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日々の出来事 5月15日 沖縄

2018-05-15 06:19:28 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 5月15日 沖縄







 今日は、沖縄本土復帰記念日です。(1972年5月15日)
1971年に締結された沖縄返還協定により、1972年5月15日午前0時をもって、沖縄がアメリカから日本に返還され、沖縄県が誕生しました。
 「おきなわ」という地名の由来は、「沖あいの漁場」を意味する「おき(沖)な(魚)は(場)」を由来とする説(伊波普猷)と、「沖にある場所」「遠い場所」を意味する「おき(沖・遠い)なは(場所)」を由来とする説(東恩納寛惇)とがあるが、いずれも定説には至っていない。
 また、沖縄という名称自体は古く、淡海三船著『唐大和上東征伝』(779年)に、753年(天平勝宝5)に遣唐使一行が阿児奈波島(沖縄島)に漂着したと記されており、本来日本では沖縄と呼称していた。のちに中国からの呼称に従って琉球と呼ばれるようになったようである。この琉球の語源についてもまだ明らかになっていない。



   沖縄

1429年 - 尚巴志による三山統一。琉球王国が成立。
1500年 - 尚真王、八重山諸島を征服。さらに1522年には与那国島を征服し王府の支配下に置く。
1609年 - 薩摩藩による侵攻。これ以降、琉球王国は薩摩藩の付庸国となり、薩摩藩への貢納を義務付けられ、江戸上りで江戸幕府に使節を派遣した。奄美群島は王府の支配から切り離され薩摩の直轄地へ。
1872年(明治5年)- 琉球処分により琉球王国が琉球藩に再編される。
1879年(明治12年)3月 - 琉球藩が廃止され、王府の支配が終了。沖縄県が設置される。
1945年(昭和20年) - 沖縄戦。沖縄本島南部を中心に住民に多数の犠牲者が出る。日本政府の統治から切り離されアメリカの統治下へ。
1972年(昭和47年)5月15日 - 日本に復帰する(沖縄返還)。

















          沖縄

























☆今日の壺々話











国道58号線物語








沖縄を縦断している国道58号線を北に走りま~す。
那覇市を出発しましたァ、快晴で~す。
街を抜けて、どんどん北に走りま~す。
パイナップル畑が続いていま~す。
ハブが挨拶してま~す。
海が見えて来ましたァ~。
海に入りま~す。
熱帯魚が泳いでいま~す。
うひょ~、ジンベイザメですねぇ~。
は~い、奄美大島で~す。
マングローブにカニがいま~す。
海に入りま~す。
イトマキエイ、泳いでいま~す。
は~い、種子島で~す。
宇宙ロケット飛んでま~す。
また、海に入りま~す。
海亀、三匹いま~す。
開聞岳が見えて来ましたァ~。
鹿児島市で~す。
到着で~す。
おいどんで~す。



 国道58号線は、海の上にも道がある物と仮定して、鹿児島市を起点とし、種子島・奄美大島を経由する形で那覇市を終点としています。
ついでに、日本で最も南にある道路標識は、沖縄県波照間島(はてるまじま)にある“とまれ”の標識です。












        波照間島の止まれ
 











那覇空港








那覇空港から各都市への距離(直行便)です。


<国内>
札幌 2418キロ
東京 1721キロ
名古屋 1470キロ
大阪(伊丹) 1304キロ
福岡 1008キロ
松山 978キロ
鹿児島 758キロ
石垣島 414キロ
宮古島 352キロ

<国外>
台北 655キロ
上海 792キロ
香港 845キロ
ソウル 1258キロ
マニラ 1300キロ
シンガポール 3745キロ

○つまりこういうことです。
「鹿児島よりも、台北が近い」
「福岡よりも、上海や香港が近い」
「大阪よりも、ソウルが近い」

○このポジションをどう生かすか。ビジネスや観光はもちろん、安全保障面においても、沖縄はまことに重要な拠点なのであります。























沖縄のハブ君







「 うわっ、道にヘビがいるぞ。」
「 どうしよう、毒ヘビかな?」
「 う~~ん・・・。」
「 ちょっと聞いてみようか?」
「 ヘビが答えるはずがないじゃないか。」
「 “ものは試し”って言うじゃない。」
「 じゃ、聞いて見ろよ。」
「 おい!
おまえ、毒、持ってるか?」
「 Yes, I have.」





















看護士の話





 以前、私の勤めてる病院に、

「 ハブに噛まれた!」

という電話がかかってきたので、きつく縛って一刻も早く病院に来るよう告げたところ、ハブを縛って来院してきたおじさんがいらっしゃいました。























    猿の生き肝(波照間島の昔話)





 昔、竜宮城の竜神の奥方が病になり、日を追うごとに悪くなりました。
竜神は海中の魚を呼び集め、妻の病に効く薬を知らないか尋ねました。
メ—バイという物知りの魚が進み出ました。

「 奥方様の病には、猿の生き肝が何よりで御座います。」

使いとして亀と鮫が選ばれました。
 猿が島では、のんびりと猿が柿の木に登り、実を食べていました。
亀が話しかけました。

「 お猿さん、その柿の実は美味しいけれど、私どもがお仕えしている竜宮には、その千倍も美味しい木の実がありますよ。」

鮫も話しかけました。

「 ああ、そうだよ。
それはそれは美味しくて、ほっぺたが落ちるような木の実だよ。」

猿はそんなにも美味しい木の実の話を聞かされて、食べたくて仕方がなくなったのです。

「 そんなに美味しいのなら、是非食べてみたいものだ。
どうだろう、自分を竜宮に連れてってくれないか?」

亀と鮫は猿を背中に乗せ、“しめしめ、うまくいった”と力の限り竜宮に急ぎました。
 竜宮城の門をくぐったところで、門番のタコが“やれやれ気の毒に、生き肝を取られるとも知らないで”と呟きました。
猿は慌てて、亀と鮫に言いました。

「 おやおや、自分の生き肝がいるのだったら、なぜもっと早く言ってくれないのです。今日は天気が良かったので、生き肝は柿の木の枝につるして干してあるのです。」

生き肝を持っていないのではしょうがない、と亀と鮫は猿を元の島に送り届けました。
そして亀と鮫は猿に代わる代わる呼びかけました。

「 お猿さん、早く、早く、竜王さまがお待ちかねですよ。
早く生き肝を採ってきてください。」

猿はスルスルと柿の木のてっぺんまで登ると言いました。

「 生き肝はやれないよ、これでも喰らえ!」

猿は大きな石を亀と鮫に向かって投げつけました。
 石は亀の甲羅にぶつかり、沢山のひびが入りました。
亀の甲羅がひびだらけなのはそれ以来です。
鮫の頭もその時ぶつけられた石のために平べったくなりました。
 門番のタコは余計な口を利いた罪で、竜宮の魚たちから寄ってたかって臼に入れられ、体中の骨がクニャクニャになるまで挽かれました。
アバサーがハリセンボンと呼ばれるほど体中骨だらけなのは、その時タコから取り上げた骨を身につけているからだと言う話です。























    沖縄あれこれ話












ユタの修行場






 ユタの修行は本土の人にはあまり縁のない場所だろう。
だが、最近では沖縄のユタが広く広まっていて、わざわざ沖縄まで足を運んでくる人も少なくはない。
 是非心して聞いてほしい。
決して肝試しやら、ユタを見たいなどの興味本位で行かないでほしい。
ユタの修行場は本当に霊や怨、念が多い。
 ユタの修行場は宜野湾市大山の裏手側にある。
その名は大山貝塚。
聞いた事あるだろうか?
 そこは民家の近く、坂道を登っていき、途中から車ではいけないようになっている。
そこからは車を降りて歩く。
 側には軍の有刺鉄線があり、そのまま進んでいくと、木が門のようになっており、階段が下に下りていく。
降りていくとそこは、ちょっと広くなっていて木に囲まれていて、拝所や石塔がポツリとある。
そんな中で、無数の洞窟のような穴のようなものがいくつもみられるのだ。

『ここから先、命の保障はしません』

そこにはこんな表示の看板がひっそりと立っている。
そこがユタの修業場である。
 ところが、そこは今は肝試しなどに来る人が多く、決してユタが修行できる状態じゃなくなっている。
そのため、最近では、肝試しに来た人がユタに「来るな!」と追いかけられたと言う話も聞く。
 まだ追いかけられただけならいいが、本当に怒らせてしまっては、もう誰にもとめられない。
彼らがすごい能力者だと言うことを肝に命じてほしい。
 そのためユタこそみられないが、最近でも体験談も多々耳に入ってくる。
帰りの坂道でブレーキが聞かなくなっただの、気絶したなど、原因不明に高熱がでたり、これらもユタが人々を近づけないためにしているのだろうか。
 沖縄で一番霊力が強い所だと聞かされている場所。
奥までいくと二度と戻ってこれないという話。






















国頭村奥58号線






 スピードに注意しろ!
別に交通安全週間だからなどではない。
これを読んだ者はもう70キロを超えるスピードが出せなくなるだろう。
 沖縄の北部に位置する国頭村。
沖縄県で一番大きい村だ。
かといって住民は少ない、夜になると真っ暗だ。
だから、こう言う話は尽きない村なんだが、その国頭村から深夜奥集落を抜けて58号線をまっすぐ行く。
そうして辺戸岬(沖縄の最北端だ)に向かって車を走らせると何か聞こえてくる。
 今までその音に気付かなかったと言う人は幸いだ。
そこを通るとなぜか後部座席側のドアが誰もいないのにノックされるのだ。
気づいてしまったときにはもう遅い。
 その後は、言うまでもない。
必ずその車は事故に合うことだろう。
事故の時は普通ブレーキ痕があるが、ここで夜中の事故で死者が出たときは、一度もブレーキ痕はない。
 これがどう言う意味なのだろうか。
ノック音を聞いてしまった人が、後ろを見た時に何があったのか?
何かを見せられたのだろうか。
 今、この場所で70kmを出す住民はいない。
なぜならこの速度以上は狙われやすいからだ。
 住民に聞いても誰もそのことは口にださない。
それを見せられるからだ。






















森川公園









 沖縄は本当に霊やら伝説やら噂が多い。
ただの公園にすらそんな話がつきまとう。
 だが、この公園で起こった事は嘘なんかじゃない
実際に現実に起ったというのだ。
 森川公園という所を知っているだろうか?
沖縄の人なら結構知ってる人が多いと思う。
この公園は入り口や広場など結構広く、そんないわくつきの公園には見えない。
 そんな公園だが奥にはユタの修行場がある。
どうして公園に?、と本土の方は思うのも無理は無いだろう。
沖縄では公園に、お墓があったり、そのお墓の蓋が子供たちのいたずらによって開けられたりなど、そんな珍しい事も無い。
 とにかくそこには行くことはやめたほうがいいと言う話をよく耳にする。
一度奥まで入ると二度と戻ってこれないと言う。
 聞いた話によると、小さな洞穴のような所から入っていって、途中には、そこの仕組みを知らない人が入ったら落ちるような所もあるようだ。
ほとんどの人はそこで落ちてしまうらしい。


 さて、前置きはこのぐらいにする。
昔ある若いカップルが、その森川公園でドライブがてら疲れたからと車を止めてエンジンをつけたまま話し込んでいた。
数分すると、彼氏が用を足しに行くとトイレに行った。
しかし、行ったきり戻ってこない。
 彼氏が戻ってこない事にそんな不信に思わなかった彼女は、車で音楽を聞きながらベルの履歴をいじって彼氏を待っていると、車にウーハーもつけていないのに、“ドン、ボン”などと跳ねるような音が体に響いてきた。
 最初は気にしてなかったものの、どんどん音や振動は大きく体に響いてきた。
ようやく不思議に思いベルから目を離した彼女が前を見ると、警備員が恐ろしい顔をしてこちらの車を指差して必死に何か訴えようとしている。
 車の音楽のため警備員が何を言っているのか、まったく分からない。
そして彼女が車から降りて見ると、あの体に響くような音の正体がいた。
車の上部まさに彼女の上で男が片手にはカマを持ち、片手には、彼氏の首を持ち笑いながら跳ねていたという話。
犯人は未だ捕まっていない。
























琉球列島のとある島にて









 1週間くらい前の話。
私の趣味はネイチャーフォトで、よく山や海に写真を撮りに行く。
その日もこの時期産卵のカエルを撮影しに山に入った。
 大抵20時から歩き出して0時とかには帰ってくるんだが、飯食って寝落ちして目が覚めたらすでに23時を回っていた。
雨も少し降ってるしやめようかとも思ったがあまりに暇なので準備して歩き出した。

 ちなみに実はすごくビビりなので片耳にイヤホンつけて音楽聞いてテンションを上げて歩いている。
目的地に着いたのが0時10分ごろ。
いつものように被写体を探して歩いたけどなかなかいいものが目に付かなかったのであまり行かない道の脇に入り奥に進んだ。
 少し歩きながら地面とにらめっこしてたら、やっと一匹カエルを見つけた。
ゆっくりしゃがんで撮影を開始。

 何枚か撮った時に「おい」と声をかけられた気がして周りを見た。
でも誰もいない。
聞いてる音楽かとも思ったが、それにしてははっきり聞こえた。
少し戻して聞いてみても、そんな音は入ってなかった。
この時点で私の小さい肝っ玉は悲鳴を上げだしていた。

 しかし、いい感じでカエルが構えているので粘ってもう数枚撮った。
その時、首筋にぬれタオル当てられた感触がしてハッとなった。
その瞬間、私は速攻撮影をやめて後ろを見ずに明かりがあるとこまで走った。
今までも少し不思議な体験したことはあったけど、ここまで露骨なのは初めてだった。

 後日、昼間にその場所に行ったら、夜は気づかなかったけど割れた骨壺(私が割ったわけじゃないよ)と骨が少し散らばって落ちていた。
これは申し訳ないことをしたと思い、頭を下げて帰ってきた。

 琉球列島のとある島の体験談でした。
失礼しました。



















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