KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

お迎えの車が又・・

2022年09月15日 | 俳句
天気 曇がち

2年前の都立庭園の女郎花。隣駅の前なので整体治療に行った帰路に寄ろうと思えば、今も寄るくらいの体力はある。が、月曜休園なのでなかなか予定が合わず寄れない。

夕方5時近く、救急車の音が。こちらへ近づくので又かぁ、という感じだ。廊下ヘ出てみたが静か。夕食に食堂へ行く車椅子の人を迎えに来た介護士に「心臓に良くないわ、でも4階ではないみたいね」と言ったら
「いえ、ここへ来ます」

え、まさか私を迎えに?朝からふわふわ状態で、数字に出る体調に問題はないものの、歩くと地球の自転がわかるような。

結局、100歳のバアサンがストレッチャーに乗っていった。耳が異常に遠い人で、声も大きい。昨日まで部屋の外へ歩行器で出ていたし、声がするし、??どうしたの?
と思ったけれど医師と看護師の判断で救急車が来たのだし、入院先も決まっていたみたいだし。


何があっても明日はわが身、と思うことにしている。先日のコロナ感染での救急車騒動はわが身に起きては困るけど。

夫の亡くなったあとの救急車騒ぎが、ここへの入所を決心させたようなもの。ひどい目眩を動脈硬化と思い込み夜遅く、いつもの病院ヘ救急外来を依頼した。救急車を呼ぶほどでもないし、いつものようにタクシー依頼して出掛けようと思ったが・・歩けない。
お隣は若い家族で付き合いもあるしタクシーに乗るくらいまでは頼もう、と彼女へスマホで電話した。7階住まいなのでタクシー呼んでもエレベーターまで歩き、マンション入口の階下までは行かねばならない。
それが、救急車を呼びましょう、になって近所への騒動となり。

お迎えの救急車を呼ぶのはもうゴメン。ここでは日常茶飯事ではあるけれど。

老いひとり生きる窓辺へ小鳥来る KUMI


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毒あり、注意

2022年09月14日 | 俳句
天気 晴

写真は7年前、都立公園の林の彼岸花群生地のもの。古いデジ一眼から今のミラーレスに替えていた?かも。パソコンないから、FBの写真を移してみた。

今、関東の公園では(公園だけではないはず)カエンダケという毒キノコが大量発生していて、要注意報が出ている。かなりの毒性があり、触れるだけでも危険らしい。林を歩けば毒のありそうな綺麗なキノコにはよく出会った。でもTV画面で見たカエンダケという、焔のかたちの無気味なキノコは見覚えがない。

今朝、ネットニュースを覗いていたら、彼岸花に注意、というニュースがあった。人気アニメの人気キャラクターだか主人公だかが、彼岸花を口に咥えているシーンが出て来るのだそうだ。詳しく読む前に、バアサンは、そりゃないでしょ、真似しちゃダメ!と声にせず叫んだ。記事の内容も同じことを言っている。
幼児向けアニメではないらしいが、彼岸花の毒性を知らない若者がキャラクターに扮して彼岸花を口に写真を、ということはありそうな。
どのくらいの毒なのかは知らない。とにかく、昔から墓地の周りに多く咲き、死びと花と言われ、手折ってはならぬ、と教えられた。親の言うことは絶対なので、花好きの私も全く触れたことすらなかった。畑や田んぼの畦にもたくさん咲いた「あの世へ行った人の数だけ咲く」などと聞いたので、戦死した人達が田んぼに立っているみたいで無気味だった。だから彼岸花、と言う訳でもあり。
そのくらい、私にとってあまり好きとは言えなかった複雑な思いの花。

ともあれ、口にするのは止めてください。

木洩れ日のやうやく届く彼岸花  KUMI


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初秋を束ねて

2022年09月13日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

午後、いつも来訪してくれる頼りになる後輩が久々に面会に来てくれた。まだ部屋ヘは入れず、短時間、1階の相談室か応接室でしか会えないのに、申し訳ない。最近は週末でなくても面会が結構多い。
ベランダの自家製の花やハーブを小さな花束にして、持って来てくれた。ハーブの花の実になる前の香が紫蘇の実のようで爽やか。
そして、線路の土手のフェンスに絡んでいたエビヅルの実と、山をよく歩く彼女が拾ってきた?杤の実。

昨日のこのブログの杤の実せんべいを見て、思い立ったようで。ありがとう。
とっても嬉しいお土産だった。

最近、スマホの充電が忙しい。うっかりすると20%を切っていて慌てる。Youtubeを見る時間が増えた。見るというか聴くというか、聴くのも増えた。カフェのBGM専門のチャンネルがあって、ゆったりしたジャズピアノなど、体調悪い朝は珈琲飲みながらいつまでも聴いて居たくなる。
パソコンが使えれば、両方を同時活用出来るのに。パソコンは、実は元へ戻るかも。そのためには早く施設の行動自由化が必要だ。このまま感染者が出なければ。
ひたすら祈るのみ。

花束のハーブ一茎爽やかに  KUMI



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秋の始まり

2022年09月12日 | 俳句
天気 晴

少し湿度も低く気温も東京は平年並、という私には大変ありがたい日。昼前に整体治療の予約をしてあり、少しは歩いて、買い物して、美味しいランチにありつけるかも・・
という贅沢は実現が難しかった。頚椎の重さと目眩は治療で何とか改善するものの、この動悸息切れは何?
今は台風もはるか先島諸島だから関係ない。とりあえず、治療のあとで駅ビルの屋上庭園を覗いてみた。昼休みでベンチに人がいるので写真もなかなか角度が難しい。


風が強いしゆっくり座れる所もないのでランチへ。美味しいものでも、と思ったのに、フォークで食べられるものにはなってしまった。

というのも、もう少しで治ると思っていた右手中指のヒョウ疽が昨日から又痛くなった。明け方にはズキズキして眼が覚めてしまった。トホホ・・右手で普通に箸を使いたかったのに。ちなみにフォークとスプーンは普段から左手を使うので右手の方が使いにくい。ややこしいこと。

久しぶりの本格スパゲッティ、たまに施設で出るものはナポリタンより柔らかいので私には不味いだけで。でも、今日思った。
柔らかさに慣れてしまい、あれ?スパゲッティってこんなに固いもの?と思ってしまった。この店は初めてでもないし、程良いアルデンテ、と憶えていたのに。歯まで弱ったのだろうか。ちなみにタラコみたいに写っているのはスモークサーモン。だんだん輸入しにくくなるというサーモン加工品、今日のメインだった。

息切れの原因の一つは頻発する不整脈かも。でも心房は無事、という検査結果の出たばかりだ。我慢、我慢、と呟きながら食べたいお菓子だけはしっかり買ってきた


ちょっとした買い物にも疲れた~~

中秋の名月はみごとに見えたが、昨夜の十六夜の月は雲が多くて見そびれた。

十六夜や地球の水を飲んで寝る  KUMI




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どこまで壊れるの?

2022年09月10日 | 俳句
天気 曇のち晴

赤い彼岸花は以前のマンションの敷地に咲いた、数年前の写真。そろそろ咲きだす頃。下の白い花は、昨日、コンビニの帰りに公営住宅の裏で見つけたものだ。1本だけ咲いていたが誰か球根を植えたのかも。

昨日、認知症の人の情報交換などと書いたが、これがここに住むためには必要な情報なのだ。職員は、誰それは認知症だから、などとは言わない。KUMIさんは○がん患者です、と言うのと同じ個人情報だから当然のことだ。明らかに見れば解る認知症、ばかりではない。
でも、認知症、と知らないと困ることは多い。たとえばクラスターの感染者の一人となったジイサン。今年の春くらいまでまさか、ひどい認知症とは思わなかった。一番多く患者の出た下の階の人で、ちょっとおかしいかも、としか思わなかった。なぜかというと、囲碁の名人で彼に勝てる人は居なかった。4階でよく勝負していた。私は昔、囲碁はちょっと齧ったことがあり勝負を覗いたり。
でも、ノーマスクの筆頭で、気になるので丁重に4階へくる時はマスク装着していただけないか、とお願いしたら逆ギレされて怖い思いをした。で、彼の認知症度が解った。プライドだけは忘れないようで、自分に理解出来ないことで咎められるのが許せないのだ。コロナ禍もマスクの必要性も理解の外だったのだ。
囲碁の実力とは真逆で、もう、自分の居場所も良く解らなくなっている、と知った。感染してもマスクせず徘徊し、注意するとイライラして大変だったらしい。

認知症で自力歩行出来る人は他にも何人も居て、クラスター騒ぎでの隔離で症状悪化した人が多い。徘徊の上、他人の部屋ヘ入り込むなど、情報がないとびっくりしてしまう。幸い、部屋へ入り込む人はバアサンなのでそう怖くはないけれど。彼女は被害妄想が酷く、モノが良く盗まれるらしいので、加害者にされないよう注意が必要だ。

という所に暮らして居るので、認知症には詳しくなってしまう。明日は我が身かも、と冗談半分ではなくそう思わないと暮らせない。

月今宵忘るることを忘れたし  KUMI


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