日本初の宮廷庭園跡とされる奈良県明日香村の飛鳥京跡苑池(えんち)で、南池(みなみいけ)を調査した県立橿原考古学研究所(橿考研)は、全容が判明したと発表した(11月20日)。
苑池は飛鳥時代(7世紀後半)に造営されたもので、斉明(さいめい)天皇が整備し、子の天武天皇が改修したとされる。池は天武天皇らの宮殿があった飛鳥浄御原宮(きよみはらのみや)の北西に位置する。
苑池は1999年に見つかり、北池・南池の人工池や噴水用石造物が出土している
南池(東西65m、南北55m)に中島(東西32m、南北15m、高さ1.3m)を確認
中島は張出しのある曲線的に造られ、護岸は最大80cmの石を4段程積上げていた
中島で松の根が見つかり、高さ10m程の松が植えられていたらしい
池の南東の高台で、2棟の建物跡と板塀跡も出土した。板塀跡は苑池を囲む板塀の大垣跡と判明し、大垣は南北250m以上・東西70m以上、苑池の面積は2万平方メートル以上と推定される。池の東西の岸から柱の跡が複数見つかり、両岸に鑑賞用施設があったと見られる。この池で見つかった柱の変色から、池の水深は約30cmと見られる。
現地説明会は11月24日午前10時~午後3時。問合わせは橿考研(TEL0744-24-1101)。
今日の天気は目まぐるしい。曇り・小雨・晴れ・曇りと変化、寒気団が日本列島を西から東へと横断中と言う。
建物の横で、風もなく陽が良くあたる場所で”サルビア”が深紅色で盛りと咲いている。開花時期は10月頃までだから頑張っているね。
サルビアとは「シソ科サルビア属の500種以上と言われる植物」を言うが、一般にサルビアと呼んでいるのは”サルビア・スプレンデンス”で、鑑賞用で良く植えられているこの赤い花である。花色の赤は、緋色(ひいろ:やや黄色みのある鮮やかな赤)なので、別名(和名)を緋衣草(ひごろもそう)と言う。
サルビア
(サルビア・スプレンデンス)
別名:緋衣草(ひごろもそう)
スプレンデンス
学名:Salvia splendens
シソ科サルビア属
常緑多年草だが1年草と扱う
原産地は南米、明治中頃に渡来
丈は30cm~50cm(矮性種)
開花時期は7月~10月
筒状の萼(がく)から花(唇弁)が伸びて咲く
花はすぐ終るが同色の萼が残るので、長く咲いている様に見える
花色は、紫・白・サーモンピンクなど
萼が白・花が赤の”トーチライト”と呼ばれるのがある