KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

吟行句会・生田緑地

2014年07月30日 | 俳句
天気 晴

先月は欠席したので、二ヶ月ぶり。暑さを考えると緑地内の川崎市民家園へ入るのが正統手段だ。日陰は風が心地良いし、古民家の縁側に座ることも出来る。


吟行は一つ句が出来るとどんどん作れる日と、なかなか一つ目が出てこない日がある。なぜか今日はなかなか作れない・・という日になってしまい、折角スマホの写真の試し撮りを出来る機会なのにその余裕がなかった。
保存家屋の農家に、盆棚の用意がしてあった。ここは季節ごとの行事を昔ながらに展示してくれる。子供の頃、父は二男だったし家に仏壇はなかったが、神奈川の田舎の盆用意も私の育った房総によく似ていた。仏飯が蕎麦、というのはちょっと変っていたけれど。

暑いときは弁当持参も出来ないので、岡本太郎美術館のレストランで食事しながらの推敲。
あ~まだ句が足りていない、と思い、会場まで、緑地の中を少し見回して。夏休みとあって、プラネタリウムのある緑地公園には子供の声があふれていた。

で、向ヶ丘遊園駅近くの会場への道すがら、小さな川を渡りながらふと流れを見下ろしてびっくりした。びっしりと梅花藻が・・白い花がきらきら光っていた。
もう、数え切れないほど通っている道。その少し南には大きな流れがあって、時々鴨の姿など見えるので立ち止まることがあった。でも、街の小さな川、気をつけて見たことがなかった。
流れが暗くて深く、おまけに鉄格子越しなので、写真には失敗。一眼だったら何とか撮れるかも・・
でも、こんな風だった。


句会場で聞いたら、やはり気づいた人が他にも居た。そして「前からあったよ」とこともなげに言う人もあって。
でも、私には、こんな近くに梅花藻が揺らいでいるのは一大発見だった。といっても、時間もなくて句にはならなかった。

ひたすらに日傘の影を踏み歩く  KUMI


コメント (2)
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