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持続する志

2008-07-18 23:43:00 | 日記
 「学ぶこと」に、持続する志をもっているはずの私でしたが、4月に博士後期課程に入学して以来、仕事やら足の骨折やら、夏休み中の姑の入院やら、エアコン工事やら、姪の結婚式やらの「諸般の事情」に追われて、さっぱりと博士論文の準備などできませんでした。 9月に入って、レポートや博士論文中間発表会レジュメの締め切りが迫っていることに気付き、がぜん追い込みにかかったのは、9月9日から。つうか、9月16日締め切りのものを8月いっぱい放っておいて、締め切り1週間前からあわてて始めたってことなんだけれども。 私の指導教官は、6月からニューヨークに滞在していました。レポート草稿などアメリカとのメールのやりとりを続けました。 メール返信でも、私が何も準備できていないことはお見通しの先生。 研究進展ゼロでも、それでも「中間発表」をしなければならない。博士課程入学、やめればよかった、という後悔が襲ってくるばかりでしたが、納めた学費のモトをとらねばならず、、、、。 9月16日~26日は、単位取得のためのレポートを4本書き上げつつ、発表レジュメの朗読原稿の仕上げとパワーポイントのプレゼンテーションつくり。 レポートのひとつは、400字詰め原稿用紙にすると100枚の語彙論です。こちらは草稿があったので、なんとかなりましたが、英文論文の翻訳レポートは、難儀しました。英語がわからないので。 5月から翻訳に取りかかったのに、いっこうに進みませんでした。序論からはじめたら、序論の「比較文学の歴史」というのがえらく難解なややこしい文体の英文なので途中であきらめた。 それで、「文学理論」という章と「翻訳の思想」という章に切り替えて、なんとか仕上げた。「文学理論」の翻訳のために役だったのは筒井康隆の『文学部唯野教授』の文学理論授業実況中継編。英語は苦手じゃ。 語彙論レポートは、よい出来になったという自信がありました。 400字詰め原稿用紙にすると100枚になる『外来語「ミシン」の成立』という論文。もうひとつは『翻訳語「経済学」の成立』という論文。20枚。 私が成績をつけるなら、文句なしに「AA」にできる傑作です。(って、自分で言ってみたけど、レポート受け取った先生もそう言ってくれたんだよ。社交辞令だけど) この2本は、草稿に付け加えをして仕上げただけなので、早めに出来たんですけれど。肝心の博論の法は、草稿を読んだ指導教官に、「発表会では、先生方から厳しいご指摘があるでしょう」と、メールが来ていました。 9月24日に先生が帰国してきて、翌25日に、さっそくの指導を受けました。 「まだスーツケースも開けてないけれど」と、おっしゃる先生の熱意に恐縮しつつ、まったくまとまっていない博士論文中間発表会のレジュメを見ていただきました。 「30分の発表時間厳守」というのに、発表原稿を読んでみたら40分もかかりました。 先生は、後半をばっさり削って、「ここは、今回はなし」というアドバイス。 27日前日にパワーポイントプレゼンテーションの「キーワード」にも先生はきっちり校正添削をつけてくださり、なんとか発表にこぎつけました。 9月27日土曜日、夏休み中、一番の難関イベント「博士後期課程中間発表会」 私の発表順は、最後の5時15分から6時まででしたが、1時には会場について、先輩の発表を聞きました。きっちり調査と論考の行き届き、何本かは学会誌に発表したものをいうがありました。 発表会では、講評の先生方から「先行研究に対し、もっと幅広く深く考察しなければならない」などについて指摘を受けました。 先行研究の要約と問題点の洗い出し、問題点に対して、どう新しい視点でどう新研究を展開するのか、まとめていなければならなかったのですが、テキトーにまとめていた部分について指摘されました。 怠け者の私ですが、楽しいお出とぐうたら昼寝ばかりじゃなく、オベンキョもちょっぴりはして、厳しい試練も経験した今年の夏でした。
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