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日々の出来事 11月29日 大韓航空機爆破事件

2018-11-29 07:00:00 | A,日々の出来事_





 日々の出来事 11月29日 大韓航空機爆破事件






 今日は、大韓航空機爆破事件があった日です。(1987年11月29日)
1987年11月29日、バクダッドからアブダビ、バンコク経由の大韓航空機がベンガル湾上空を飛行中に時限爆弾が爆発し、乗客・乗員115名全員が死亡しました。
 事件直後、韓国警察は、バグダッドでこの飛行機に搭乗し、経由地のアブダビ空港で降りた実行犯二人を拘束します。
この二人は、蜂谷真一・真由美と言う日本のパスポートを持っていましたが偽造が発覚、服毒自殺をはかり、男は死亡、女は助けられます。
 取調べの結果、この女は金賢姫と言う名前で、北朝鮮の工作員であることが分かり、当事国の韓国だけで無く、世界中から北朝鮮への非難が巻き起こりました。
そして、この事件は、韓国政府の国際社会における信頼性の低下とソウルオリンピックの妨害を行うことが目的であったと言われていますが真相は不明です。
その後、金賢姫は、裁判で死刑判決を受けながら大統領特赦で赦免されています。






  金賢姫












☆今日の壺々話









     北の国から来たスパイ




「 おい、ボンド、アイルランドに行って、密かにスパイを探してくれ。」
「 長官、名前は?」
「 マーフィーだ。」
「 何か、目印は?」
「 合言葉だ。
“おまえはあほかァ~”って言ったら、“あんたよりましやァ~”って答えるんだ。
これは、マーフィーにしか分からない合言葉なんだ。」
「 よし、早速、出発だ!」

アイルランドの小さな町の酒場にて

「 なあ、バーテンさん。
マーフィーと言うヤツを探しているんだが・・・・。」
「 う~ん、弱ったな。
この辺りは、マーフィーっていう名前ばかりだからな・・・。
パン屋のマーフィー、銀行家のマーフィー、鍛冶屋のマーフィー、それに僕もバーテンのマーフィーだよ。」

困ったボンドは、バーテンのマーフィーに合言葉を言ってみました。

「 おまえはあほかァ~・・・・。」
「 あ、スパイのマーフィーか。
彼なら、この通りの先に住んでるよ。」













我慢強いスパイ



 スパイが任務中、敵に捕まり拷問を受けた。
だが、どんな拷問を受けてもスパイは口を割らなかった。
拷問官が感嘆として、質問した。

「 なんでお前はそんなに我慢強いんだ?」
「 3回結婚している。」













スパイ




日本ってスパイ天国すぎて、どの国のスパイも別の国のスパイにだだ漏れ過ぎて逆に動きにくいってまじ?

そう、まじっぽい。
あと、ヨーロッパなどで培ったスパイ感覚が狂うって話もあるようだ。


KGBのスパイが霞ヶ関の官公庁や財界、政治家のパーティにほぼ必ず参加する謎の人物を発見。
         ↓
ほとんどのパーティで主催者が必ず挨拶に訪れる。
         ↓
驚くほど幅広い人脈から日本政界の大物と判断。
         ↓
ソ連政府、謎の人物との接触と背景の洗い出しをKGBスパイに命令。
         ↓
各国スパイ、謎の人物の背景を探るたび一人一人いなくなる。
         ↓
KGBスパイ、本国から細心の注意を払うよう命令を受ける。
         ↓
KGBスパイ、接触を経て謎の人物の自宅で夕飯を共にするまで仲良くなる。
         ↓
謎の人物、寿司職人から叩き上げた料理屋の会長で「安い・早い・旨い」と
パーティの厨房を任されてた業者の人だった。
         ↓
KGBスパイ、不手際で本国に召喚される。
         ↓
ソ連崩壊後出版された元KGBスパイの回顧録で、
「あの親父、ロシア人に寿司とキリンビールの旨さを教えた悪魔だ。」
         ↓
謎じゃなくなった料理屋の会長、ロシア進出。
         ↓
プーチンの同僚だった元KGBスパイ、紆余曲折を経て地元のお偉いさんに。
         ↓
日本語訳された回顧録読んだ親父、元KGBスパイの家を訪れ
ふたたびビールと寿司で食卓をともにする。
















盗聴器




 友達(既婚・3才の子持ち・旦那と3人でアパート暮らし)が、

「 最近昼間、家に変な電話がかかってくるから出ないようにしてる。」

と相談メールをしてきたから、

「 何かあってからじゃ遅いから気をつけなよ?
不審なことがあったら110番しな?」

とアドバイスしてあげていた矢先、その友達の家に夜8時くらいに家のインターホンが鳴ったから出たら、

「 ○○(テレビ局名)の者なんですがちょっとお話いいですか?」

と言われて、ドアにチェーンかけたまま開けたら男性が3人いて、

「 いま番組で盗聴器の調査で回ってまして、どうもお宅から盗聴電波が発信
されてるみたいなんですよ。」

って言われたもんだから友達もビックリして「えぇっ!」って言ったら、

「 この声も盗聴されている可能性があるので、小声でおねがいします。
顔やお住まいはモザイクかけますし、盗聴器の除去も無料ですのでいいですか?」

と言われて気が動転して家に男達を上げちゃったらしい。(旦那さんはたまたま残業、子供はすでに寝ていた)
 1人がトランシーバーのような機械を持っていて、もう1人がビデオカメラの大型のを持ち、残りの1人がスタッフ兼リポーターみたいだったらしい。
それで、

「 コンセントの中に盗聴器が埋め込まれている、出すのに感電する恐れがあるから、奥さんは離れていてください。」

と言われて隣の部屋で待機していると15分後、男たちが黒い小さいコンセントを見せて、

「 ありました、これです!」

あとは盗聴バスターズの番組っぽく進行していったという。
 旦那が帰ってきてから盗聴器のことを話すと、

「 ちょっとその3人も怪しい。」

ってことになって名乗ってたテレビ局に確認の電話をすると

「 そういうのは行っていません。」

とのこと。
 速攻、警察を呼んで調べてもらったら、男が盗聴器をはずしたと言っていたコンセントに実は最初から盗聴器なんかなくて、別の盗聴器が仕掛けられてたんだって!
警察が来たのも一部始終盗聴されてて、後日「殺す!」って書かれた手紙がきたらしい。
泣きながら電話してきた。
今は引っ越して平穏に暮らしてるけど、テレビの盗聴番組見てて思い出して怖くなっちゃった。


















現代の忍者





 かなり前の話だけど、飲食店でバイトしてたときに、日本好きっぽい外国人観光客から、
「 日本には、もうニンジャはいないのか?」と聞かれた。
「 結構いるよ。l」と言ったら、
「 どこに?誰がニンジャなんだ!?」と言われた。
「 見た目じゃ判らんよ。」と言うと、
「 どうしてだ?
忍者は黒い服を着て刀を背負って…。」とか言う。

「 忍者の仕事はなんだ?
現代で言うスパイやスナイパーだろ?
現代日本で黒装束を着て刀を背負っていたら目立ってしかたがない。
 ビジネスマンのようにスーツ姿だったり、普通の人と同じ格好だよ。
今は竹筒くわえて水にもぐったりする事もない。
メイドインジャパンのハイテクツールを使ってスパイ活動を行うんだ。
 昔は幕府や大名が忍者のボスだったが、今は国家機関に属している。
アメリカのCIAみたいな組織だけど、政府はその存在を認めていない。
忍者は公務員ばかりでなく、いろんな会社や組織に一般人として送り込まれてる人も多い。
詳しく知りたいなら、本屋に行って『現代の忍者』って本を読むのが一番いいよ。」

って教えたら、本屋に走っていった。
















忍者




 昔、仕事で不良外人と仲良くなった。
で、飲み屋で飲んでて、“忍者見せろよ、忍者いるんだろ”ってウルセーから、

「 馬鹿!やめろって!」

口ふさいで、キョロキョロと辺りを伺うふり。
“何々?忍者いるの?どこどこ?”とか興奮してるから、黙って箸袋にメモ。

“ National Intelligence agency of JApan 略してNINJA”

 で、ヤツに説明。

「 日本語だと日本国家情報局とでもいうのかな。
アニメにでてくるような忍者はいなくなったけど、子孫がスパイとして暗躍してる。
アメリカで言うCIAとNSAとFBI合わせたような組織だ。
お前、外人だからきっと監視ついてる。
騒ぐと消されるぞ。」

って脅した。

“ えー、どこっ?どこっ・・・・・?”って不安な顔して怯えてるから、“忍者は絶対に見つからない!”って追い討ちかけておいた。
それ以来、なんか品行方正になった。

















忍者男




 2年ほど前の話。
休日に公園で読書してたらそのまま眠り込んでしまい、起きたら暗くなってた。
焦って携帯で時間を確かめたら9時過ぎてた。
どうも6時間くらい寝てたらしい。
 さすがに寝すぎたと慌てて公園を出て、車を停めてあった駐車場に向かった。
時間が時間だけに、だだっ広い駐車場内に人影は無く、停めてある車は俺のを含めて4台くらいだったと思う。
その駐車場からは丘が見えるんだけど、その上が墓地になってたりして、暗い時間帯になると薄気味悪い。
 ちょっと怖くなった俺は、小走りで車の前まで行って扉の鍵を開ける。
ふと周囲を見渡すと、いつの間に現れたのか、20mほど離れた場所に人が立っていた。
さっきまで誰の気配もなかったのに、いつの間にかそいつは立っていた。
 街灯の薄暗い光に照らされたそいつは男のようで、黒づくめのジャージかトレーナーのような服を着ており、顔には目だし帽か覆面のようなものを着け、目の部分だけが見えていた。
まるで忍者のような出で立ちのそいつは、ご丁寧に背中に棒状の物(忍者刀?)まで背負っていた。
その忍者男がじっと立って、こちらを見ている。
 なんとか悲鳴をあげずにいたものの、驚いて固まってしまった俺。
一瞬、そいつと見詰め合ってしまった。
忍者男は妙に黒目がちな目で俺を見ていた。
突然、忍者男がこちらに向かって走り出した!

「う わあぁぁぁ!?」

と情けない悲鳴を上げた俺は、必死で車の扉を開けて運転席に飛び乗った。
 扉を閉めてロックすると、そいつの方を確かめる。
あの距離でダッシュしてきてるはずだから、もう運転席の前に来ていてもおかしくないはずである。
だか、何故か忍者男は、まだ先程の場所にいた。
どういう訳か、忍者男はその場で激しく足踏みしているだけで、走ってはいなかったのだ。
目を疑う俺の目の前で、男は激しくその場ダッシュを続けていた。
 忍者男を確かめながらキーを入れ、車のエンジンをかける。
その瞬間、忍者男は俺の車に向かって走り出した!
今度はその場ダッシュではない、どんどん近づいてくる!
 忍者男はあっという間に運転席の側まで来ると、運転席の窓を軍手を着けた手で叩き始めた。

パタパタパタパタパタパタ・・・!

忍者男が妙なソフトタッチで、窓を叩く音が車内に響く。

「 うわあああぁぁぁぁ!!」

悲鳴を上げながら、俺は車を急発進させて逃げ出した。
 駐車場の出入り口まで来てからバックミラーで確かめると、忍者男はさっきの場所に立ったまま、こちらをジッと見ていた。
家に帰り着くと、その日はすぐに寝ちゃった。
 次の日、車を確かめると、窓にびっしりと手形が・・・というような事は無かった。
ただ、何故かわかんないんだけど、助手席の足元に一塊のお米が置いてあった。
俺は一人暮らしだから車使うのは俺だけだし、誰も車内に米を持ち込むヤツなんていないのに。
 それも米粒が、なんか絵の具みたいなのを塗ってあるみたいで、全部黄色く染まってる。
気持ち悪くって、お米はすぐに捨てて車内を綺麗に掃除した後、お守りをもらって来て、その後は車内に置くようにした。
忍者男とお米が関係あるのかもわかんないし、霊的なものとかじゃないとは思うんだけど、その時はとにかく薄気味悪かったから。
 結局、忍者男が何者なのか、強盗の類か、異常者なのか、それとも霊的なものなのか、わかんない。
聞いてて怖くないかもしれんが、俺はしばらく怖かったです

















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