江東区の清澄庭園すぐ南隣にある深川図書館は1903年の創設だ。まだ東京市だった明治初期に、日比谷図書館に次ぐ2番目の市立図書館として誕生した。
その後、関東大震災、東京大空襲などで被災し、現在の建物は1993年改修の3代目となる。
だが、以前の建物のイメージを継承しており、十分に趣を持った建物になっている。
階段は木製の螺旋階段。ゆったりとしたカーブを描いて上下の階を繋いでいる。
この角度で見ると、ステンドグラスの存在も洒落たアクセントになっている。
手すりの細工も丹念に施されており、愛おしささえ感じさせる。
脇から見上げると、改めて結構な高さがあることがわかる。
それだけに、上階から下ってくるた手すりの傾斜角度もかなり急。落下のスピードを思わせる流れが出来ている。