KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

処暑・そして帰ってきたコロナ禍

2023年08月23日 | 俳句
天気 晴35℃

昨日のような雲は湧いても、こちらには雨が来なかった。どこかで降っていたのだろう。今日は処暑で、私が最期もそのあとも始末した姉の忌日で。あの日々を思い出すと心の病が出てきそうなので、省略。
写真は散歩道のお寺さんの秋海棠。10年以上前の写真だが、古いデジ一は花の撮影にとても向いていたようで。水源の湧水の水辺を囲み、たくさん咲く。花の写真を見ると行きたい、と思うものの、この残暑続きではどんなに元気でも行くつもりにはなれないだろう。

秋海棠や朝顔の写真を眺めていたら、同じファイルにこんな写真があった。


2006年、市内にある早稲田実業学校高等部が甲子園大会を制覇し、選手が凱旋帰校するのを待っている、学校近くの交差点の写真。今日は今年の甲子園大会の決勝戦で、慶応高校が優勝したので、この早実のことと、その年の自分のことをを思い出した。この写真は、高校野球大ファンの夫が、凱旋のことを知り、同じ市内とはいえちょっと離れたところの学校まで見に行ったのだ。カメラは全く興味ない夫に、コンパクトデジを持たせた。
何と言っても斎藤祐樹クンが大人気となったチーム。学校の周辺は凄い人出だったという。今年の慶応も凄い人気だ。対戦する相手校が気の毒。でも早実の方が優勝経験もあるし、付属高校ではないから庶民的かも。
この時私は・・抗がん剤治療が始まっていて、とても残暑の中で野次馬になる元気はなかった。

この年、15歳上の長兄が突然倒れて、あっという間に大往生。同じ頃に私は初めてのがんの宣告を受け、兄の葬儀のあとの4月末に手術した。まるで、兄が私の身代わりになって逝ってくれたような気がした。その兄は倒れる寸前まで患うことはなく元気だったが、私は何しろ患うこと〇十年という病気のベテラン。自慢ではないが、投薬されている病名だけでも片手では数えきれない。今のがんは、場所は違うけれど性質は似ているのだそうだ。やはり、病気には因果関係というものがあるようで。

今日の決勝戦終了直後の超満員の三塁側慶応応援席。



と、ここまで書いたら、館内放送が「食事は本日より各自の部屋へ配膳します」と。あ~あ、あと数日でコロナ患者の療養期間が終わると思ったら、また増えた・・しかも今まで患者の出ていない4階で。憶測でしかないが、患者になった人は3人とも、マスクしていない要介護の入所者のようで。
コロナもすぐ近くの部屋の人が感染者と解ると、明日は我が身・・

秋蝶の供花へ舞ひくる父母の墓  KUMI(2012年)
コメント (5)
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