KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

句会・大久保 そして震災忌

2015年01月17日 | 俳句
天気 晴 強風

大久保の俳句会館の4階からの眺め。写真を撮ったのは初めてだ。

阪神淡路大震災から20年。月日の速さに驚く。
遠い場所での震災で、東日本大震災のように直接の体験はないとはいえ、あの日のTV映像の驚愕は今も生々しい。震災から2年半後の夏休みに神戸へ行った。三宮駅前のホテルに泊まったが、ちょっと裏通りへ入るとまだ瓦礫が生々しかったのを思い出す。
犠牲者へ黙禱。

今日はともかく空っ風が強くて、吟行句会でなくて良かった、と思った。明日が吟行句会。風のおさまることを祈るのみ。
行きの電車の中でびっくりの光景を見てしまった。
いつものように優先席のある車両へ乗ったら、席はいっぱい、6人分の席のうち2席は若い男性が座っていた。ま、いつものことで。別に座らねばならない訳ではないので、そういうときは「若いのに立っていられない体力とはお気の毒な・・」と思うことにしている。
で、びっくりしたのは・・私の前に座っていた若者(二十歳前後?)がバッグから化粧道具を出して、アイラインを描き始めたのだ。え?この人女性?と思わずマジマジと見たが、鼻の下にはうっすらと髭が見え、アイラインのペンシルを持つ手のごつさからはどう見たって男性だ。顔はすっぴんでちょっと色黒。
化粧した若者は見たことがあるけれど、電車の中で化粧するとは・・と唖然、そして吐き気すらしてきた。
逃げたかったが、満員でつり革はどこも空いていない。外の風景に視線を集中していたものの、その端にどうしても見えてしまう若者の顔。で、アイラインを終わったら、今度は眉を描き始めた。っ、もう・・と呆れてしまった私が変?

句会は、今日は8人に郵便の投句が1人。
吟行句会とはちがい、人事句が多いのと男性が多いのでなかなか面白い句があった。
今日の句の季語は・・
寒いろいろ・雪おろし(遠隔地の仲間は日本海側に住む)・賀状・松過ぎ・冬銀河・冬の星、などなど。
自信作には点が入らなかった。が、何とか面目を保てた結果だった。

北風に背中押さるる家路かな  KUMI
コメント (2)
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