先日、TVで肺炎が増加して三大死因になり、その肺炎は高齢者の誤嚥によるものも多いとの話であった。この誤嚥性肺炎は、脳梗塞(隠れ脳梗塞もある)により嚥下機能の低下によることもあり、その脳梗塞は高血圧が主因と言う。何か「風が吹くと桶屋が儲かる」式の話だが、生活習慣病の改善が死亡リスクを減らす、と考えれば良いのかな。
厚生労働省の「平成24年人口動態統計月報年計(概数)」で、死亡数・死亡率や死因順位などが発表されている(2013年6月5日発表)。これによると、死亡数は125万6254人(前年は125万3066人)で、出生数は103万7101人(前年は105万806人)。死因別では、1位は悪性新生物(全死亡者での割合は28.7%)、2位は心疾患(15.8%)、3位は肺炎(9.9%)となっている。合計特殊出生率は1.41と昨年の1.39より向上した。
◆死因・死亡数(平成24年1月1日~平成24年12月31日)
順位 全体 男性 女性
1位 悪性新生物(360,790人) 悪性新生物(215,011人) 悪性新生物(145,779人)
2位 心疾患 (198,622人) 心疾患 ( 92,860人) 心疾患 (105,762人)
3位 肺炎 (123,818人) 肺炎 ( 66,329人) 脳血管疾患( 62,935人)
4位 脳血管疾患(121,505人) 脳血管疾患( 58,570人) 肺炎 ( 57,489人)
5位 老衰 ( 60,669人) 不慮の事故( 23,625人) 老衰 ( 45,955人)
◆悪性新生物の主な部位別にみた死亡数
( )内は人口10万に対して
男性
肺 51,362(83.7)
胃 32,187(52.5)
大腸 25,515(41.6)
肝 20,055(32.7)
女性
大腸 21,736(33.6)
肺 20,142(31.2)
胃 16,913(26.2)
乳房 12,523(19.4)
肝 10,625(16.4)
子宮 6,110(9.5)
◆合計特殊出生率
平成23年確定値 1.39
平成24年概数値 1.41
◆平均初婚年齢
夫 妻
平成5年 28.4(歳) 26.1(歳)
平成10年 28.6 26.7
平成15年 29.4 27.6
平成24年 30.8 29.2
今日も晴れた良い天気。昨日より大分気温が上がり、例年並み(11月中旬)となったとか。でもズット寒かったからとても暖かい日と感じる。
散歩道沿いにあるお庭に植えられているヒメリンゴの果実が真っ赤となっている。でも実の数は春に咲いた花の数よりとても少ない。リンゴ属の多くは自家不和合性(自家受粉では受精しない性質、リンゴやナシなど)で、近所でもこの木を見かけないからかな。
ヒメリンゴは、中国原産の犬林檎(いぬりんご)そのもの説(別名説)や犬林檎と蝦夷の小林檎(えぞのこりんご)の雑種説があると言う。
ヒメリンゴ(姫林檎)
別名:犬林檎(いぬりんご)
実海棠(みかいどう)
バラ科リンゴ属
落葉小高木、丈は0.5m~3m
開花は4月~5月(桜より遅れる)
花は最初薄桃で満開時に白色となる
果実は小さなリンゴ似(径2cm位)で、秋に赤・黄色となる