天気 降ったり止んだり後晴
寒さがだんだん師走らしくなっていく。今頃は落葉溜まりがまだまだ綺麗なことだろう。
寒いし、結局は一歩も外へ出ず。昨日、ネットスーパーで日用品など注文して今日配達されたら、しばらくは出かけなくても良くなってしまった。朝晩の寒さのせいか、鼻風邪気味で鼻がグズグズになっている。寒暖差アレルギー? 乾燥しないよう加湿器はしっかり運転しているし。
結社誌の新年号が年末には届く。実は、加入してから今月号まで、20年以上、私は毎月の投句を欠詠したことがない。一ヶ月の間に作った句を何とか5句見繕って葉書に書けば良いのだから、入院しても退院して間に合えば葉書は書いていたのだ。数日くらいの遅れは許されることが多いし。
が、来年の新年号は初めて投句を休んでしまった。
毎月、10日が葉書の締め切り日、で、10月は1日にイレウスで緊急入院した。退院が12日。まだ書けば間に合ったのだが、さすがにあそこまで体調悪いとすっかり忘れていた。1月号に私の名前がないと、やっぱり、とうとう・・と思う人も居るかもしれない、一人や二人は。
私、まだ生きていますよ・・あまり元気ではないけれど。来月号をお待ちください。
上の写真の解説を。いつもの散歩道公園の落葉。2014年の今頃のもの。真ん中へんに朴の落葉らしきものがあるので、もしかしてこの句を作った時のもの?と思い出した。
着地して朴の落葉となりにけり KUMI
公園の西に朴の大きな木があって、花が咲いても余程見上げなければ見えなかったが、あの大きな葉っぱを落とすと木の存在を思い出した。足元がガサガサと音立て楽しかった。この日、紅葉の落葉の写真を撮っていたら、スローモーションカメラの映像を見るみたいに朴の葉っぱが宙を舞ってきて、目の前に「着地」した。朴落葉になった瞬間だった。宙を舞っている葉っぱは「木の葉」、地面に落ちて初めて「落葉」となる。大きな朴の葉っぱの着地を見るのは結構珍しいかも・・
と、着地して朴も落葉になった・・と思ったら、をれがもう句になていた。10秒くらいで作れてしまった上の句、主宰は巻頭10句くらいに入れてくれた。10秒で作れてしまった句なのに評価されて何だか申し訳ないような気分になった句だ。
一歩も出ない日が続くと、句も出来ない。犬も歩けば何とやら・・月に3,4回くらい吟行句会へ行っていた頃が懐かしい。
早起きの鴉は屋根の霜を踏む KUMI