芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

横山秀夫「臨場」(光文社文庫)

2020年07月09日 | Weblog
横山秀夫「臨場」は警察組織では浮いている倉石義男検視官を主人公とする短編集だ。著者は和歌もモノする多彩な人らしく、当然倉石検視官も作品中の和歌を読み解く捜査一課の部下たちに信頼される優秀な調査官だ。短編集のせいかそれがやや独り相撲に陥っている感もある。