に出ました。昭和61年11月の電化と同時に開業した駅です。白色の洒落た駅舎ですが、アーケードに隠れてこのような形でしか撮れません。みどりの窓口があり、営業時間は5:30~23:00です。右隣にはハートイン。駅前のロータリーからは関西学院大へのバスが頻発します。



折角なので、駅前道路をトレースします。巨大な自転車・バイク置き場の交差点を渡ると、武庫川を渡ります。このえるむ橋の上はこのような長閑な風景が広がっています。橋を越えると三田市民病院があり、ずっと歩けば神戸電鉄の南ウッディタウン駅に出ます。


新三田での滞在時間は24分しか無いので、えるむ橋の上に立っただけで駅に戻ります。14時36分発の2733M(223系MA20編成)で後にしました。しばらくは丹波路快速の乗り継ぎが続きます。



14時39分に広野駅に到着。変則的な2面3線の配線を有し、福知山方に保線用側線があります。



駅舎に入ります。みどりの窓口があり、営業時間は7:00~19:50です。待合ベンチは4,5人分。



それでは駅舎撮影。赤色系でまとめられている地上駅舎で、地面より少し高台にあります。トイレは改札の中。


 
駅舎右にある「武庫川橋りょう」のリベットを拡大。現在のコンクリート橋の一代前の鉄橋で使用されていたそうです。上部を蒸気機関車が走っています。


広野駅前は古い住宅が立ち並んでおり、スーパーもあります。4分ほど歩くと幹線道路に出て、ローソンが目の前に。そこで飲料を買い足して戻り、15時9分発の2735M(223系MA09編成)にて次なる駅に進みます。



15時13分に相野駅に到着。相対式ホームの2面2線の構内で、両者は跨線橋で結ばれています。上下間が異様に広く、かつて中線があったものと思われます。



駅舎に入ります。学生を中心に利用客が多く、自動改札が2台あります。ディスプレイ付きのみどりの窓口があり、営業時間は5:30~23:00です。待合スペースも広く、KIOSKも併設されています。尚、トイレは改札の中。



それでは駅前に出ます。昭和38年8月築の細長い駅舎で、右半分は一時期コンビニが入居していたものと思われます。バスも発着しており、左半分にはアーケードが付いています。右隣は交番。



それでは周辺散策。踏切を渡ると、同一の学校法人が運営する短大と高校が隣接しています。駅から歩いて5分もかかりません。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その4)~武田尾駅、道場駅~

2010-07-19 21:33:44 | 陰陽連絡線
昼食を終え、OASISの1Fにあるスーパーでアサヒのザ・マスターを購入。外に出ると、西宮名塩駅前のOASISの立地条件に驚きました。瀬戸大橋の櫃石島ICのランプを思わせる螺旋カーブで駐車場にアプローチするのだから。最新の建築技術でよく谷間につくりましたね。



一通り用事を終え、周辺散策。OASIS前の広場からエスカレーターで山の上の新興住宅地にアプローチ。神戸地区の住宅事情恐るべし。


武田尾に行くのに改札をくぐると、非常停止ボタンが押された関係で福知山線に遅れが発生。先行の快速列車が遅れて到着し、12時27分発の1147B(321系D10編成)は6分遅れ。



12時33分に武田尾駅に到着。対面式ホームの2面2線ですが、前4両分はトンネルの中で後3両分は鉄橋上です。





武田尾駅はこの旅で初めて訪問した無人駅。1Fに下りれば簡易ICOCA改札があり、券売機とトイレもあります。ハイキング客の利用が多く、この時もテーブルで昼食をとっているグループが居ました。



今回は東の方に散策します。出発するとすぐに「北近畿」が通過しました。



駅の1つ東隣の吊橋から。山に映える武庫川の渓谷。駅からは500mくらい住宅が続き、食事が出来たりする店があったりします。



廃鉄橋を渡れば、福知山線廃線跡ウォーク開始。枕木の上を歩くのは初めてです。



林を抜けると、武庫川の渓谷が目の前に。昔の旅人も思わず目を奪われて感嘆したのでしょう。


間もなくするとトンネルに入ります。あたかも鉄道を利用しているような錯覚に陥りましたが、時間の都合上、2つ目のトンネルの中ほどで引き返してきました。本来なら半日かけて巡りたい所ですが、今回は「福知山線全駅下車」という十字架を背負っているので。


駅に戻ると、どこからかバスが到着し客を多く下ろしていきました。ハイキングの起点駅ではないもう1つの顔を見せつけられました。



武田尾を発つ前に下りホームから武庫川渓谷を。1つ西には赤い吊橋があり、その先には武田尾温泉があります。定刻にやってきた13時31分発の1155B(207系S39編成+T26編成)に乗車し、次なる駅へ。



13時35分に道場駅に到着。神戸市北区の駅です。対面式ホームの2面2線で、両者は地下道で結ばれています。



それでは駅舎。昭和61年8月の新線切り替えと同時に改築された簡易駅舎です。右半分がトイレ、左半分が券売機と待合スペースの無人駅です。簡易自動改札機が設置されています。



駅前の様子。ロータリーにはオブジェが設置されています。向かいは㈱富士チタン工業の工場です。


道場での滞在時間は30分。何とかして駅裏にある寺院を目指します。



1つ三田寄りのガードをくぐると、中野古墳群に出ます。鏑射山の南から西の麓に位置し四支群に分かれており、いずれも6世紀頃と推定されます。



古墳を出て間もなく、三鈷山・太福寺に到着。聖徳太子が祀られているそうです。ここでお参りしましたが、おびただしい数の水子地蔵にはでした。


14時5分発の1159B(321系D30編成)で道場を後にし、終着駅まで乗りました。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その3)~川西池田駅、中山寺駅、生瀬駅、西宮名塩駅~

2010-07-17 00:18:26 | 陰陽連絡線
改札前を通って南口に移ります。



南口の駅舎です。駅前はロータリーが無い代わりに駐輪場となっています。



それでは周辺の様子を。畑とアパートが広がっており、少し離れた所には溜池があります。


付近のポプラで飲料を追加した後、10時28分発の1133B(207系S20編成+T18編成)で川西池田を後にしました。



10時32分に中山寺駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。


中山寺駅は橋上駅舎。快速通過駅ですが、みどりの窓口は終日営業のようです。



北口に出ました。駅舎は防音幕に囲まれていました。もう少し時期をずらせばよかったな。駅前は住宅地です。スタンプの表題となっている安産の寺・中山観音はこちらからアクセスできます。



改札前を通過して南口に出ました。塗装工事を終えたようで、白亜の姿を見せてくれました。こちらにはロータリーが形成されており、「グランゲート宝塚」が向かいです。近くには飲食店がいくつかありますが、昼食にはちょっと早すぎ。


「グランゲート宝塚」はFOOD DEPO、コーナン、Joshin、ラッキーなどが入居している一大シッピングモール。テーブルがあったので少し休憩。余りにも暑いので駅前のミニストップで168円のアイスを買ってしまい、11時発の1137B(321系D35編成)の車内で食べることに。さて、福知山線は、宝塚を境に一気に山岳路線へと変貌します。



11時7分に生瀬駅に到着。対面式ホームの2面2線で、両ホームは地下道で結ばれています。



改札を抜けて駅舎に出ました。昭和61年3月28日築の地上駅舎です。トイレは改札内にあります。スタンプの表題は「鋭い岩峰の蓬莱峡の駅」。駅前には集落が連なっており、コープもあります。



それでは駅舎内部の様子。自動改札が3台設けられ、LEDの列車案内板もあります。また、みどりの窓口があり、営業時間は5:30~23:00です。



生瀬駅から東に500mのところに浄橋寺がありますが、西の方に進んでガードをくぐり武庫川を渡ります。随分山深くなりました。向こうに見えるのは中国自動車道。



この旅で初めて川を渡ったので反対側も。さっき横断したR176は山にへばり付いています。このような厳しい地形ですが、橋の向こうは閑静な住宅地です。


11時39分発の1141B(207系S48編成+H9編成)に乗車して次なる駅に向かいます。



11時41分に西宮名塩駅に到着。対面式ホームの2面2線です。快速停車駅ですが、階段が2号車付近の1箇所しかなく、福知山線脱線事故の際にこの駅の利用客が多く犠牲となったことで、構造が問題となりました。



改札を抜けて駅舎に出ました。昭和61年11月開業の駅です(財産票はS62.1)。みどりの窓口とトイレの他にKIOSKが併設されています。


隣接する商業施設といえばOASIS。周辺唯一の飲食店であるマクドナルドで昼食にします。バリューセットを頼んだので、特製グラスのお土産が付きました。


つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その2)~伊丹駅、北伊丹駅、川西池田駅~

2010-07-14 22:44:44 | 陰陽連絡線

8時46分に伊丹駅に到着。対面式ホームの2面2線ですが、ホームは広くとられています。



改札を抜けて駅舎に出ます。昭和後期タイプの橋上駅舎です。快速停車駅で、みどりの窓口とKIOSKがあります。スタンプの表題は「水と緑とバラの町の駅」です。伊丹空港は目と鼻の先で、バスが頻繁に出ています。



伊丹駅は意外な一面を持ち合わせており、駅前には石垣に囲まれた有岡城跡があります。有岡城は、鎌倉時代末期に伊丹氏によって建てられましたが、天平2年(1572年)に伊丹氏が滅び、織田信長の武将であった池田村重が入城します。しかし、その村重氏が信長に謀反を犯したため、この城は天平13年(1583年)に廃城となりました。現在は、礎石建物跡や井戸跡などが残っており、緑豊かな遺跡となっています。



ペデストリアンデッキを渡って北口に出ました。この通路はイオンモールへと繋がっています。この駅を最後の下車駅としてWAONで買い物してもよかったかな。


入線音を録音し、9時16分発の1125B(207系S32編成+T27編成)に乗車して次なる駅を目指します。



9時19分に北伊丹駅に到着。島式ホームの1面2線で、脇に電留線が数本あります。駅裏はユニチャームの工場です。



構内の南方(駅事務室前)には国鉄時代の駅名標が保存されています。



改札を抜けて駅舎に出ました。昭和41年8月の改築で、待合室がありません。窓口営業時間は5:30~23:00です。トイレは改札内。



駅前の西猪名公園に行ってきました。12面のテニスコートが特徴の都市公園です。併設のウォーターランドは営業期間前。東屋に立っていると、時折離発着する航空機のサウンドが響き渡ります。


 そんな中、カシワバアジサイを見つけました。


入線音を録音し、9時48分発の1129B(207系S39編成+T26編成)で次なる駅に向かいます。



9時52分に川西池田駅に到着。緩急接続駅で、2面4線+側線1本の構内を有します。我が1129Bも快速に抜かれます。


トイレの前を通過して改札を抜けると、左手にはみどりの窓口とハートイン、右手にはKIOSKがあります。



まずは北口に出ます。このペデストリアンデッキは阪急デパートや阪急川西能勢口駅に繋がっており、人通りが多いです。



地上に降りる前に駅前ロータリーを俯瞰。ちょっとした日本庭園がつくられています。



地上に降りたところで駅舎撮影。昭和57年3月31日築の橋上駅舎です。この奥(1F)にキッズルームがあります。スタンプの表題は「清和源氏発祥の地の駅」です。


折角なので、南口にも行きましょう。


つづく


参考サイト  さいきの駅舎訪問
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福知山線全駅下車の旅(その1)~塚口駅、猪名寺駅~

2010-07-11 22:09:50 | 陰陽連絡線
 このカテゴリーは、山陰と山陽を結ぶ路線の駅巡りを取り上げます。対象路線は、福知山線、加古川線、播但線、因美線、伯備線、木次線、三江線、山口線の予定です。ですが、その中にはJR西日本が廃止を打診していると思われる路線も含まれており、最後まで行かずに終わる可能性もあります。
 これから取り上げる路線は福知山線です。福知山線は、尼崎と福知山を結ぶ、営業キロ110.8km、駅数28の路線です。大阪地区と北近畿を結ぶ重要な路線で、「北近畿」、「タンゴエクスプローラー」、「文殊」という特急列車が走っています。また、大阪と篠山口間には「丹波路快速」が略30分ヘッドで走っているほか、新三田~宝塚は15分ヘッドで各駅停車が設定され、宝塚~尼崎は学園都市線と一体になって極めて高頻度で普通や快速が行き交っています。この路線は負の意味でも有名な路線です。それは、2005年4月25日に発生した、死者106人を出した脱線事故です。 
 それでは、2010年6月4日(金)夜~6日(日)の乗り継ぎ旅行にまいりましょう。


 自転車で新津駅に行き、23時12分発の急行きたぐに号(583系B4編成)で出発。折角大阪まで乗るのだから、B寝台上段を選びました。寝台につくと、松乃井カップで乾杯。今年に入り、金光臨の運転が激減して京都の583系に廃車が発生し、この急行きたぐにも何時まで残るのか分かりません。



定刻6時49分に大阪駅4番乗り場に到着。平成23年のリニューアルに向けて工事の真っ只中です。車内で朝食を済ませているので、歯磨きをして、7時13分発の福知山線2531M(113系S36編成)に乗り継ぎました。事故現場のマンションを眼に焼き付けて。



7時24分に塚口駅に到着。待避線もあり、2面3線の構内を有します。



改札を抜けて西口に出ました。昭和58年6月築の橋上駅舎です。改札内にトイレがあり、みどりの窓口とKIOSKがあります。窓口営業時間は5:30~23:00です。



塚口駅西口からピッコロシアターまでは徒歩4分ですが、南方に下って上坂部西公園に行ってきました。歩いて5分で到着。



上坂部西公園は一周約20分くらいですが、「緑の相談室」が設置されるほど花が多く、1時間くらい居てもいいスポットです。



そんな中、紫陽花の群生を発見。新潟で咲き始めたのが6月中旬だったので、私にとって今年の初紫陽花でした。



一通り回った後、ガードをくぐって東側へ。交差点に出ると、そこは森永製菓の工場でした。



歩道橋を通って東口から入ります。東口って実は2つあるのですね。8時7分発の2533M(113系S3編成)で後にしました。



8時9分に猪名寺駅に到着。対面式ホームの2面2線ですが、ホームは可也広めにとられています。



改札を抜けて駅東口に出ました。昭和56年4月開業の橋上駅舎で、みどりの窓口があります。ロータリーの向かいには小学校があり、付近にはファミリーマートとクリニックがあります。周辺は閑静な住宅地で、数分歩くと東海道新幹線の高架です。



改札前を通って東口に出ました。向かいには県立高校があり、ちょうど野球部の朝練が行なわれていました。付近のコインパークの缶コーヒーが80円なので、1本買い足してホームで飲みました。


入線音を1本録音し、8時43分発の1121B(321系D10編成)で次なる駅に進みます。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年GWの旅(その12)

2010-07-08 21:20:13 | 中部縦貫線

撮影を終えて高山本線の橋梁をくぐると、羊腸の道に一変します。道を外すと即宮川にドボンなので、車で通りたくないです。



新道のトンネルに移るR360に出会えば、再び宮川を渡ります。交差点を右に曲がれば、ゴールはもうすぐ。


R360の旧道に入って5分も歩かないうちに集落が現れ、杉原駅に到着。時刻は14時34分でした。



まずは駅舎。昭和7年8月築の木造駅舎が健在です。トイレは別棟にあります。



それでは内部の様子。かつては有人駅でしたが、無人化されて窓口が閉鎖されています。中にはベンチが張り巡らされ、10人くらい座れます。



階段を下りて、駅構内に出ます。交換可能駅で対面式ホームとなっており、両者は跨線橋で結ばれています。かつては貨物を扱っていたようで、富山方に側線1本あります。



駅舎でしばらく休憩した後、急坂を登ります。5分ほど歩くと、白木ヶ峰スキー場のゲレンデが。その向かいは「飛騨まんが王国」。おんり~湯は500円、まんが図書館は400円、共通券は800円です。もう少し時間があれば観光できたのに。


   

中に入らなくとも、まんが王国のキャラクターを撮影していきます。「バブルの墓」は、四万十の石を日本の中央に建てて作った作品で、日本経済への戒めを表しているのだそうです。


15時18分発の1830D(キハ48 3812+キハ48 6809)に乗車して、高山本線最後の未踏破駅を目指します。



15時44分に角川駅に到着。交換設備が撤去されて棒線駅となっています。ですが、平成16年10月20日の台風23号で角川~猪谷間が被災した際、一時的に交換設備を復活させて折り返し運転したそうです。尚、駅裏は春日神社ですが、跨線橋が閉鎖されており、1つ向こうの踏切からしか行くことが出来ません。



駅舎に入ります。かつては有人駅でしたが、無人化されて窓口が閉鎖されています。



それでは駅舎撮影。昭和9年10月築の木造駅舎が健在で、それ相応の風格も出ていますこの駅に降り立って、高山本線全駅下車達成



角川駅のアイテムをもう1つ。トイレの脇にはミニ庭園があり、鯉が元気に泳いでいます。



それでは周辺散策。高山方に5分ほど歩くと、島に浮かぶ弁財天を発見。この形の神社は珍しいですね。


角川駅周辺の地名は「小無雁」といいます。平成16年10月20日の台風23号の際には水位が床上1mにまでなったそうです。


高山本線全駅下車達成の余韻に浸る間もなく、16時26分発の1829D(キハ40 6304+キハ48 3816)に乗車。席につくと、久寿玉手造り純米酒で打ち上げ。



16時58分に猪谷駅2番線に到着。ゴミを処理し、17時18分発の887D(キハ120 347+キハ120 346)で富山に出ました。


富山駅に降り立つと、北陸新幹線の工事のために大きく様変わりしていました。8番ラーメンで夕食をとり、19時34分発の特急北越9号(485系T15編成)で新津に帰還しました。


これにて高山本線の駅巡りは終了です。高山本線は全国に例に無いほど木造駅舎が多く残っており、国鉄型の車輌が多く走っており、多くの鉄道ファンを魅了して止まない路線です。勿論、沿線にはメジャーな観光地も多いです。これから鉄道旅行を楽しまれる皆様に是非お勧めしたい路線です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年GWの旅(その11)

2010-07-05 22:43:11 | 中部縦貫線
 
東山寺町巡りを終えて歩き疲れたので、江名子川を渡って川上邸別邸史跡公園で一休み。



桔梗橋から西下して「さんまち通り」に入り、静寂から喧騒に逆戻り。すると、「久寿玉」の蔵元である平瀬酒造店の前を通過。その向かいで2個目のみたらしだんご。


 
伝統的建造物保存地区の1つである、上二之町の町並みに入ります。


 
平田記念館に入ります。入館料は300円也。和服姿のお姉さんがお出迎え。



主要展示物の1つ、パラフィン。平田家は、明和6年(1769年)に「打保屋」の屋号で初代中次郎が“びんづけ油”蝋燭の業を創め、それ以来「びんづけ打保」と呼び親しまれるようになりました。



平田記念館にはびんづけ油だけではなく、明治から昭和にかけての玩具や生活の資料なども展示されていました。これはちゃぶ台と白黒テレビで、昭和30年代の風景です。


平田記念館には40分弱滞在し、上二之町の町並みを走破しました。高山で人力車を見たのは初めてです。







その後、上三之町の町並みを再び訪問。上二之町より雰囲気がありますね。連休中ということもあり、とにかく物凄い人出です。原宿並というべきか。とある店で揚げたての朴葉味噌まんじゅうを頂きましたが、1個で200円はちょっと高いかな。


帰りしなに3つ目のみたらしだんごを頂き高山駅に戻ると、発車まであと10分弱。駅弁を購入し、12時発の1827D(キハ48 6809+キハ48 3812)で高山本線の旅を再開します。



今回選んだのは「飛騨牛しぐれ寿司」。1200円もしてお昼にしては贅沢過ぎました。それでも、飛騨牛のタタキが口の中でとろけるような食感でとても美味しかったです。



12時47分に打保駅に到着。交換可能駅で、2面2線の対面式ホームを有します。かつては貨物も扱っていたと思われ、富山方に側線が1本あります。駅裏は水力発電所。



駅舎に出ました。平成15年3月築の半円形の簡易駅舎で、4人分のベンチがあるだけの無人駅です。トイレはありません。



ダイヤの関係上、杉原駅まで駅間徒歩します。スタートからしばらくは古い家並みが続きます。


 集落を抜けると、ひたすら宮川に沿って。


山を越えて大山祇神社で一休み。ここであることを思いつきます。ふと温度計を見ると、27℃を指していました。今年のGWは天候に恵まれたといいますが、それにしても暑過ぎですね。



交差点でR360を辞して集落道に入ってすぐ、宮川の橋の上に。高山本線の鉄橋があるということで、いっそのこと「ひだ7号」をロケハンしちゃいます。待つこと20分、3両のキハ85系が通過していきました


これで安心したのか、すぐに杉原駅に向かいました。しかし、もう数分待てば、「ひだ14号」も撮れたのに。。


つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログランキング