今日は板長が休みで小さな建前料理と忘年会が一つ。除雪隊の朝食を作りラーメンスープを仕込んだら市場に行く時間になった。
水曜日で中日なのにいつもより鮮魚の荷が多くセリに参加する人達も少ない。
いつもの人達で年齢も若くないのでたらをかって煮魚にしようといったら佐渡の寒ぶりも一本来ていた。
しゃれにもならないが地震以来買うことが無かったので久しぶりにブリを買ってお客さんを喜ばしてやろうと考えた。
本心は自分で食べたかったのもあり、安かったら買ってやろうと思って買う準備をしておいてセリに望んだ。キロ千円だった値段が僕がほしいのが分かるや否や三百円値上がりしてしまった。
八キロ台のブリはやはり脂のノリがいまいち。
でも天然物はやはり旨い。
寿司ご飯を造り皆でニコづつぶりの握りにした。
お昼にピザのところにいて何気なく外を見ていたら前の崖で道を切ったところに黒い大きな獣が降りてきたのが見えた。
そんな崖を降りるのはカモシカぐらいだろうと思ってみたがあまりにも黒いので熊みたいにも見え緊張した。皆で見ていたが線路の影に入って見えなくなってしまった。
夜の宴会の人達は始めるのが早かったのでお開きも早く、内心ほくほくしていたら送りの最後は入広瀬だった。
夕方ほしが出始めていたので又山奥の星空が見れるかと思ったら遠いのは苦にならなかった。
今の時期にこんなに星を見れる日があるのは冬型にならないで高気圧に覆われて晴れの日が多いからだ。
除雪隊の仕事が無く売り上げがない分一般客が来るし除雪をしなくていいので本当に助かる。
やはり入広瀬の星は綺麗だった。
山の端や杉の梢が黒く縁取り、巨人が大きな黒い紙を引きちぎったような空間が開け、その間に太古から変わらぬ星の輝きが見え、別の世界を覗き見してるようだった。
闇の黒さと星の輝きで少しせつなくなって一ヶ月ぶりぐらいで町の飲み屋に足を向けてしまった。
水曜日で中日なのにいつもより鮮魚の荷が多くセリに参加する人達も少ない。
いつもの人達で年齢も若くないのでたらをかって煮魚にしようといったら佐渡の寒ぶりも一本来ていた。
しゃれにもならないが地震以来買うことが無かったので久しぶりにブリを買ってお客さんを喜ばしてやろうと考えた。
本心は自分で食べたかったのもあり、安かったら買ってやろうと思って買う準備をしておいてセリに望んだ。キロ千円だった値段が僕がほしいのが分かるや否や三百円値上がりしてしまった。
八キロ台のブリはやはり脂のノリがいまいち。
でも天然物はやはり旨い。
寿司ご飯を造り皆でニコづつぶりの握りにした。
お昼にピザのところにいて何気なく外を見ていたら前の崖で道を切ったところに黒い大きな獣が降りてきたのが見えた。
そんな崖を降りるのはカモシカぐらいだろうと思ってみたがあまりにも黒いので熊みたいにも見え緊張した。皆で見ていたが線路の影に入って見えなくなってしまった。
夜の宴会の人達は始めるのが早かったのでお開きも早く、内心ほくほくしていたら送りの最後は入広瀬だった。
夕方ほしが出始めていたので又山奥の星空が見れるかと思ったら遠いのは苦にならなかった。
今の時期にこんなに星を見れる日があるのは冬型にならないで高気圧に覆われて晴れの日が多いからだ。
除雪隊の仕事が無く売り上げがない分一般客が来るし除雪をしなくていいので本当に助かる。
やはり入広瀬の星は綺麗だった。
山の端や杉の梢が黒く縁取り、巨人が大きな黒い紙を引きちぎったような空間が開け、その間に太古から変わらぬ星の輝きが見え、別の世界を覗き見してるようだった。
闇の黒さと星の輝きで少しせつなくなって一ヶ月ぶりぐらいで町の飲み屋に足を向けてしまった。