日々の出来事 10月30日 火星人襲来
今日は、火星人が襲来した日です。(1938年10月30日)
1938年10月30日、ハロウィン特別企画として、オーソン・ウェルズが日曜日の午後八時のラジオドラマに一つの仕掛けをしました。
ラジオドラマ“火星人襲来”
イントロダクション
「 みなさん、こんばんは、オーソン・ウェルズです。
地球は、人間以上の知能を持った生命体に監視されているのです。」
次に架空の天気予報
「 天気予報です。
今後24時間、温度に変化はないでしょう。
原因不明のかすかな大気の乱れがノバスコシアで記録され、そのため低気圧がやや急速に東北の諸州に向けて南下中です。
現在、やや強い風を伴った雨の予報が出ています。
この天気予報は政府気象台の発表によるものです。
さて、これからみなさんをニューヨークのパーク・プラザ・ホテルはメリディアン・ルームへと御案内しましょう。
ラモン・ラケーロ・オーケストラによる演奏をお楽しみ下さい」。
ラテンのスタンダード・ナンバー“ラ・クンパルシータ”が1分ほど流れます。
そして、番組は突然中断します。
「 臨時ニュースを申し上げます。
ただいま当CBSネットワークに速報が入りました。
中央標準時8時20分前、イリノイ州シカゴ、マウント・ジェニングス天文台のファーレル教授は、火星で白熱光を伴う定期的なガス爆発を観測しました。
分析の結果、ガスは水素ガスであることが判明しました。
光は現在、非常な速度で地球に向かっています。
この件に関しましては続報が入り次第、みなさまに御報告致します。
それまでラモン・ラケーロの音楽をお楽しみ下さい。」
と言う雰囲気で、この光は地球にやって来た火星人の宇宙船であることをニュース形式で放送しました。
そして、地球に到着した火星人が、いろいろな都市を攻撃し始める臨時ニュースが、緊迫した雰囲気でどんどん流れるのです。
イントロを聞かずに、番組を途中から聴いた人は、架空のニュースにビックリしました。
テレビは、当時まだありません。
新聞がラジオにメディアに取って代われることを危機と感じていた情報の少ない時代です。
この放送は、アメリカをパニックに陥れました。
もちろん、これがラジオドラマであることが分かって騒ぎは治まるのですが、この騒動は後に映画化されるほど衝撃的だったのです。
オーソン・ウェルズ
☆今日の壺々話
火星人の子孫たち
太古の昔、火星人は宇宙船に乗って地球にやって来ました。
地球には青い海が広がっていました。
「 おお、海だ、海だ。
潜るぞォ~~!!」
“ ドッポ~ン!”
海の底に潜った火星人は宇宙船から出て、あまりの住み心地の良さに感激して言いました。
「 ホント居心地いいよなァ~。」
「 そうだなァ、なにも考える気がしないよなァ。」
「 まあ、このままこの星でのんびり暮らすか・・・。」
「 うん、そうしよう。」
「 じゃ、昼寝の時間だ。」
「 うん。」
「 グ~、グ~、グ~。」
「 グ~、グ~、グ~、ムニャムニャ・・・。」
時は流れて、数千万年後です。
“ ドッボ~ン。”
「 た、たっこで~す。」
「 あ、たこ八郎だ!」
「 仲間だ、仲間だ!」
そして、たこ八郎とタコ達は海の底で仲良く暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
このとき、突然、仲間外れにされた福山雅治が魂の叫びを咆哮します。
「 ボクは火星人であることと、チンコが小さいことをなんとも思ってませんから!」
深海と火星人
深海って火星と同じくらい調査がまだ進展してないんだぜ!
受験英語でそんな題材の長文があったよ。
遠まわしに言うなよ。
ようするに深海には火星人がいるってことなんだろ?
全然、ちげえよ!
具体的に言うと、深海って火星と同じくらいに調査がまだまだ進展してないんだぜ!
あ、そういうことか。読解力なくてスマソ。
深海には火星人しかいないなんてちょっとビクーリだよね。
だからちげえっつーの!
深海と火星が同じなんじゃなくて、未知の部分の大きさが深海と火星で同じなんだよ。
つーか、火星人の話を俺はしてねえだろ!
ということは火星人がいるだけでなく
深海の面積は火星の面積とほぼ等しいと
ということはじゃねえよ!
未知の部分の大きさは、面積の大きさって意味じゃなくて、未知度の大きさだよ。
100㎡のとこを1時間調査するのと、200㎡のとこを2時間調査するのでは、
面積は等しくないけど、未知度は同じみたいな、そういう感じ?
俺がいつ火星人の話をしてんだ、馬鹿!
有人火星探査
NASAが計画している有人火星探査は、行き、探査、帰りがそれぞれ数ヶ月。
面白いのは行きのある地点で、乗組員がこのまま火星行きを希望するか地球に帰還するか、 最終的な判断が迫られるポイントがあること。
その地点を過ぎてから、火星に向かわずに地球に戻るのは燃料の関係で不可能。
なぜならこのプランを実行するにあたり、有人探査の前に無人探査機を火星に送り込み、 火星に豊富にある二酸化炭素を主原料に燃料を現地で作り、それを有人探査機の帰りの分にあてるから。
片道の燃料しか積まないで火星に向かうなんて……、ちょっと嫌だな。
シャルル・グロー
1869年、シャルル・グローという発明家が、一つの画期的なプロジェクトをフランス政府に提案した。
それもずばり、「火星人とコンタクトを取る方法」。
具体的には焦点距離を火星表面に合わせた巨大凹面鏡を作成し、太陽光線を用いて火星の地表を惑星規模で溶解せしめ、火星人にメッセージを送るというものである。
なお、書き込む内容としては知的存在に共通するだろう知識で、かつ単純明解で象徴性の高いものとしてピタゴラスの定理が有力視された。
フランス政府はこれを真剣に検討したが、結果的に却下される。
その理由は技術的・財政的なものではなく、
火星人に
“ 侵 略 行 為 ”
として受け取られかねないと懸念されたためであった。
ハーバート・シャーマー警察官とシワシワ宇宙人のお話
1967年12月3日未明、ネブラスカ州アシュランドの郊外の63号線を1台のパトカーが走っていました。
運転するのは22歳のパトロール警官、ハーバート・シャーマー。
午前2:30頃、シャーマーは前方に点滅する赤い光を発見しました。
「 放棄されたトラックか?しかし何故赤く光るんだい?」
不審に思ったシャーマーが近づいていくと、それはトラックなどではありませんでした。
良く見ようと、パトカーのヘッドライトをハイビームにしたシャーマーは、思わずつぶやきました。
「 何なんだ、あれは…?」
道路から8フィート(約2.4m)の中空に、窓の並んだフットボール型の物体が浮いていたのです。
物体の表面はアルミのような光沢を持ち、赤い光は窓の中から放たれていました。
シャーマーは署に報告しようと無線で呼びかけますが通じず、ヘッドライトも消えてしまい、エンジンも動かなくなりました。
シャーマーがパトカーの窓から顔を突き出して見ていると、物体は突然サイレンの様な音と共に炎を噴き、上昇し始めました。
物体はシャーマーの頭上を通過し、急上昇してほんの数秒で視界から消えました。
シャーマーは懐中電灯を片手にパトカーを降り、物体が浮いていたあたりの地面を調べた後、警察署に帰りました。
そこで、自分の記憶に20分ほどの空白がある事に気付き、ショックを受けます。
その日の日誌にシャーマンはこう書き残しています。
「 ハイウェー6号と63号の交差点で1機の空飛ぶ円盤を見た。
信じようと信じまいと、確かに見たのだ。」
数時間後、シャーマーが円盤に遭遇した現場を訪れた警察署長は、そこで奇妙な金属片を発見しました。
後の分析によると、その金属片には鉄とシリコンが含まれている事が判りました。
自宅に戻ったシャーマーは頭痛と耳鳴りに悩まされ、眠る事ができませんでした。
また、左の首筋に、赤いみみず腫れが出来ているのに気付きました。
その後、逆行催眠を受けたシャーマーは、失った20分間の記憶を取り戻しました。
そこには、驚くべき事実が隠されていたのです。
シャーマーが催眠下で語ったところによると、物体は3本の脚が伸ばして、やがて着陸。
ハッチが開き、中から数人の搭乗者が出てきました。
1人目がパトカーの前に立ち、四角い箱を構えると、緑色のガスをパトカーに噴きつけました。
2人目の男が運転席に近づき、シャーマーの首筋に銀色の物体を押し付けました。
その時、シャーマーの身体を、チクチクするような妙な感覚が突き抜けました。
彼らの身長は約1.5mほどで、身体にフィットした銀灰色の制服を身につけ、胸には翼のついた蛇のマークがありました。
彼らの顔は灰色でしわが深く、猫のように釣りあがった目はまばたきしない代わりにカメラの絞りのように拡張・収縮しています。
口は薄く裂けただけで、全く動きません。
彼らは言葉を発しませんが、シャーマーにはそれが聞こえる。
彼らの耳についたアンテナが意志を伝えていると、シャーマーは感じました。
彼らの一人はシャーマーに円盤を撮影する意図がない事を確認した後、中へ入ることを許可しました。
そこで、彼らのリーダーらしき人物は、テレパシーを使って様々な講義をシャーマーに与えました。
彼らは遠い銀河からやってきて、地球や金星など各惑星に基地がある。
地球の基地は地下や海底にあり、今日ここに降下したのは、近くの水力発電所から伸びる高圧線から円盤に電力を供給するためだ。
シャーマーは、円盤内部を詳しく案内されました。
シャーマーに円盤内に入った事は口外するなと念を押したリーダーは、20分後、彼を解放しました。
(↓)ハーバート・シャーマー
(↓)彼の遭遇した宇宙人と円盤。笑っちゃダメですよ、笑っちゃ。
(↓)円盤
しょぼい。
(↓)円盤の中で、偉そうに講釈たれる宇宙人。 しょぼいくせに。
全身画像。しょぼい、しょぼすぎる…。
笑うなと言っても笑ってしまいますが、妙に真面目腐った表情が堪らない宇宙人です。
あちこちに基地があると自慢しながら、電線から電気を盗むセコさがいいですね~。
彼らの地球基地には電気が通ってないのかしら。
ホンット、宇宙人って服装のセンスがないですよねぇ…。
シャーマーはコイツらの事を「ヒト型爬虫類(Reptoid=レプトイド)だと主張しております。
ツバサヘビのマークは彼らが爬虫類である事を示しているのでしょうか?
しかし、笑ってばかりもいられません。
こんなヘンテコな宇宙人に遭ってしまったがために、シャーマーのその後の人生は大きく狂ってしまったのです。
一部住民はシャーマーの話しを全く信じず(無理もないが)、信じない事をアピールする為に”シャーマー人形”を車の中にぶら下げたそうです。
シャーマーが交通切符を切っても、にやにや笑って引きちぎってしまう人も多かったそうで、シャーマーも「私にどんな事が出来たと言うんだい?」とインタビューの中で嘆いています。
後に昇進したシャーマーですが、そんな環境では職務を全うすることが出来ず、警察を辞める羽目になってしまい、奥さんにも逃げられたとか。
その後シャーマーはオレゴン州の民間の警備会社に勤めたそうですが、UFO体験が上司に知られると転職するよう言い渡されてしまったそうです。
こら、しわしわ宇宙人、シャーマーさんを何とかしてやれ!!責任者、出て来い!!
円盤との遭遇、EM現象、空白の時間、逆行催眠で甦る記憶、インプラント、現場に残された金属片…と、典型的と言えば典型的すぎる、アメリカのアブダクション・ケースです。
しかしながら、UFOとの遭遇はシャーマーの睡眠障害による幻覚だとされております。
いわゆる「高速道路催眠現象」という奴です。
そして、逆行催眠なるモノの中で、宇宙人にアブダクトされたイメージが想起し、こんなストーリーが出来上がったのだと考えられています。
シャーマーの逆行催眠に携わった心理学者のレオ・スプリンクル(R. Leo Sprinkle )は、「彼の供述が『真実』か、あるいは後から為された『プログラミング』かは判らない。
しかし、本人にとっては『真実』なのだ」とコメントしております。
シャーマーの体験が幻覚だと言う一番の証拠は、宇宙人によって体内に埋め込まれたとシャーマーが主張する”プローブ”が、精密検査の結果、何処にも見つからなかった事でした。
シャーマーは、それによって、宇宙人から「モニターされている」と考えていたのです。
また、警察署長が現場で見つけた金属片は、ごくありきたりの腐食した金属屑だったそうです。
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