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日立などが数億年データ保存できる技術を開発

2013-11-09 | デジタル・インターネット

 (株)日立製作所が京都大学工学部三浦清貴研究室と共同で、耐熱性・耐水性に優れる石英ガラスの内部に、CD(コンパクトディスク)並みの容量のデータを記録・再生する技術を開発した(2012年9月24日発表)。
 この技術は、高エネルギー光の「フェムト秒レーザー(1フェムト秒=1000兆分の1秒、使用したのは100フェムト秒程度)」で、石英ガラスの内部に屈折率の異なる微小領域(ドット)を形成する。この点(微小領域)で”0と1”を記録する。レーザー焦点の深さ・間隔等の調整により、石英ガラス内部に多層の記録層を作製でき高い記録密度が得られた(発表では4層記録で、40MB/inch2を実現)。再生には低倍率の光学顕微鏡を用いる。また、高温劣化加速試験(1000℃で2時間加熱)では劣化がなく、データ再生を確認した。この試験では、数億年以上にわたるデータの長期保存が可能であることを示している、との事。
 これまでのデジタルメディアは、保存中に記録面の風化・劣化などの物理的な障害が発生し保存期間に影響していた。石英ガラスは、化学的に安定で放射線にも強く、熱に対しても安定であり、長期保存の記録媒体としては有望である。・・この技術は、SFに出て来る”クリスタル”を彷彿させる。SFが現実となるのかな。

 

 今日は朝から晴れた良い天気。でも冬を感じさせる程の気温の低さ。
 こんな朝でもオシロイバナが咲いている。少し季節はずれだが、蕾もありまだまだ咲きそうだ。でも花の横には種が付いている花茎がある。花は夕方(午後4時頃)に開くので、別名にユウゲショウ(夕化粧)とある。季節がずれたから時間もずれたのかな。
 名(オシロイバナ:白粉花)の由来は、数mmの黒い種の中身(胚乳)が白い粉が固まった様なもの「白粉(おしろい)」から。古代の白粉はもち米の粉が使われ、江戸時代(~昭和初期)には鉛白(2PbCO3Pb(OH)2)が使われており、白粉花の種はその代用品だった様だ。
 オシロイバナの花びらに見えるのは萼(がく)で、花びら(花弁)ではない。下の付け根の萼に見えるの苞(ほう、葉の変形したもの)だ。因みに、ブーゲンビレア(別名:イカダカズラ)もオシロイバナ科で花に見えるのは萼である。

Osiroibana311091 オシロイバナ(白粉花)
別名:夕化粧(ゆうげしょう)
オシロイバナ科オシロイバナ属
多年草または一年草(日本)
南米の原産、江戸の初めに渡来
開花時期は6月~10月
花は夕方開き、微かな芳香がする
花は径3cm位。花色は赤・白・黄などとこれらの色が混じった絞りや染め分けがある


Osiroibana311092 Osiroibana311093