まだ12月になっていなく、「来年の事を言えば鬼が笑う」と言う。でも今春(2013年)のスギ・ヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉の総飛散量は、全国的に多かったので、来年(2014年)の花粉飛散が気になるところだ。
日本気象協会は、2014年春の花粉飛散予報(第1報)を発表した(10月9日)。これによると、花粉飛散量が多かった今年(2013年)より少なめになるとの事。しかし、気温がかなり高い日が続くと、多量の花粉が短期間に集中して飛散する恐れがあると言う。(本年は3月に気温が平年より大幅に高い日が数日間続き、4日間で1シーズンの約4割の花粉が集中飛散した。)
◆2014年春の花粉飛散予測(第1報)
例年:過去10年(2004~2013年)の平均値
地方 花粉・種別 飛散数
例年比 前年比
(地方平均値) (地方平均値)
北海道 シラカバ やや多い(130%) 多い(150%)
東北 スギ・ヒノキ 少ない(60%) 少ない(50%)
関東・甲信 スギ・ヒノキ やや少ない(70%) 非常に少ない(30%)
北陸 スギ・ヒノキ やや少ない(70%) 非常に少ない(30%)
東海 スギ・ヒノキ 例年並(100%) 少ない(50%)
近畿 スギ・ヒノキ やや多い(130%) やや少ない(70%)
中国 スギ・ヒノキ やや少ない(80%) 非常に少ない (30%)
四国 スギ・ヒノキ やや多い(110%) 少ない (60%)
九州 スギ・ヒノキ 例年並(100%) やや少ない (80%)
天気は晴れ。朝に車のフロントガラスが凍結しており、日中も気温が低かった。
ヨウシュヤマゴボウの葉が紅葉し、果実も黒く熟している。果実はぶどうの様に沢山付き、熟した実を潰すと赤紫色の果汁が出る。この汁は強い染料となり、インクベリー(Inkberry)とも呼ばれる。
紅葉や果実の付いた枝が綺麗なので花材に使われることがあるが、ヨウシュヤマゴボウは毒草である。毒は、アルカロイド(神経ホルモン様)、サポニン(界面活性作用があり細胞膜を破壊)などで、毒性は根が最も強く、果汁には少ないと言われる。でも直接肌に触れるのは避けた方が良い。因みに、食用となる「山ゴボウ」は菊科の植物である。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
別名:アメリカヤマゴボウ
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
多年草、丈は2m程になる
北米の原産、明治後に雑草化した帰化植物
主な開花時期は6月~7月