KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

天寿全う

2022年09月09日 | 俳句
天気 曇りがち

エリザベス女王が逝去された、と朝一番のニュース。96歳、女王として70年。歴史に後世まで長く名を残すQueenだろう。
代わったばかりのイギリスの新首相に6日に対面されている、というから最後まできっちりとその職務を全うした。まことご立派、まさに天寿全う。老衰、とは言い難い。

日本の庶民のバアサンの会話です。
「願っても、そんな理想の最期は迎えられないわね」と私。
「患わないで逝ければ一番だけど、綺麗に老衰なんて出来ないもの」と90歳のお姉さま。あれ?彼女、昨日が誕生日とか言ってたから91歳になったっけ。
「私は心臓弱ってるから長く患わないと思う。何処かが弱ったら心臓ヘきて、あっけなく終りたい」と私。
「そんなこと解らないよ、うちの主人は1ケ月だった...」などなど、最期を如何に迎えるかの話、私の部屋で3時の珈琲飲みながら。不謹慎だが女王陛下も庶民も最期は同じようにやってくる筈。
生死の話もここではお茶うけになってしまう。

そして、認知症の入所者の情報交換をして、今日のお喋りはおしまい。って、週に1回くらいしかゆっくりのお喋り時間は作れない。結構貴重な時間だ。

老いてより優しくなりぬ白芙蓉 KUMI


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保育園の朝顔

2022年09月08日 | 俳句
天気 一時雨

隣の雑居ビルの1階に3歳児までの私営保育園がある。その裏庭にあたる所をいつも通っていて、今年はプランターに朝顔を育てていたので、楽しませてもらっている。なかなか咲かない、と思っていたら8月末から毎日たくさん咲くようになった。ちなみに朝顔は秋の季語。

この保育園は駅前なので無論送迎バスはない。静岡のこども園のバス置き去り事故の悲劇は、ただただ呆れるだけだ。
だんだん解ったこと。今は子供の通園状況は職員の眼で確認するのではなく、この園は保護者がタブレット画面へ出欠を入力するのだそうだ。
通園出来ない朝はタブレットの「欠」をポチっと。でもそれを忘れて子供を休ませる親も居るので、事故の子も、姿が見えないのを無断欠席かな、と思い込んだらしい。バス内の確認に加え、その器械入力に頼り眼での確認はしなかった、ということだ。

バアサンは思います。3歳児クラスならどんなに多くたって15人に1人の先生は居るでしょ。今の保育士配置基準は知らないけど。○ちゃん△ちゃんは今日はどうしたのかな?風邪かな、コロナかな?
と、この時節、欠席理由を考えないのかしら?感染性の病気の確認もしない?
器械はそういう確認はしてくれない。人間の眼と耳の確認しかしていなかった昔、こんな事故が多発していた、なんて聞いたことはい。哀しい。

朝顔を育て無事なり園児たち KUMI

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知っていますか、閃輝性暗点のこと

2022年09月07日 | 俳句
昨日は遠くの台風の影響は強風だけで、久しぶりに澄んだ青空が拡がった。
そんな昨日の話。午後、訳あって急遽眼科ヘ行ったら瞳孔開く眼底検査になり、その点眼麻酔薬がいつになく効き過ぎ。夜になっても目の前ボーッとしていてスマホどころではなく、ブログはお休み。
その急遽、の検査理由は簡単に言うと、数日前から左眼に変な影が走る。右眼の緑内障視野狭窄は何とか止まってきたもののかなり見えにくい。このうえに左眼も、と思うと怖くなった。もしや眼底出血?父親はそれで隻眼となり何十年かを送っている。緑内障は遺伝するらしい。

ということでの検査。
その結果、また新しい病名だか何だか、を眼科医から告げられた。
閃輝性暗点。
初めて聞いた。液晶画面を見ていると、画面の左下辺りに時々、QRコードのかけらみたいな影が走る。詳しく書くのは面倒なので省略する。痛くも痒くもないしさして暮らしに困る訳でもないので、あまり悩むのはやめた。頭痛を伴うことが多いらしいけれど私は頭痛にだけはほぼ縁がない。脳梗塞の心配も今はい。免疫療法の副作用の説明に眼のこともあったような...

そういえば、以前Facebookをしていた時、頭痛持ちの若い仲間が、発作にキラキラの幻視みたいなのが、というようなことを書いていたっけ。世の中にはまだ知らない病気のことがいっぱい。病気のデパートの私も覚え切れない。


午後も変なQRコードみたいなのが時々現れる。常態ではなく暫くすると消えたり。
耳鳴りと同じく、お付き合いしているうちに存在が気にならなくなる、のかもしれない。

まぼろしもうつつも秋の空へ消ゆ KUMI






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地球のバランス

2022年09月05日 | 俳句
天気 晴

久しぶりに隣駅前の整体院へ。街の感染も落ち着き始めたし、整体師は感染を免れたというし。市民の7.8人に1人は感染の確率だから、もう感染も十分行き届いたのかも。
駅前のグリーンゾーンの紫式部の実が見事。園芸種より原種に近い。


首が痛くて重くて昨日はどうにもならない状態だった。が、今日の治療で痛みと不快感がすっきり。回らなかった首もやっと動くようになった。目眩と息切れは...そうそう改善しない。

夕方にはこれも久々、夕富士が。

台風は西寄りに進むので九州直撃はしないようだ。大雨に悩まされる日本とは逆にヨーロッパの熱波は深刻なようだ。なのに、パキスタンでは国土の1/3が水没したとか。
水害と干魃、地球全体ではバランスがとれているのかもしれない。

秋夕焼いつしか消えし富士の雲 KUMI




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動けなくても動かなくては

2022年09月04日 | 俳句
天気 曇りがち

2年前の公園の写真。多分まだここへの入所が決まっていなくて、歩かなくちゃ、と散歩に精を出していた。比較してはいけないが随分と元気があったものだ。
今日の私は‥‥
2年前と違い色々と弱っているけれど、とにかく頚椎の痛みと目眩が我慢出来ない。施設内クラスターやらで中止していた整体治療、明日から再開することにした。東京都の感染者数が1万人切ったら施設内の禁止事項を緩める、と言われているけど待てない。通院は無論自由なので整体院も同じこと。私が怖くて二の足踏んでいた。
軽い足腰のストレッチだけは毎日欠かさなかったけれど、今日は最低限ストレッチ「腿あげの足踏み」も辛い。

ほぼ半月の隔離暮らしで、認知症の車椅子の人が増えた。感染者でなくても、歩行器から車椅子へ。認知症そのものも、びっくりするほど進行した人も居る。同じテーブルで食事するYさん、クラスター前に最近認知症が進んでいる、とは思っていた。それでも朝食のことを昼に忘れるようなことはなかったのに・・食堂初日、昼食が始まっても現れない。介護士が呼びに行きやっとテーブルに付いた時に言ったのは「食堂で食べるようになったのなら、教えてくれればいいのに。何も知らなかった」周りは言葉なし。「朝もここで食べたでしょ」とは誰も言わなかった。いよいよか~~と思っただけで。明日は我が身。

自分の意思で室内でも私のように最低限のストレッチをしていた人だけが、かろうじて隔離前の体力は保っている。隔離中は施設内でのサービスのリハビリ体操も中止。もっとも私は参加したことはない。
私の体力低下は心臓が弱っているせい、と思うけれど・・台風のせいも?
今日は何しろ目眩がいつもの倍以上。部屋にこもってしまった。これでは認知力もかなり弱っているのかも。自分では判らないので90歳のお友達とお互い、「おかしくなってたら教えてね」と約束してはいる。

ベランダへ来て秋蝉の鳴き始む  KUMI



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