KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

戦争は簡単に終わらない

2022年04月19日 | 俳句
天気 晴のち曇
写真は、いつも通っていた散歩道のヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)の花。今頃の写真なので、咲き始めた頃だろう。公園の外れのそこまで、もう行く元気が・・


それでも、少し天候も落ち着いたようで、体調も何とか・・と思い、午後には銀行の通帳の履歴記載にATMへ。先週、年金の振り込み通知が来た。金額変更した時しか来ない通知なので前回と比較しようとしたら、今年になってから銀行へ行っていない。年末に下ろした幾ばくかで間に合っている訳で。ここの費用は診療所の費用まで全て銀行引き落とし。カードを盗まれなくても、時々は通帳の内容を確認した方が良い、と言われている。買った覚えのない引き落としがされていたら怖い。
街には新緑とハナミズキが目立ってきた。この、市民ホール横のハナミズキの咲く風景が好き。でも、近づきすぎては撮れないし、と、いつも通る道から撮ろうとしても、駐車のトラックが・・

まだ咲き始めなので別の日に撮ろう。

一向に終わりの見えないロシアのウクライナ侵略戦争、今日から本格的な攻防の戦いが始まり、停戦などは早くて今年の終わりくらいになるだろう・・と、専門家の話。ロシアにはそんなに金があるのだろうか?プロパガンダで洗脳されていても、国民が、食べられなくなったらどうするの? それでもプーチン万歳を叫び続けるのだろう。悪者は西側の国・・ロシアの、外国在住の金持たちにも責任はある。情報は知っていて黙認しているのだから。

一体どんな結末になるやら、ということも気になるが、延々と破壊される国の映像を見るのは神経がおかしくなる。見せられないロシア人が羨ましい。半年後、戦争が日本へ飛び火しないとも限らず、それに、私はどうなっているの? いつかも書いたが、生まれて戦争、最期も戦争、というのはごめんこうむりたい。

色々なモノ不足・値上がりが問題になっている。ここに暮らしていると生活感がなくなるけれど、食事の内容には変化が生じてきている。
ジャガイモが極端に使われなくなり、野菜炒めに玉ねぎがとても多くなった。鮭の料理がほぼ出なくなった。
入所費用の値上げも多分、時間の問題。すべて、あの冷酷な独裁者のせいだ。

休むならなんじやもんじやの花の下   KUMI
(歳時記では、なんじゃもんじゃ=ヒトツバタゴは夏の季語です)
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言われたくないこと

2022年04月18日 | 俳句
天気 曇のち雨
また、天気が下降気味になって体調も同じく・・
息苦しくて部屋を出るのも面倒。ま、食欲だけはあるしパソコンを開く元気はあるから天気の影響、と思っておくことにした。明後日が通院日だから何かあればその時にわかる筈。

で、お出でいただく方たちもお花を見飽きたかも・・と、花と一緒のファイルに残っていた猫様の写真を。ほんと、この威張りようはまさに猫様。「にゃんか文句あっかよ」
多分、散歩道のどこかで撮ったらしい。この猫の居る林にそろそろ金蘭・銀蘭の咲く時季になっている。


言われたくないこと。ゼレンスキー大統領は「これ以上国民を虐殺されないよう、白旗を揚げたら」とは絶対に言われたくないという。他から見ていると残虐の限りの日々に目を覆いたくなる。それでも命さえあれ・・とは私も思わない。プーチンに支配されたくはない。

そんなことと比較になることではないけれど・・私も、言われたくない、とずっと思っていることがある。ここに居ると、プーチンみたいに携帯電話もパソコンも出来ないというIT音痴がたくさん居る。というか、90歳過ぎてガラケーでメールまで出来たらたいしたもの、という環境だ。だから、「スマホ命」の私はなるべく目立たないように使っていたのだが・・最近はそんな遠慮をしても仕方ないので、食事の配膳の来る前に新聞読んだりするようになった。新聞読むのに遠慮はいらないだろう。新聞を広げているジイサマも居るのだし。
それに、私の周りの人は「何をしてるの」と訊く人は居ない。スマホを持っていたとしてもガラケー時代と同じにしか使わない人ばかりなので、訊いても仕方ない、と思っているのかどうか・・スマホについて話したこともない。
というある日、毎日の検温に、派遣の看護師さんが来た。今は又常勤の人になったが、1月に常勤の人が辞めてから先月までは、日替わりのように知らない看護師が来ていた。で、パソコンで「お買い物」をしていたので「すみません、キリの良いところまで・・」と、検温まで10秒くらい待ってもらった。
「すみません、通販の途中だったので・・」とパソコンから離れてその30代くらいの看護師に謝ったら、
「凄いですね、ネット通販まで出来るなんて」と言ったのだ。彼女はバアサンを褒めたつもりかもしれないが・・
それ、パソコン・スマホを操る若い人から一番言われたくないせりふ。同年かそれ以上の人から言われるのなら許せる。若い人のその言い方は老人差別でしょ。老人だからコレは出来ない、老人だから無理・・若い人がそう言うから老人は余計に「もう年寄にスマホなんか使えと言われたって無理!」と思い込んでしまう。そんなことはない、本人にやる気があって教える方がきちんと教えれば出来る。覚えるのに時間はかかっても、車の運転だって、テレビの操作だって、やってきたのだから。
何かにつけ「女性には無理だよ」と言われ続けていた昔を思い出す。それに通ずる差別だ。
私はスマホに替えて3台目なので6年くらいになるだろうか、最初の頃、随分言われたものだ。「凄いですね、スマホを使うなんて」
その度にうんざりしながら「私の同年の知り合いは皆使っていますよ、私の周りでは珍しくありませんから」と言うことにしていた。事実、ネットの知り合いはどんどんスマホに替えていたし。

ここの職員は、介護士も含めてさすがに「凄いですね、スマホもパソコンも使えて」とは絶対に言わない。相手も自分と同等の人間、というのは福祉現場で働く時の基本(ちょっと齧ってます)。
気をつけよう、悪気なく人を傷つけることもある。
 
桜蘂降るうかうかと生きをれば   KUMI 
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サツキとどら焼き

2022年04月17日 | 俳句
天気 曇一時晴

今日こそは天気回復して青空になると思ったのに・・という一日だった。でも気温は平常に戻ったようなので、昼前、買い物がてら外へ出てみる。が・・体調は元に戻っていなかった。歩き始めてみないと、エンジンの具合が解らない。八重桜を見に足を伸ばしてみようと思っていたのを諦めた。
3日籠っていたら、世の中の植物はどんどん晩春を目指していた。
もう、市の花・サツキがあちこちに咲き始めていた。この花、市内の市道やら施設やらに植えてあるから、とにかくこれからの季節はとても目立つ。

「ツツジとサツキとどう違うの?」と訊かれると説明に困る。歳時記ではツツジ(躑躅)は春の季語、サツキ(杜鵑花)は夏の季語。と答えれば済むけれど・・
おおざっぱに言えば、ツツジは花も葉っぱもサツキより大きく、街では桜の季節に咲き始める。(一部、山ツツジなどは開花時期の違うことがある)サツキは4月の終わりから咲き始める。花の種類がとても多く、盆栽仕立てにするので愛好家も多い。

ツツジの花二種。山などに自生する山ツツジとミツバツツジ。


とにかく、花の名前は花を好きになってたくさん見て覚えるよりほかにない。それで何の役に立つの?と思ってしまったらお終いだが、年とってから退屈しないし認知症防止にもなる。・・などと言う私は、横文字の花の名前はどんなに見ても覚えられないもの多々。

話を戻して・・歩くのを諦めた理由・その2。免疫療法の副作用で心臓機能が弱るので、その薬を処方されている。副作用を止める薬に利尿剤が入っていて、副作用のための薬の副作用がある。朝8時ごろに飲むと、その「副作用」が11時くらいに始まってしまう。出かける時は薬は飲まないようにしているのだが、今日はうっかり飲んでしまった。でもスーパーなら、万一のときも困らない。
買い物の最後に目についたのが、菓子売り場にあった全国のあちこちの「どら焼き販売」という、ささやかな催しだった。アニメの主人公と同じく、私も大好物ですのよ。素通り出来なくなり、まず目に入った榮太樓を籠へ。そして、大きいものは夜食に食べるのにキツイので、小ぶりのものをとりあえず2個。


内容はよく見ずに籠へ入れた小ぶりのどら焼き、一個は広島県、一個は三重県の銘菓だった。榮太樓のどら焼きは暫く食べた覚えはないが、東京なので味は想像がつく。福山銘菓は虎焼き。皮が虎模様になっている。今年は、かなり儲かったかもしれない。
偶然とはいえ、どちらの県にも数少ないネットのお友達が居る。東京の大手スーパーの選んだ和菓子なのだから、きっと美味しいに違いない・・楽しみ。

落花浴ぶミサイルの来ぬ国なれば  KUMI
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わが敵は千キロの彼方

2022年04月16日 | 俳句
天気 曇のち晴

昨日、かなり強い台風が小笠原父島を通過して、今朝未明に太平洋を東北の方角に去っていったようだ。
写真は、父島二見港の写真の絵葉書があったので、それをスマホで撮ってみた。写真を写真にしたので、かなりボケているけれど・・素晴らしい夕焼けの海だ。
1000㎞ですよ、船で24時間かかるのですよ、そんな遙か彼方を通る台風でこちらに雨の降るのも、夏の気温が冬に戻るのも理屈では解るけれど・・私の体調が、なぜ、1000㎞も離れた台風の気圧低下に左右されなきゃいけないの・・という、昨日・一昨日だった。

目眩・耳鳴りがいつもより倍増、おまけに昨日の夕方から頭痛までしてきた。天気図を見たら、ちょうど台風が父島付近に最接近している頃だった。
父島からさらに南の小さな島に昔、夫が単身赴任したことがある。そんな関係でこの絵葉書がどこかから出てきて、捨てるには惜しいほど新しい写真に見えたので持ってきたようだ。もしかしたら、赴任当時ではなく、退職の前に一度出張しているので、その時に買ったか貰ったものかもしれない。
その話はともかく、1000㎞離れた台風に苦しむなんて、もう、私の体は相当に弱っている? でも、二日間、食欲だけはあったから大丈夫そう。今日の午後には、普段の頚椎の痛みからの目眩に戻った。これからも台風は来る。その都度、こんなに具合悪くなるのも辛いこと。
今日の10時ごろ、青空が見え始めたらほっとした。

2日間の冷たい雨でも新緑はだんだん育っていた。
3日間も籠ってしまったので、明日は少しでも外へ出なくては・・

囀りへ大きく開く朝の窓  KUMI
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とりあえず、日本人で良かった

2022年04月14日 | 俳句
天気 雨

昨日載せた牡丹の写真を撮る前に撮った写真から。満天星躑躅と木香薔薇。
バッテリー切れになると解っていたら、無駄な写真は撮らなかったのに・・


冷たい雨の一日で、何と、昼間の気温は昨日よりも15℃以上低くなり2月下旬の陽気だという。おまけに、小笠原近辺へ台風が近づいている、という季節外れの天気図。体調の良い訳がない。
今日の体調をことばで表すと「故障して横揺れのひどい下降するエレベーターが止まらなくて、耳鳴りも酷くなるばかり」の状態。

コロナのパンデミックのさ中あたりから、実は、こんな厭な国で生涯を終わらなくてはいけないのか・・と思い始めた。政府のコロナ対策があまりにも他国に比べて劣っているように思え、国民の自主性任せの感染予防、医療の脆弱さ・・諸々。もう、そう長くは生きられそうもない自分が、こんな国で最期を迎えるのはゴメンだ、と腹が立ってばかりで。おまけに、変なマスクを配った当時の首相の顔をTVで見ると吐き気までしてきて。首相は代わっても、新しい首相とは言えない見飽きた顔にうんざり。今は、首相の「顔見たくもない」からだけは解放されている。

そんな時、ネットニュースだったかに「日本人の暮らしが日本のパンデミックを防いでいる」という話が載っていた。私の乏しい知識の西欧の暮らしと比較してみて考えた。
室内で靴を脱ぐ。家に帰ったら(コロナ以前から)まずは手洗いとうがい、が常識。食事前に手を洗う。マスクを必要なら、自分のためばかりではなく他人に感染させないよう装着するのを厭わない。トイレから出たら手を洗う。そのためにハンカチ持参は当然。鼻をかむのにはティッシュを使う(西洋の某国ではハンカチを使う)。駅やスーパーなどの公衆トイレですら清潔。(私の経験だけでも、日本以上の綺麗なトイレは知らない)
そして何よりも、握手やハグの習慣がない。

 日本の劣勢・後進性ばかりが大きく取り上げられている報道番組に疑問を持った。コロナ対策だけではなく、ITの遅れとか、女性の社会進出の遅れとか、政治の行き詰まりとか、経済成長の停滞とか・・
そんな、マイナスイメージの国で最期を迎えるの?
と思い、一年発起?して、寝る前には必ず、ニュース番組は消して、you tube の「日本はこんなに良い国ですよ~・日本に住んだらもう自国へ帰れない」みたいな日本在住の外国人の発信を見ることにした。大体が、日本人で自分の国を「素晴らしい!!」なんて言う人は少なそうだし。面白い、楽しい。日本って、ほんとに素晴らしい国。
小学校の給食が素晴らしい・・食育、なんて発想は外国にはない。
生徒に掃除をさせるのが素晴らしい・・だから、街にゴミが落ちていないのだろう。
子供だけで町を歩いてる、通学もしている。こんな国、地球上で日本だけ。
カフェの席取りにテーブルへ荷物を置いて並んでる・・そんなこと、地球上で日本以外にありません。(これはしない方がいい。貴重品は身に付けて)
犬の落とし物を飼い主が綺麗にしているから、安心して歩道を歩ける。(短い旅行経験でも、フランスもドイツも、街の朝の散歩はこの落とし物を避けるのが大変だったっけ。パリでは昼間になると業者が掃除するらしい)
接客の仕事をする人のサービス精神が素晴らしい、チップなしの国なのに。tとにかく、日本人の他者を思いやる心と行動が素晴らしい。
同調圧力も、良い方に考えればプラス思考になれる。誰かが見てるかも・・だから車が来なくても赤信号では渡らない。

もう、挙げればキリのないほど日本がいかに住みやすいかの話に溢れている。コロナ禍であっても、外食を除けば一応の普通の暮らしが出来たのは先進国では日本だけだったようだ。


そうなんだ、西欧に劣っていると思うのは私の被害妄想だった・・と思い知らされることもあった。オセアニアではあまり感じなかったが、欧米では、店員の対応が悪いのは英語の下手な自分がバカにされているだけ、と思い込んでいた。チップが少ないから不愛想なのだ、と思ったり。西洋人への劣等感を抱いて旅行していたのかと思うと、悔しくなった。日本人には誇れるものがたくさんあったのに・・

そんな訳で、最近は、昼間も暇があると15分くらいのYouTubeの発信動画を眺めることがある。スマホなら、気軽にどこでも見られる。日本で暮らす外国人(おおむね夫・妻の片方は日本人)の、コロナ禍の日々の生活からの発信なのでそうそう間違った内容はない筈。旅行者の発信したものは、ちょっと古い内容なので、?のつく情報もないではないが。
でも、日本人の私が気づかなかったことをたくさん教えてくれた。
100%厭な国ではなかった。

これからは、ウクライナ侵攻後がどうなるのか不明なので、戦争の影響が出て、厭な国になるかもしれない。でもこの半年以上、おかげで心癒されている。

花屑の雨に流るる交差点  KUMI
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