東京駅の建物内部を見てみよう。その手っ取り早い方法は駅舎内に設けられている東京ステーションギャラリーに入場することだ。
駅舎そのものが国指定の重要文化財なので、当然この美術館も文化財。1988年4月に開館し、2012年の丸の内駅舎保存工完了と共にリニューアルオープンしている。
創建時を思い起こすものとして最もわかりやすいのは2階展示室。元々の赤レンガをあえてそのまま壁面として活用している。創建当初は800万個ものレンガが使われていたという。
レンガを長い辺の部分と短い辺の部分とを1段ごとに交互に積み重ねたオランダ積みと呼ばれる方式が採用されている。
最初はエレベーターで3階に上るシステムになっているが、そこから降りて行く階段が何とも美しい。
八角形を利用した螺旋階段。
ここも1つの美術だ。
各辺に照明が使われて、その螺旋階段を照らし出している。
階段部分の最上部に吊るされたシャンデリアは花びらをかたどっている。旧ギャラリーのエントランスにあったものだという。
小さなステンドグラスも微笑ましい。
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