東北大加齢医学研究所・認知機能発達寄附研究部門の竹内光准教授・川島隆太教授らの研究グループは、小児のテレビ(TV)視聴習慣が数年後の言語機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、「長時間のTV視聴が、脳の前頭極を始めとした高次認知機能領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えていることを明らかにした」と発表した(11月20日)。
これまで、子供の長時間TV視聴が読書能力や注意能力を低下させることが解っていたが、今回初めて脳のどの部分に作用するかが明らかになった。この画期的な研究成果は、英国神経科学雑誌Cerebral Cortexに採択され、論文は20日に電子版が発行された。
磁気共鳴画像装置(MRI)等の脳機能イメージング装置を用い、健常小児の脳形態・脳血流・脳機能の発達を明らかにし、生活習慣(TV視聴習慣など)が脳発達や認知力の発達に影響を与えるかを解明した。調査は局所灰白質量に着目、健全な脳の発達では局所灰白質量が減少するが、長時間TV視聴すると答えた子供の方が減少程度が小さかった。(言語性知能は、前頭極領域において、局所の灰白質量と負に相関していた。)
調査は2008年7月からの宮城県内の健康な5歳~18歳の男女計276人によるもので、長時間TV視聴習慣のある子供の3年後では知能テストで言語能力が低い傾向があった。
川島教授は「テレビ視聴制限の必要性が脳科学でも裏付けられた。生活習慣が脳の発達に影響することを子育て中の親に知ってほしい」との事。
朝は曇り。昼頃より晴れ、でも気温低く、風も冷たい。
まちにある画廊に、今日から開催されている陶芸などの作品展を見に出かけた。
仙台駅前のモミジは真っ赤に紅葉して見事・・写真を撮りました。まちを歩いていたらイチョウ並木の黄葉が見事。風が少し強いので、枯葉がカラカラと音を立てて転がっている。「ああ秋も終わりか」と柄にもなく感傷的になる。
紅葉
仙台駅前のモミジ
黄葉
東二番丁通りのイチョウ並木
(通りで、11月24日に楽天パレード)