日々の出来事 9月10日 夢の中へ
今日、9月10日は、井上陽水が大麻取締法違反で逮捕された日です。(1977年9月10日)
状況設定“夢の中へ”
ナレーション
「 容疑否認の I は、“懸命に大麻を探す警察官”に話し掛けます。」
イントロ入ります。
チュ~チュル チュルゥッルゥ~♪ ヽ(´∀`)ノ
チュ~チュル チュルゥッルゥ~♪ ヽ(´∀`)ノ
ヽ( ・∀・)ノ 探し物は何ですか~?
見つけ難い物ですか~?
カバンの中も 机の中も
探したけれど 見つからないのにィ♪ ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゙ まだまだ探す気ですか~?
それより僕と 踊りませんかァ~♪
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと 思いませんかァ~♪
♪(´∀`)ノ゙ Woo woo woo~♪ Woo woo woo~♪
Woo woo woo~♪ さあ~~♪ ヽ(´∀`)ノ
ヽ( ・∀・)ノ 休むことも許されず~♪
笑うことは止められて~
這いつくばって 這いつくばって
いったい何を 探しているのかァ♪ ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゙ 探すのを止めたとき~
見つかることも よくある話でェ♪
踊りましょう 夢の中へ
行ってみたいと 思いませんかァ~♪
♪(´∀`)ノ゙ Woo woo woo~♪ Woo woo woo~♪
Woo woo woo~♪ さあ~~♪ ヽ(´∀`)ノ
“夢の中に”の発表は、この事件の4年ほど前の1973年3月でした。
ドラッグソングは、ヨーロッパやアメリカの音楽シーンでは大昔から数多く見られます。
河合君の“夢の中へ”( 1985年9月10日)
さて、話は変わって、河合君の“夢の中へ”は、どう言うものだったでしょう。
神戸で生まれた河合君(31歳)は、毎日、セッセと神戸大阪で70件のドロボー家業に励んでいました。
そして、盗んだ金でサマージャンボ宝くじ100枚を買い、一等前後賞併せて5000万円が大当たりしました。
「 やった~~~~!!
大当たりだァ~~~!!
夢のようだ!
ムフフフフフフフ!
・・・・・ん!
いや、喜んでいる場合ではない。
こんなにラッキーだったら・・・・!」
近くには、兵庫県営の園田競馬場、姫路競馬場があります。
この5000万円を10倍に増やそうとして、1レースに50~100万円を賭け、結局、2週間で全額無くなってしまいました。
そして、河合君は、1985年9月10日、夢の中にいるまま、窃盗の罪で逮捕されました。
夢の中へ
☆今日の壺々話
FBI
FBI本部の電話が鳴りました。
「 もしもしFBI?」
「 そうですが、なにか?」
「 隣の奴が薪の中にマリファナを隠してるぞ。」
「 情報をありがとう、で、住所は?」
次の日、その家に捜査官がやってきて、薪の中のマリファナを捜索しました。
でも何も出てきませんでした。
「 どうやら、ガセネタだったようだな。」
FBIは帰って行きました。
次の日、その家の電話が鳴りました。
「 よう、俺だ。
昨日FBIが来ただろう?」
「 ああ、来たね。
俺は何もしちゃいねえのにさ。」
「 薪を全部割っていったか?」
「 ああ割っていったよ。
それはそれで助かったけどな。」
「 よし上出来だ。
今度は君がFBIに電話してくれ。
女房に菜園を耕してほしいと言われてるんだ。」
夢の中へ
中間テストで、連日徹夜が続いていた。
中間テストの最終日、もうその日は体力&精神が限界で、学校に行ってテストを受けてもシャーペンが握れないほど、眠くて眠くてしょうがない状態だった。
このままでは、今受けてる数学のテストを解いても、まずい結果になりそうだ。
そうだ、少し仮眠を取ろうと思い、机にうつぶせて仮眠した。
仮眠中、潜水艦の中で学生服を持参のバッグに大急ぎで詰めてると、突如現れたブラックホールに吸い込まれる夢を見た。
この吸い込まれるとき、もう本当物凄い恐怖に襲われた。
夢の中で叫ぶ叫ぶ。
「 たすけてーーーーーーー、たすけてーーーーー!
死んじゃうーーーーー、死んじゃうーーーーーーーーー!!」
「 からだが…、バラバラになりますよ!!」(悪魔の声)
恐怖が限界に達したとき、何故か肛門が一気にゆるんだ。
“バン!”という破裂音のようなおならが教室中に響き渡り、このとき腰が少し浮いた。
その衝撃にビックリして凄い速さで立ち上がり、周囲を見渡して、
「 うわろ、誰だ!!」
ヨダレを食いながら聞いた。
みんな必死に笑いを堪えてた。
俺はすっと冷静に席に座り机を見ると、まだ何も手を付けていないテスト用紙が目に入った。
意識が戻り、慌ててテストを解き始めた。
そしたらチャイムが鳴った。
「 はい、回収します。」
初の0点。
泣きそうだった。
夢の中へ
自分、子供の頃はすごく病弱だった。
しょっちゅう寝込んで、幼稚園の頃、風邪をひどくこじらせた。
寝ながら夢を見たんだけど、どこかの河原(石がゴロゴロ転がっている)でぽつんと1人で立ってる。
何かヒマだな、寒いな…なんて思ってたら、どこからともなくガチャガチャ音が。
見回すと、甲冑つけた人が三人、こちらに歩いて来ていた。
三人は自分の前にドカッとあぐらをかくと言った。
「 ○○(自分の名前)、何をしておる?」
何と言っても幼稚園児の事、文脈がわからなくて「何をしている」→「幼稚園で何をしている」と脳内変換。
その時、運動会で披露する予定だった踊りを披露した。
元気いっぱい。
最初は露骨に戸惑った感じだった甲冑三人も、1曲踊り終わる頃には和んだらしく、“他にも何か見せてもらえないか?”なんてリクエストしてきた。
自分もテンション高く、ありったけのレパートリーを踊った…、夢の中だというのに妙にリアルで石に足をとられて転んだりしつつ。
レパートリーが尽きかけた頃、それまでヤンヤ、ヤンヤと手拍子していた三人がむっつりしていることに気付いた。
それに、三人で何事か話している。
時々、気まずそうにこちらを見ながら。
何となく妙な雰囲気だなぁ、と踊りやめてぼーっと三人を見ていると、どうやら話がまとまったらしく、
「 ○○、数は幾つまで数えられる?」
と聞いてきたので、元気いっぱい、
「 ひゃく!!」
と答えておいた。
三人はうなずくと、
「 では○○、またいづれ。」
と、順番に自分の頭を撫でて去っていった。
当時は、“不思議な夢を見たなぁ”くらいにしか思ってなかったけど、成長するにつれ何となく状況が理解できた気がする。
河原→賽の河原、甲冑三人→恐らく御先祖(土着一族なんで、戦に参加したのもいた)
不思議とはっきり覚えていた甲冑の家紋は、もう断絶した本家のものだったと大人になってから知った。
きっと、あの晩自分は死ぬ筈だった。
三人もそのつもりで迎えに来たけど、いたいけな園児のワンマンショーに世代を超えた「祖父バカ」が発動…、見逃してくれたのではないかと思っている。
夢の土台
基本的に、夢って現実(記憶)が少しおかしな設定になって出てくるもんだけど、そいつが生きてきた中で、最も精力的で良くも悪くも充実していた頃の長期記憶が、夢の土台として使われるらしい。
だから、ニートが見る「他愛無い夢」は、自分がまだ学生っていう設定で、夢の舞台も以前通ってた学校が多い。
夢の中身は元彼女や親友との何気ない会話が多くて、学生時代に彼女も親友もいなかったヤツの場合は、「課題忘れた」とか「学校あるのを忘れてた」とか、クソどうでもいい内容の夢になる。
潜在/顕在意識が、学生時代の長期記憶を騙し騙しリサイクルしながら頑張ってるんだとさ。
夢での自分が10歳くらい若くて、卒業したはずの学校や住んでない筈の実家が舞台で、しかも夢である事に目が覚めるまで一切気付かない(歳食うと夢の中で気付く場合がある)、ってパターンが多いのは、人生が行き詰ってる証拠なんだとさ。
怖い夢
10年以上昔の、進研ゼミの読者投稿欄にあった話。
怖い夢を自在に見る方法というタイトルが目に止まった。
「 その方法とは、怖い夢を見たいと念じながら枕を踏んで寝るだけ。踏む回数によって怖い話のレベルが決まります。
1、2回なら遊園地のお化け屋敷くらいですが、7回を超えたあたりから本当に怖くなります。
最大レベルは10です。」
という内容だった。
ちょうど寝る前だったし、簡単に実行できるとあって俺は枕を踏み始めた。
いきなり最大レベルを見てしまうのもつまらないと思い、9回で止めて寝ることにした。
その夜、俺は夢を見た。
とっくの昔に亡くなったはずの親戚の爺ちゃんを介護する夢だった。
爺ちゃんはなぜか俺の部屋のベッドに寝たきりで、鼻や腕に管がたくさん繋がれていた。
俺は爺ちゃんと二人きりになるのが嫌だった。
家族の皆が一緒にいるときはにこにこしていていたのに、俺と二人きりになると顔色が真っ青になり、俺を睨みながら低い声で何かを唸り続けるのだ。
それが怖くて怖くて、ある日介護する振りをしながら管を一本抜き取った。
とたんに容態は急変し、家族が慌てて部屋に入ってくる。
爺ちゃんの顔はあの真っ青な顔で、喉をかきむしりながら低い声で唸りだす。
大変なことをしてしまった、爺ちゃんが死んでしまう。
それに俺がやったことがばれたらマズイ。
一体何が起こったのかわからない風を装って、爺ちゃんのそば駆け寄った。
その時、爺ちゃんが何を唸っていたのかがはっきりと聞こえた。
「お前が死ね…お前が死ねええ……」と言っているのだ。
ここで目が覚めた。
これがレベル9の夢か・・・。
なんて夢なんだ。
そもそも、爺ちゃんは俺が生まれる直前辺りで亡くなっているし、俺の部屋で介護するという状況だっておかしい。
爺ちゃんは、きっとあんな事言ったりもしない。
夢の怖さを忘れるため、内容をひとつひとつ確認した。
それにしても、あの顔…。
もう忘れよう、あれは夢で現実じゃない。
だが、何か嫌な感じがする。
まだ夢が覚めていないような感じが……。
ふと顔をあげると、天井に届くくらいの大きさの真っ青な顔が、
「 お前が死ねえええ!お前が死ねえええええ!」
今度は唸るなんてものじゃなかった。
叫びだ!
あの顔が夢の中から追いかけてきたのだ!
あまりの恐怖に俺は気を失ってしまった。
次に目が覚めたときには顔は無かった。
一度怖い夢を見て、ああ夢かと思わせておいて本命が来る、ということだったのだろうか。
その後、数日間は枕に足が触れるのも怖かった。
レベル9で、あの怖さだったらレベル10はどれだけ怖いんだ。
それ以来もうこの方法はしていない。
俺はもうあんな夢は見たくないからだ。
ただ、ちょっと気になることがある。
その次の月の進研ゼミの読者投稿欄を見ると、あの怖い夢をみる方法を試したというヤツがいた。
「先月の怖い夢をみる方法を試してみました。
私は怖いのが苦手なので8回枕を踏んで寝ました。
夢の内容は憶えていないのですが、目が覚めたら部屋に真っ青で大きな顔が出てきたんです。」
ゾッとした。
他人同士が、同じ夢をみるとはどういうこと?
最大のレベル10がどうなるのか、誰か試してみてくださいよ。
カオスな夢
はんぺんを飼った。
うちのはんぺんは飼い主に似たのかちょっと肥満気味で、同じ種類のはんぺんと比べると明らかに一回りでかくて色白、動くたびにべちんべちん音がする。
これじゃいかんと思って、友だちと一緒にはんぺんを散歩に連れていったけど、自宅から出て二分足らずではんぺんがグズリだして、道路の真ん中でびちびちと震え駄々をこね始めた。
仕方ないから、私と友達ではんぺんを抱えて(はんぺんは重い。多分20キロくらい?)、だれの散歩だかわかんないねー!って笑いながら家に帰った。
シャンプーがないから、洗濯用洗剤で髪を洗ったら髪の毛がプラチナブロンドになった。
日本人顔のまま、頭髪はもとより眉毛や睫毛も白っぽくなっており、妖怪のようだった。
これはいかんと半泣きになりながら、何故か醤油で染髪、何故か紫色にそまる。
自分ではどうにもならんと思い、美容院に行ったら美容師のにーちゃんが「そうとう傷んでるからこうなっちゃうんですよ。バッサリ切っちゃいましょう」と猿カットに。
紫色をしたモンチッチのようになった私は、そのまま泣き崩れて川原で小石を積み始めたところで目が覚めた。
夢の中では私は医者だった。
それも肛門科医。
そんで「肛門科医だけど質問アナル?」ってスレ立ててた。
お見舞い
先日の話だけど、骨折で入院した友達を病院に見舞いに行ってきた。
場所が場所だけに、入院してる友達を恐がらせてやろうと、みんなで怪談話になった。
どこかで聞いた事があるような怪談話をみんなでしていたら、隣で寝ていると思っていたお爺さんが急に起きて、
「 なあ?あんたら。
俺は今、夢を見ていたんだ。」
と俺らに言ってきた。
寝ている所で声が大きくて起こして怒らせちゃったかな、と思っていたらお爺さんは、
「 俺はな、今夢の中でずっと好きだった女の子と結婚して、2人の子供が出来て、仕事も細々だけど順調にいって、子供が結婚して孫が出来て、家族仲良く暮らして、家族に看取られて死んでいく夢を見たんだ。」
急に何を言い出すんだ、この人は・・・・、とみんな引いてたんだけど、お爺さんは続けて、
「 でも今、あんたらの声で目が覚めてみるとどうだ?
家族や親戚なんていやしねえ。
見舞いに来るヤツもいねえ。
俺は一人だ。
おまけに事故で両足は無い。」
と言ってお爺さんが剥いだ布団の中には足が無かった。
お爺さんは静かに、
「 なあ?お兄さんら。
今、急に目が覚めて気がついたら、病院のベットだったらどうする?
今の暮らしの全てが全部夢の中の出来事で、本当は人知れず病院のベットの中で寝ているとしたらどうする?
恐い話だと思わないか?」
一緒にいた友達は、何の事だかわからなかったみたいだったけど、俺は恐くなった。
入院している友達に聞くと、お爺さんは暇さえあれば寝ているらしい。
時々寝言で笑う、でも起きている時はいつも無表情でいる、と言うことだった。
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