芸術橋を通り過ぎる直前、セーヌ川を見下ろすと修理中らしき船が係留されており、その甲板に中国の武将らしき像が。何ともミスマッチな風景。
さらに西に歩くと、立派な銅像が立っていた。が、なぜか像の頭に椅子が載っている。誰かのいたずらだろうが、それにしてもあの頭までは4m以上もの高さ。どうやって載せたんだろう?
1つ通りを南に入ると大きなビルが見える。ここは国立美術学校だ。
入口の門柱にあるのは、多分代表的な画家の胸像だろう。
そのすぐ前に堂々とした構えの邸宅がある。これがエドゥアール・マネの生家だ。
印象派の先駆けとして、鮮烈な芸術活動で絵画の歴史を変えていった人。生まれた時から芸術とは縁の深い場所で育ったんだ。
カフェ・パレット。美術学校の生徒たちのたまり場。
その前に、縦に分断されたような人物像が立っていた。いかにも前衛的。これもこの地区ならではの像も言えそうだ。
かと思えば、ユーモラスなイラストが飾られた窓も見つかった。
さらに、ダンスする女性の見事なシルエットが青空をバックに浮き上がった。
また、ルーブル美術館近くの店のショーウインドウではこんな人形がほほ笑んでいた。
そして、金属製のワンちゃんも。
パリの通りは意外性とエスプリに溢れている。