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日々の恐怖 3月16日 無断欠勤(2)

2020-03-16 11:26:42 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 3月16日 無断欠勤(2)




 ベットで布団にうつ伏せで、布団に

“ギュッ。”

と、くるまっている姿が見えたので、

「 何?
具合悪いの?
大丈夫・・・・?」

と声を掛けました。
すると無言で頭を縦に一回大きく振りました。

「 熱あるの?
病院連れてく・・・?」

と聞くと、今度は横に大きく頭を振りました。
 僕は買ってきた食料や栄養ドリンクをテーブルに並べながら、

「 本当に?
皆、急に休むから心配してたよ。
ご飯食べたの?
適当に買ってきたから何か食べ・・・・・。」

と言い掛けたところで突然、

「 ここにいるよ。」

と藤原君が呟きました。
 僕が藤原君の方を見ると、さっきと同じ体勢のまま、

「 ここにいるよ。」

と、またボソボソと小さな声で呟きました。
 僕はその声に不安を覚え、

「 え、なに?
どういうこと?」

とベットに近付こうとした時、

“ ガタッ!”

と後ろの襖が開きました。
 振り向くと、そこには藤原君が立っていました。

「 え・・・・・?」

藤原君の横には女の子もいて、2人で驚いた顔で突っ立ています。

「 木村君・・・・、何してんの?」
「 いや・・?
バイト休んで・・・・?」

と困っていると、隣にいた女の子が、

「 勝手に休むから心配して来てくれたんじゃないの?」

と藤原君に言ってくれたので僕は、

「 そうなんだよ!
でも・・、あれっ・・・・・?」

とベットを見ると、さっきまで布団に包まっていた藤原君の姿がありません。








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