KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

脱力感

2021年03月10日 | 俳句
天気 晴

雲一つない空なのに、山は薄茶色に霞み、黄砂のような、杉花粉のような。
無論、今日も写真はないので、3年前の公園の花、真紅の寒木瓜。
こちらは、紅椿。

三月十日のことは毎年色々と書いてきたので、今日はもういいかな・・本当は良くない。戦争を何とか記憶する最後の年代なのだから、この日の記憶は残した方が良い。
昨日、私の長姉と同年代と思われる隣でいつも食事をされるお姉さまが「私たちの年代が、戦争を覚えている最後だわね」と言っていた。女学校の1年生だったらしいから、長姉と同じくらいだ。姉は、女学校(今の中学校)の何年生?横須賀の海軍の軍需工場で学徒動員され働いていた。学校は東京だったから、寮でもあったのだろう。終戦の直前、工場は爆撃され、姉は大怪我をして、家族の疎開先の千葉の海辺の村へ帰宅した。私は、今でも姉の包帯を巻かれた足と、痩せてとんがった顎を思い出す。
私だって戦争は知っていますよ、と昨日、お姉さまに言いたかったが黙っていた。話せば、B29のひっきりなしの爆音が耳元に思い出されてしまう。育った村は房総半島のど真ん中、東京襲撃の飛行機の通り道だった。大空襲のあと、海の向こうで真っ赤に染まった東京の空も記憶から消えない。
私は、かなり大人になっても(中年まで)飛行機のエンジン音に心臓がドキドキして耳を塞ぎたくなったものだ。

このところ、確定申告と「格闘」している。家を売った譲渡所得、といっても課税対象にならない額。でも申告だけはしなくてはならないと言われたのだが・・普通の確定申告はいつも自分でしていたので、簡単に出来ると思っていた。なので、コピーするものなどあるので、外へ自由に行ける日が来たら、とほったらかしだった。
その日が来そうもないので手を付けてはみたものの・・頓挫中です。説明書を読む気力を振り絞ったものの、理解力がなくなっている。
このところ体調も最悪の日続きで、やる気と根気が全く湧かない。おまけに相談出来る機関の電話はまったく繋がらない。たまたま繋がった「無料相談」、詳細は教えてくれず「税理士紹介します、ご住所を」費用を訊いたら、15万ですって!?
おまけに、私が予測したように先週が感染者の底のようで街にはこれから増加しそう。今のうちに税務署の相談窓口へ行ける手筈をした方が良いかなあ・・などと、このお手上げ状態・・どうなるのだろう、私も東京も日本も・・何とも言えぬ脱力感。

三月十日闇と光と爆音と  KUMI
コメント (4)
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