KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

泣いた話 ウクライナの忠犬

2022年04月11日 | 俳句
天気 曇がち

昨日の続きの昭和記念公園の写真。菜の花もかなり撮っている。菜の花はふるさとの花。菜の花もこれだけたくさん咲くと、噎せるように花の匂いがする。
もう、新緑がぐんぐん育つ季節になってきた。窓から見える林も、日に日に茶色から緑色になっていく。


うんざりするほどロシアに破壊されたウクライナの街の映像は見た。最初の頃は嘆き悲しむ人の話を聞いたりして、思わず涙ぐんだりしたのだが・・知人・友人でもなければ、いちいち涙も出なくなるのだろうか。何だか自分が冷酷な人間に思えてきていた。
が、今日、キーウ近郊の町の「忠犬」の話をネットニュースに見て、思わず泣いてしまった。その秋田犬は、夫をコロナで亡くした一人暮らしの女性に飼われていた。ある日、主人はロシアの兵に連れていかれ(殺害され)、二度と帰らなかった。主人を待ち、犬は玄関に坐ったまま動かず1ヶ月・・という写真が載っていた。風情が哀れ。
ロシア軍が退き、今はボランティアが餌は持っていくものの、連れていこうとしても動かないのだそうだ。

もう、戦争はやめましょうよ。
でも、これからの半月くらい、ウクライナの東部では大激戦が起きるのだという。飼われたペットは無論、大きな町には動物園もあるだろう。
動物たちはどうなるの?
上野動物園の、実話「かわいそうな象」の話を思い出した。万一爆撃で檻の外へ出たら大変なことになるので、餌を与えずに餓死した象・・毎年終戦日にこの話をTBSラジオで放送していて、聞くたびに私は泣いた。

本当に、もう戦争はやめましょうよ。
ロシア兵の多くは、略奪の戦利品目当てに戦争をしているらしいし、そんな若者たちをこれ以上作らないためにも・・

遠き地の止まぬ戦争春深む  KUMI
コメント (2)
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