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ぽかぽか春庭「家族と食べる・笑う門には福来たる」

2017-01-12 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170110
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記1月(7)家族と食べる・笑う門には福来たる

・眉毛までかぶせて歩く毛糸帽(春庭)

 1月8日に、姑の家に行き「毎年のおばあちゃん家年始」を、今年もやりました。年賀を受ける姑はもういませんが、居間ででわいわい家族が食べていたら、舅姑も安心かと。
 もっとも、姑は「死後の世界」などはいっさい信じない合理主義者でしたけれど。

 姑は、現時点で科学的に証明されたことは信じるけれど、そうでないことは信じなかった。私は今はまだ証明されていないことでも、将来明らかにされるようになるかもしれない、ということもたくさんあるだろうと思っています。
 たとえば、「笑う門には福来たる」ということわざは、理由はわからなくても、昔からみなそう信じてきたことです。近年。医学的に免疫力の測定値が出されて、実験的にもこのことわざの正しさが立証されました。笑った後で測定すると、免疫力を示す数値が高くなり、病気に打ち勝つ力も生まれるのです。

 「家族がいっしょにご飯食べているようすを見たら、姑も安心するだろう」と、思うのは、私の心の安心のためであり、姑は、形式的な法事など必要ない、という人でした。一周忌とか三回忌などは、そういう名目で生きている者たちが集まっていっしょに食事を共にして故人をしのべばいいだけで、お坊さんにお経をあげてもらわずともよい、という考え方を、夫も受け継いでいます。
 昨年12月、姑の命日前日に「おばあちゃんが好きだった中華を食べる」ということで家族一緒に食事しました。

 今回の正月会食メインイベントは、息子が父親にプレゼントしたデジカメをセットし、タカ氏が使えるようにレクチャーすること。
 デジタル機器に弱いタカ氏、ビデオ録画も覚えなかったし、ケータイも使わない。カメラも、フィルム一眼レフにこだわっていました。

 しかし、フィルム販売中止が相次ぎ、よほどのプロでもなければ、フィルムカメラなど扱わない時代。まず、息子がデジタルカメラを教えて、使えるようになったらデジタル一眼レフを買うということになりました。
 デジタルカメラの「手ぶれ防止も露出補正もついていて、だれでもシャッターさえ押せば写せる」というのが、タカ氏には不満です。昔の「シャッタースピードと露出補正とカメラアングルが腕の見せ所」というカメラ技術を発揮できないでは「写真を撮る」という実感がわかないようでした。時代に合わないアナログジーさんです。

 2016年、艱難辛苦の出来事が続きました。2017年は、できるだけほがらかに明るく楽しく暮らしていようと思っています。笑っていれば、きっと招運来福悪霊退散、免疫力もアップする。
 
<おわり>
コメント (4)
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