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日々の出来事 9月18日 ジミ・ヘンドリックス

2018-09-18 07:00:00 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 9月18日 ジミ・ヘンドリックス







 今日は、ジミ・ヘンドリックスが亡くなった日です。(1970年9月18日)
ジミ・ヘンドリックスは、アメリカの黒人ロックギタリストでRolling Stone誌の選ぶ100人の最も偉大なギタリストで第1位となっています。
 最初、アメリカで有名ミュージシャンのバック演奏として活動していましたが、アニマルズのベーシストだったチャス・チャンドラーに勧められ、活動の中心をイギリスに移しました。
 1966年10月からロンドンにおいてバンド“ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス”として活動を開始します。
デビューシングルである“Hey Joe / Stone Free”は、全英4位のヒットを記録し、イギリスで名前が知られます。
 徐々にジミ・ヘンドリックスのギター演奏が知られるにつれ、その卓越したギターテクニックとエフェクターを多用した他に真似の出来ない斬新な音作りに、音楽ファンばかりでなく、プロのミュージシャンにも大きな衝撃を与えます。
そして、ジミ・ヘンドリックスのステージには、連日ビートルズやストーンズなどのメンバーが顔を見せ、出演するクラブには長蛇の列が出来ました。
 1967年夏、ジミ・ヘンドリックスは、アメリカで開催された世界初の野外ロックフェスティバルであるモントレー・ポップ・フェスティバルに出演します。
 このフェスティバルで、ジミ・ヘンドリックスは、聴衆を圧倒するギター演奏とギターに火を点け、手を翳しながら燃え上がらせる演出で、一気にアメリカのスターダムにのし上がりました。
そして、全米ツアーを行う中、1968年にはロック史上屈指の名アルバム“エレクトリック・レディランド”をリリースしました。
 ジミ・ヘンドリックスの強烈で頭のクラクラする“アメリカ国歌”やドラッグソング“Purple Haze”を聞き返せば、古き良きロックの原点を見ることが出来ます。







  ジミ・ヘンドリックス















☆今日の壺々話








スリー“J”





ニューヨークのクラブ“ザ・シーン”( 1968年3月13日)にて。

「 ちょっと、薬で頭クラッだけど、演奏すっかな!
 ほんじゃ、ギターソロ、行きま~す!!」

“ ジャ~~~~~~ン、ビヨ~ン、ビヨ~~ン♪
 ビャァァァ~ン、ビャ~ン、ヨ~~ン、ヨ~~~ン♪”

「 ポコチ~ン、ポコチ~ン。
 ポコチ~ンのジミ・ヘンドリックスゥ~~!!」
「 あのねェ~、ジム・モリソン!」
「 何だよ、ジャニス・ジョプリン。
 うるせ~なァ~。」
「 卑猥なヤジはやめてよォ~!」
「 うるせ~なァ~。
 ポコチ~ン、ポコチ~ン。
 ポコチ~~~~~~~ン!」
「 ヤカマシイわ。
 この酔っ払い!
 ボコッ!」
「 イデデデデデ!
 ボトルで殴りやがって!
 よ~し、仕返しだ!
 ボコボコボコ!」
「 痛いわねェ!
 何で、殴るのよ~!」
「 うるせ~、このォ~!」
「 なによォ~~!!」
「 ギャォ~、二人とも演奏の邪魔をするなァ~!」
「 なにィ~、ヘンドリックス、うるせェ~!!」
「 ボコボコボコ!」
「 ボコボコボコ!」
「 ボコボコボコ!」

 三人の大乱闘は、延々続きました。
でも、ジム・モリソン心臓発作(27歳)、ジャニス・ジョプリンヘロイン中毒(27歳)、ジミ・ヘンドリックス睡眠薬多量摂取(27歳)で、仲良く同じ歳で亡くなりました。


















分類





・ロック
お前が好きだ 愛してるぜベイビー!

・ハードロック
お前と夜のハイウェイぶっ飛ばすぜ 朝まで愛し合おうぜベイブベイブ!

・メタル
お前が俺の心に創った闇が俺をおしつぶす お前は俺を狂わすデーモン!

・スラッシュメタル
そもそもお前など存在しなければよかったのだ 心の中でお前を犯すそして俺は殺されるキャイーン!

・デスメタル
お前を頭から食っちゃうぜ お前のすべてを食っちゃうぜぼえええぇぇ!

・ブラックメタル
教会を燃やす もはや神は存在しない 俺がイエスの喉を切り裂いてやった 愛するお前(悪魔)のために!

・メロスピ
故郷のため、家族のため、そして愛するお前のため、命を懸けて残虐なる王と戦おう ピロピロピロピロ!
















YAZAWA




 こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それは父と子だ。
父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父「 息子よ、なぜ顔を隠すのだ。」
子「 お父さんにはYAZAWAが見えないの。
  マイクを持って、素肌にジャケットを着ている・・・。」
父「 あれはたなびく霧だ・・・。」
YA「 夜中に馬で疾走?
  いいじゃない、いい感じじゃない。」
子「 お父さん、お父さん!聞こえないの。
  YAZAWAが、ぼくに何か言うよ。」
父「 落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」
YA「 何てゆうの?こう、若い人達の情熱?
  魂の叫びって感じ?疾走するソウルってゆうの?
  そういうのYAZAWA、嫌いじゃないんだよね。」
子「 お父さん、お父さん!
  見えないの、あの暗いところにステージが!」
父「 見えるよ。
  だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ。」
YA「 まぁ、君達にも走り続けるYAZAWAを応援してほしいわけよ。
  それじゃ、YAZAWAでした、ヨロシク!」
子「 おとうさん、おとうさん!YAZAWAがぼくをつかまえる!
  YAZAWAが、ぼくをロックしようとする!」

 父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。
あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・。
腕に抱えられた子はすでにサクセスしていた。

















中2病



 知り合いの後輩がおそらく中2病。(当時19歳)
尾崎豊信者でミュージシャン志望・無職・オーディションにデモテープ送りまくり。
 音大出身で、声楽やってる友達がいるって言ったら、どうしても会わせて欲しいと懇願された。
プロの耳でオレの歌を批評して欲しいと。
なぜオレがデビューできないのか理由を知りたいと。
 あんまりしつこいから、音大出身の友達と会う機会をセッティングしてやった。
そしたら音大出の友達に向かって、自分を語る語る。

「 世界中でオレほど音楽に詳しい人間はいない。」

( 友達苦笑い。)

「 オレほどCD持ってるやつはいない、100枚持ってる。」

( 100枚くらいだったら、うちのかーちゃんだって持ってる。
美空ひばり全集とか。)

「 オレが詳しいのはロックだけじゃない。
クラシックも、多分びっくりするくらい詳しいと思う。
モーツァルトは天才だ。」

( 友達ニヤニヤ。
あえて、“モーツァルトのどういうところが天才だと感じる?”と言う、いじわるな質問はしないであげていた。)

「 オレはボーカリストだから、マイクにもこだわりがある。
だから、マイマイクは肌身離さない。」

( と、リュックの中からマイマイクを取り出す。
友達、噴き出すのこらえてた。)

「 マイクスタンドにもこだわりがある。
だから持ち歩いている。
オレのアイデンティティだから。」

( と、リュックの中からマイマイクスタンドも取り出す。
友達悶絶。)

「 オレの歌を聴いたら多分驚くと思う。
オレの歌はロックとクラシックの融合体だから、音大の人にもわかりやすいと思う。」

( と、気持ち良さそうに“15の夜”を歌い出すがジャイアンレベル。
声だけデカイが、音痴のうえに声質があまりに悪い。)

「 どうですか、オレの歌。
オレ、プロになれますか?」

( 友達、“プロになるということは大変だよ、音楽は趣味にとどめて普通の仕事をした方が賢い生き方だよ“と諭す。)

「 嫉妬ですか、醜いですね。」

これ中2病ですよね?



















ギター




 隣の部屋の住人が夜中にギターの練習を始め、あまりの煩さにキレて、壁越しに「下手くそなギターやめろっ!」 とがなった。
 するとギターの音は止み、これでようやく眠れると思ったら、今度は尺八の音色が響いてきた。
しかもめっちゃ上手だった。

そ う い う 意 味 じ ゃ な い !
















楽器屋の店員




店員「 このギターはローズウッドで一枚板で~。」

俺「 ?」

店員「 マホガニーだったら~…。」

俺「 ??」

店員「 表板と裏板が一枚板ですから、このお値段は他にないですよ。」

俺「 ???」

店員「 色とかは、どんなんがいいですか?」

俺「 …茶色で。」(茶色いギター指さしながら)

店員 「 プッ…、サンバーストですねwwwww。」

俺「 ????」

店員「 じゃあ、ちょっと試奏してみますか~。」

俺「 ?????」

店員「 ジャララーンポロポロン。」

店員「 ローズウッドですから中音がよく響くし、高音の伸びも最高でしょ~。」

俺「 俺にも弾かせて。」

俺「 テケ…テケ…ポン…。」

店員「 wwwwwwwwwwwwwwwwwwww。」
















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