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ぽかぽか春庭「坂本龍一展 in 現代美術館」

2025-02-15 00:00:01 | エッセイ、コラム


20250215
ぽかぽか春庭アート散歩>2025アート散歩春よこい(1)坂本龍一音を視る 時を聴く展 in 現代美術館

 2025年も第3水曜日のシルバーディ美術館無料を楽しんで暮らしていきたいです。1月最初の第3水曜日は、現代美術館へ。坂本龍一展をたのしみに、シルバーパスで菊川からバスで現代美術館へ。

 現代美術館の口上
 東京都現代美術館では、このたび音楽家・アーティスト、坂本龍一(1952-2023)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる最大規模の個展「坂本龍一|音を視る 時を聴く」を開催いたします。
 坂本は50年以上に渡り、多彩な表現活動を通して、時代の先端を常に切りひらいてきました。90年代からはマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを展開し、さらに2000年代以降は、さまざまなアーティストとの協働を通して、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考、実践しました。本展では、生前坂本が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を軸に、坂本の創作活動における長年の関心事であった音と時間をテーマに、未発表の新作と、これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを、美術館屋内外の空間にダイナミックに構成・展開します。これらの作品を通して坂本の先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどり、この類稀なアーティストの新しい一面を広く紹介いたします。

 坂本龍一の「音を視る、時を聴く」ことは、鑑賞者の目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出します。坂本が追求し続けた「音を空間に設置する」という芸術的挑戦と、「時間とは何か」という深い問いかけは、時代や空間を超えて、私たちに新たな視座をもたらし、創造と体験の地平を開き続けてくれることでしょう。

コラボレーション・アーティスト|高谷史郎、真鍋大度、カールステン・ニコーライ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalan、岩井俊雄
スペシャル・コラボレーション|中谷芙二子

 坂本龍一が現代美術家とコラボレーションして作り上げたさまざまな展示。う~ん。現代美術リテラシーゼロの75歳にはやっぱり難解。どうも「考えるな感じろ」とか言われても、さ~ぱりわからんちん、というしかない。無理になんぞ感じなくてもいいと思いつつ会場をひとめぐり。いちばんわかりやすかった展示は、自動ピアノに合わせてホノグラム坂本龍一がピアノ曲を弾きこなす展示。ピアノの上に音を視覚化したような青い映像がつぎつぎにあらわれるのだけれど、坂本の曲を聴くだけなら過去のコンサートを録画した二次元のDVDも隣に映されていたので私には十分。たぶん、現代美術が表したかった表現が、私には届かない。


 残念だったこと。霧を中庭に噴き上げて、参加者が思い思いに霧の中をさまようインスタレーションがありました。中庭に出る出口を探しているうちに霧は終わってしまい、さまよえなかったこと。

 私には、YMOの曲、戦場のメリークリスマス、ラストエンペラーなどメジャーな曲しかなじみがなかったのだけれど、坂本ファンには、今回の展示で坂本の音の広がりや深さを感じることができたと思います。

<つづく>
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