御覧の皆様もご存知の通り、2010年の夏は、ラニーニャ現象などにより113年の観測史上最も暑い夏となりました。もう1つ特徴があって、北日本では雨量が多く、東海から西日本にかけては少雨となる傾向が見られました。先回の旅先は三重県~奈良県~大阪府でしたが、今回の旅先は秋田県です。果たしてどんな旅になったのでしょうか。
2010年8月14日(土)。弟に新津駅まで送ってもらい、6時16分発の羽越本線823D(キハ110-212+キハ110-203)で出発。さすがに長距離客の姿が多く、新発田からは大盛況に。しかし、出発時からで、笹川流れも海水浴客の姿は無し。迷った末に、終点・酒田まで乗り通しました。結果的に、この選択が大きく裏目に出てしまいました。
酒田にて3番線に停車中の539M(701系N101編成)に乗り換えましたが、矢張り「18きっぱー」が多く、Mc車にやっと座れた次第。酒田を出てもが続き、秋田県に入ると一層激しくなってきました。道川あたりで「男鹿日本海花火大会は来週に延期」とのアナウンス。雄物川の水量は可也ヤバ目。それでも、定刻11時31分に秋田駅に到着。
折角なので、昼食を兼ねて、「こまち」の待つ11,12番線へ。E3系こまちを記録し、12番線の発メロを録音してきました。
3,4番線の入線音を録音していると、秋田以北が尋常で無いことがわかってきました。奥羽北線の1644Mが22分遅れで3番線に到着。更に「いなほ1号」を見ると、男鹿線が運転見合せ。でもこの時は秋田以北の駅を巡りたい気分だったので、4番線に停車中の、12時16分発の1649M(701系N28編成)に飛び乗ってしまいます。秋田を出ると、渡る川が全て警戒水位を超えていました。
次の停車駅である土崎でとうとう抑止。御覧の通り、路盤は水浸しです。同乗の元鉄道マンによるとATS地上子が埋まっているそうで、運転再開は絶望的です。矢張りというべきか、バス代行が決定しました。
失意の中で駅舎撮影。大正15年10月築の、洒落た木造駅舎です。みどりの窓口があり、駅そば店も併設されています。駅スタンプがあり、表題は「土崎港曳山まつりと史跡のまち」です。
結局のところ、二川発の代行バスで秋田駅にUターンしに行ったようなものでした。
14時10分に秋田駅東口に到着。
結局3時間のロスタイムとなってしまいました。で、気を取り直して、14時33分発の奥羽本線2446M(701系N37編成)で駅巡りを開始。それなら、はじめから南線にすればよかった。
15時42分に後三年駅に到着。2面3線の横に保線用側線を1本有する構内です。
まずは駅裏の様子を。田んぼの向こうに山々が配されていて、後三年の役が起こりそうな雰囲気がしなくもないです。尚、史跡公園である平安の風わたる公園へは車で10分。
中に入ります。委託ながらも駅員が配置されているそうですが、この日は無人でした。駅スタンプがあり、表題は「後三年の合戦跡」です。
それでは駅舎撮影。昭和14年11月築の木造駅舎が健在です。トイレは右側。
少ない時間ですが、周辺を巡ってきます。
つづく
参考サイト 秋田各駅停車の旅