レンコンの卸価格が、前年同時期に比べ5割高い(茨城県産の卸値が4kgあたり1800円弱)と言う。10月下旬にTV番組で、「レンコンにアレルギー症状を改善する効果がある」と紹介されたから、との事。春に週刊誌でも「花粉症対策」としてレンコンの抗アレルギー効果について掲載されている。
研究により、効果については2008年に発表されている。埼玉医科大和合治久教授と医薬品メーカーの日本アレルギー応用研究所が、「レンコンが花粉症の症状を改善する効果がある」事を発見した。レンコンに含まれる成分がアレルギー症状を抑え、免疫機能を活性化する効果があると言う。その成分は、ムチン・タンニン・ポリフェノールなどとの事。レンコンを切ると糸を引く、このネバナバ物質がムチン。
和合治久教授は、身近な食材で花粉症などのアレルギー症状を抑制する研究をしてきた。抑制効果が見られのは、タマネギ・ニラ・ネギ・シソなどであるが、レンコンで最もその効果が高いことが判明した、との事。(花粉症の諸症状の原因を作るIgE抗体の生成を、レンコンが抑制する)。
お買物団地の植栽地でガマズミの実も葉も赤くなっている。赤い実はとても綺麗だが紅葉に隠れた形となり、見立たない。葉が緑のうちに撮っておけば良かったかな。熟した実は焼酎に漬けて果実酒にできるけど、まだ早いのか採られずに残っている(果実酒は澄んだ深紅色となる)。
名(ガマズミ、莢 ・蒲染)の由来ははっきりしていないが、「神つ実」からの説や、何かの染色に使った説などがある。染色説は果実酒や漬物・布の着色に利用できるからだろう。
ガマズミ(莢、蒲染)
別名:粗毛がまずみ(あらげがまずみ)
スイカズラ科ガマズミ属
落葉低木
樹高は2m~5m位
開花期は5月~6月
枝先に散房花序で径5mm~8mm程の白花を沢山咲かせる
果実は核果(径3mm~5mm)で、9月~10月に赤く熟す。晩秋(11月)に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味と言う。