大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

日々の恐怖 ワイの話2 病院2

2018-06-21 19:42:49 | B,日々の恐怖







  日々の恐怖 ワイの話2 病院2







 たまになんでか知らんけど天井裏にゴミとか落ちとることあって、普通にちょっとイラっとしたんやけど、

“ そういえば天井とコンクリの隙間10センチくらいしかないのに、ゴミ入ったりするか・・・?”

って思ってとりあえず1枚ボード落としてみた。
 そしたらその部屋だけボードの上にコンクリの天井はなくて、1mくらいの空間があった。
その空間の先に通気口かなんかがあって光が差し込んでて、ぼやっと奥の方に鉄の板みたいなんが2枚並んどるのがみえた。
そんなん気にならんわけないし、とりあえずボード固定してる鉄筋みたいなやつに乗って奥に行ってみた。
 ほんまはいかんのやけど、解体現場ってたまにヘソクリが見つかるんやけど、額がそんなに大きくなかったら、見つけたやつがネコババしたりするんよな。

“ もしかしたら奥に病院のお金があるんかもしらん!”

と思ってうきうきで奥まで進んだ。
 一番奥の鉄の板やと思ってたんはアクリル板やったみたいで、ワイが最初にのぞいた位置から死角になってたちょっと奥まったとこに布団が敷いてた。

“ なんで布団やねん!意味わからんやろ!”

って思ったんやけど、布団の奥がちょっと明るかったから見てみたんや。
 そしたら、布団のすぐ上に双眼鏡のレンズ?覗き口?みたいなんが固定してあってめっちゃ気になったから覗いてみた。
それで見えたのはワイの真下に置いてあったベッド。
何に使ってたかはわからんけど、めちゃくちゃ怖くてすぐ下に降りたわ。















童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日々の出来事 6月21日 ... | トップ | 6月21日(木)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

B,日々の恐怖」カテゴリの最新記事