KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

忌日の合間

2023年08月14日 | 俳句
天気 一時雨・雷雨

台風は明日の午前に紀伊半島あたりに達するのだという。ともかく、直撃は免れたようだ。
台風のせい、と思いたいが一昨日から目眩がかなり酷い。今日は少しだけ良い。とはいえ、ちょっとしたストレッチの片足立ちは椅子に掴らないと出来ない。一日中震度3の揺れの上に居るような・・今日は暇なので、写真のデータを古いパソコンから移す作業をしたかったのに、そんな元気は出ない。台風が去れば、目眩は半減してくれると思いたい。直撃ではないのに情けない。

なので、上の写真のヒマワリは何処で撮ったのか不明。
こちらの塗り絵は、細かい部分が多くて楽しめなかったもの。

今日は盆(盂蘭盆会)の二日目。東京都心では7月に行うらしいが、このあたりは月遅れ盆だったり、7月と8月が混在しているようだ。古くからの土地の住人は月遅れで行う、と知人の話だった。どちらにしても我が家は義弟の命日が15日なので、お盆は8月にしていた。(義父母の亡くなった翌々年に義弟を送った)
本当は昨日は迎え火を焚く日だが、集合住宅暮らしではそれは出来ない。でも義父母は普通の家に住んでいたので新盆には(二人同じ年だった)門火を焚いた覚えがある。

仏が帰ってくる日・・子供の頃、田舎だから大抵の家に仏壇があり、あちらでもこちらでも迎え火の煙が・・無論、父は次男だからわが家に仏壇はなくて、帰ってくるご先祖様もいないのがちょっと寂しかったものだ。子供心は変なものを羨む。
母の実家を頼っての疎開だったので、お盆の13日には母の里・〇〇家の慣習に
従って13日に墓参。先祖を迎えに行くとかで、なぜか墓参は裸足になって墓まで行く。裸足が気持悪かったが・・墓は〇〇一族のみの墓所になっていて、同じ苗字ばかり。古い墓石は苔蒸していて、元禄とか元治とか、何だか知らない年号のものがいっぱい並んでいた(今は改葬されて場所は移った)。〇〇家は江戸時代は、房総半島の物資を江戸へ運ぶ廻船問屋で羽振りが良かったらしい。

親戚が来たり、すでに独立していた長兄が東京から帰ってきたり、隣村の本家(父の実家)へ墓参がてら泊りに行ったり・・子供の頃のお盆は楽しみだった。でも今は忌日がずらりと並ぶ鬱々とした日々でしかない。

つくつくしつくつくし道細くなる  KUMI(2011年)
コメント (2)
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