KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

三四郎池

2014年07月08日 | 俳句
天気 晴ときどき曇

巨大台風が沖縄に近づいていて、列島に沿ってこちらまで来るらしい。
今日は天気も良くて、暑くても外出日和・・だったのだが、何やかやとすることもありパソコンの前で半日を過ごしている。
ついでに昨日の続きを。(写真の不出来はコンパクトデジのため。悪しからず)

6日の日曜は、午前中に参加者が幾つかのコースを決めて東京近辺会員が案内しての「大江戸散策」。本当は私も東京在住だから何か手伝わねばならないところを、今回はお客様としての参加なので(ただし、終わってからのお手伝いはすることになっている)好きなコースに参加させてもらった。
色々ある中で、私が唯一行っていない所が、「東京大学構内」だった。
無論、赤門は知っている。でも、なぜか中へ入ったことがない。自由に入れるとは聞いていたが、何しろ近寄りがたい、と思うのが庶民感覚だ。もっとも、構内には大学病院もあるから、患者の顔で入ることも出来たはず。

正門を入ったところの銀杏並木と安田講堂は工事中で、残念、写真にならなかった。


日曜で学生のあまり居ない構内はひっそり。



お目当ての一つが、主宰の師だった山口青邨の句碑を見ること。
 「銀杏散るまつたゞ中に法科あり 青邨」


隣りの句碑は、青邨の弟子、有馬朗人氏のもの。句は・・正確に思い出さないので省略。
総長にまでなった有馬氏の句碑が、教授で終わった青邨よりも小さい。

句碑のそばが三四郎池になっていて、湧水の池の大きさに驚いた。漱石の小説「三四郎」からその名になったという。


憧れの三四郎池、ひとめぐりしてみた。歩きにくい細い道だが、池にそそぐ滝まで行ったらウシガエルがおうおうと鳴き始めた。カワセミが過ぎり、揚羽が舞い、都心にある池とは思えない。木々が鬱蒼としているので、都会の音も聞こえない。


などと、初めての大学構内をウロウロしていたら、他の人たちは殆どが幹事さんの案内で菊坂の一葉ゆかりの地の方へ行ってしまったらしい。ま、東京の田舎者でもここからドームホテルまでは帰る方法は知っている。
と、初めての東京大学に浮かれてしまい、この日の午後の句会は惨敗だった。

三四郎池にざりがに釣る親子  KUMI
コメント (4)
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