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日々の恐怖 10月3日 一軒家(6)

2022-10-03 12:25:53 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 10月3日 一軒家(6)






 梅雨に入ると、BとCが悪夢を見るようになった。
大男が出てきて、

「 出て行け!」

と叫びながら追いかけてくる夢とか、老人5人ほどに囲まれ、

「 なんで、おまえらがいるんだ。」

と説教される夢とか。
Cちゃんは、守り刀の代わりにバイク整備用のロングドライバーを枕元に置いて寝るようなり、Bちゃんは、

「 怖い怖い・・・・。」

と私の部屋で一緒に寝るようになり、

” これはやっぱり問題なんじゃないか・・・・。”

ということで、各々の家族に相談することになった。
 Bの家族が懇意にしてるという地元の神様さん(霊能者?)に遠隔で視てもらうと、

「 その土地は、江戸時代、処刑場で云々・・・・。」
(そんなことはない。二百年以上前から○○家の田畑。)

Cの家族は、

「 弱気だからつけこまれるんだ!」

と、なぜか、リポビタンDをケースで送ってきた。
 で、私が地元で内科医院をやってる父に、

” どうせ、馬鹿にされるんだろうな・・・・。”

と電話で相談してみると、意外なことに父はバカにせず、すべてを聞き届けた上で、こう言った。

「 その件は、兄さんに相談しろ。
父さんには、よくわからない世界だから。」









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