20230201
ぽかぽか春庭日常茶飯事典＞2024二十四節気日記小寒大寒（1）シルクドゥラシンフォニー・コンサート
2024年のイベントお出かけはじめは、文京シビックホールで開催された「シルクドゥラコンサート」。サーカスの出し物がフルオーケストラの演奏を背景にして演じられるのを見る、という音楽プログラム。ウクライナ交響楽団の演奏です。
クラシックの名曲（前16曲）と共に、空中で繰り広げられるエアリアル、ピエロのジャグリング、男性ふたりのバランシング・アクトなどが演じられました。SS最前列の席。舞台を見上げる席なので、上を見っぱなしでしたが、すぐ目の前までアクターが迫ってくる席で大迫力でした。出演者8名で16曲、見事なパフォーマンスでした。
１月5日18時開演。全国ツアーの2番目です。
1，エルガー「威風堂々」。オーケストラ演奏のみ。
2，シュトラウス「雷鳴と電光」の曲にのせて早き替えマジック。あっという間に衣装が入れ替わる早業。楽しかったです。ツァルコフとツァルコヴァのふたは夫婦で、息ぴったり。
3，サンサーンス「サムソンとデリダよりバッカナール」。ローレンスのエアリアル。昨年見たシルクドソレイユ・アレグリアでも、フィギュアスケートでも氷上エアリアルを見ましたが、今回はすぐ目の前にアクターがいて、アクターに手が届きそうでした。
4，ビゼー：歌劇「カルメン」よりジプシーの踊りで、道化ツァルコフのリングジャグリング。
5，グルック「オルフェオとエウリディーチェ より復讐の女神の踊り」。ヴァシレンコのシルホイール。大きな直径2mくらいの輪の中に入って自在に輪をころがし、操ります。
6，ブラームス「ハンガリー舞曲第１番」。オーケストラ演奏のみ。
7，ワーグナー「ワルキュｰレの騎行」。パーシンのエアリアル・ストラップ。
ー休憩ー
第2部
8，グノー 「ファウストより鏡の踊り」でマジック。綱で縛られたツァルコヴァが指揮者といっしょに円筒の中に入り、指揮者の衣服を着てしばられたまま再登場。
9，スメタナ 「売られた花嫁 より喜劇役者の踊り」ヴァシレンコのスラックワイヤー。細いワーヤーの上での綱渡りです。
10，ファリャ「はかなき人生より間奏曲とスペイン舞曲」グリムのエアリアルポール。リボンではなくポールを使ったエアリアルです。
11，A. ポンキエッリ「ラ・ジョコンダより時の踊り」ツァルコフのエレクトリッククラブジャグリング。観客も巻き込んでの楽しいジャグリングでした。
12，ファリャ「恋は魔術師」ストレルソヴァのフラフープ。
13，J.シュトラウスⅡ：美しく青きドナウ オーケストラ演奏のみ
14，オッフェンバック：歌劇「天国と地獄」より「カンカン」第４番でツァルコヴァのリボンダンス。新体操リボンの名手だということですが、時間が短かったせいか、華麗さやや不足に見えました。
15，マルケス「ダンソン」ブラスの演奏でエアリアルデュオ。
16、シベリウス：交響詩「フィンランディア」でパーシンとトルスティコフのバランスアクト。
はらはらドキドキしながらのサーカス見物でした。サーカスといっても、狭い舞台の上で演じられる演目は、ジャグリングやエアリアルなど、限られた種目になりますが、アクターの身体能力のすごさに目を見張りました。
ディズニーなどの「アニメ上映と生オーケストラ演奏」や「フィギュアスケート映像と生オーケストラ演奏」に比べると、耳よりも目の集中力のほうが大きかったです。ひとつひとつの演目の卓越したアクターによって演じられる技が見事で、娘と「せっかくの生オーケストラ演奏なのに、演技が始まると見入るほうが優先で、音を味わうのは演奏のみの曲目だけになってしまった」という感想。
小さい子だとクラシックコンサートだと飽きてしまう子もいると思いますが、サーカス見ながらの演奏では飽きる間がなく楽しめたと思います。お正月のよいお年玉になったことでしょう。
終演後、出演者のサイン会がありました。一般の終演後サイン会ではDVDを買った人や写真集を買った人への特典ですが、今回はプログラムのほか、手持ちの色紙でもなんでも全員のサインをもらえるというので、娘と列に並び、娘はプログラムに、私は曲目が書かれているシートにサインをしてもらいました。
後楽園ラクーア内のドリア専門店で私は海老ドリア、娘はサーモンとアボガドのドリアを食べて帰りました。
＜つづく＞
