KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

三度目のクラスター

2023年08月24日 | お散歩写真
天気 一時雨のち晴35℃

写真は、どこかで撮った空蝉。以前の家の周りは蝉が多かったので、そのあたりだったかも。

衰えない猛暑、北海道の方が東京よりも気温が高い、って、慣れない人たちには気の毒だ。もっとも、禁足の身には猛暑も関係なし。
また患者二人増えて三度目の館内クラスターになってしまい、外出禁止面会禁止。いつまで続く隔離生活・・でも、去年・一昨年のように長期間にはならない筈だ。と思っているけれど、また別の人へ飛び火すると終わらない。となれば感染媒体は職員になってしまう。今回、他の階の2人のことが全然わからないのだが、介護士に「マスク常用している人の効果はあったのかしら」と聞いてみたら・・新しく感染した人の一人は、マスクを常用していた、というのでショック。以前と同じくマスクをしている人は私を含め、10人居るかどうか・・。
介護士の話では、マスクしていても関係ないかも・・と。誰なのか解らないと何とも言えないが、私と同じく真面目に感染防止していた人だったらショックは大きい。ただ、私より神経質になっていた、いつも向かい合って食事をするOさんではない、と聞いて少しほっとしたけれど・・明日は我が身、という思いは変わらない。

朝、食堂へ行く時間にラウンジのゴミ箱へゴミを捨てに出たら、Sさんがエレベーターから下りてきた。100歳近いが、手押し車があれば歩ける人。
「食堂、今日はやってないのね」と私に言う。
「今日も部屋へ運んでくれるから、部屋で待っていれば大丈夫ですよ」
「そうなのね、知らなかったわ」
いえいえ、夕食の時に明日も、と言われていましたよ。と言っても無駄なので黙っていた。何だか気の毒。昼食時間になったら又、食堂へ行こうとするかもしれない。
ちょうど7時になり、食堂へ皆が行く時間だ。すかさず、大音響の館内放送が「・・ご自分の部屋でお待ちください」
その大きさの音でも「小さくて聞こえなかった」という人が居るのだそうだ。私は鼓膜が破れそう。


頑張れと言ふは易しよ花カンナ KUMI (2019年)
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処暑・そして帰ってきたコロナ禍

2023年08月23日 | 俳句
天気 晴35℃

昨日のような雲は湧いても、こちらには雨が来なかった。どこかで降っていたのだろう。今日は処暑で、私が最期もそのあとも始末した姉の忌日で。あの日々を思い出すと心の病が出てきそうなので、省略。
写真は散歩道のお寺さんの秋海棠。10年以上前の写真だが、古いデジ一は花の撮影にとても向いていたようで。水源の湧水の水辺を囲み、たくさん咲く。花の写真を見ると行きたい、と思うものの、この残暑続きではどんなに元気でも行くつもりにはなれないだろう。

秋海棠や朝顔の写真を眺めていたら、同じファイルにこんな写真があった。


2006年、市内にある早稲田実業学校高等部が甲子園大会を制覇し、選手が凱旋帰校するのを待っている、学校近くの交差点の写真。今日は今年の甲子園大会の決勝戦で、慶応高校が優勝したので、この早実のことと、その年の自分のことをを思い出した。この写真は、高校野球大ファンの夫が、凱旋のことを知り、同じ市内とはいえちょっと離れたところの学校まで見に行ったのだ。カメラは全く興味ない夫に、コンパクトデジを持たせた。
何と言っても斎藤祐樹クンが大人気となったチーム。学校の周辺は凄い人出だったという。今年の慶応も凄い人気だ。対戦する相手校が気の毒。でも早実の方が優勝経験もあるし、付属高校ではないから庶民的かも。
この時私は・・抗がん剤治療が始まっていて、とても残暑の中で野次馬になる元気はなかった。

この年、15歳上の長兄が突然倒れて、あっという間に大往生。同じ頃に私は初めてのがんの宣告を受け、兄の葬儀のあとの4月末に手術した。まるで、兄が私の身代わりになって逝ってくれたような気がした。その兄は倒れる寸前まで患うことはなく元気だったが、私は何しろ患うこと〇十年という病気のベテラン。自慢ではないが、投薬されている病名だけでも片手では数えきれない。今のがんは、場所は違うけれど性質は似ているのだそうだ。やはり、病気には因果関係というものがあるようで。

今日の決勝戦終了直後の超満員の三塁側慶応応援席。



と、ここまで書いたら、館内放送が「食事は本日より各自の部屋へ配膳します」と。あ~あ、あと数日でコロナ患者の療養期間が終わると思ったら、また増えた・・しかも今まで患者の出ていない4階で。憶測でしかないが、患者になった人は3人とも、マスクしていない要介護の入所者のようで。
コロナもすぐ近くの部屋の人が感染者と解ると、明日は我が身・・

秋蝶の供花へ舞ひくる父母の墓  KUMI(2012年)
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雨を呼ぶ空

2023年08月22日 | お散歩写真
天気 時々雷雨

上の写真は朝の雲。
下は昼を少し過ぎた頃の埼玉方面の北の空。むくむくと入道雲・・これが雷を伴った雨雲になったようだ。雷鳴が久しぶりに近かった。雷が近いと、停電するのでは、と心配になる。
少しでも降ってくれた方が良い。でも、東京周辺のゲリラ雨は頻度はあっても、降る時間が少なくて雨量が多くならないのだそうだ。確かに、スマホの大雨警報はよく鳴るけれど、このあたりはちょっと降るだけ。隣接する所でも一時的な夕立でしかなく、町を濡らして過ぎるだけらしい。
日没後の積乱雲。まだ、どこかで降っているらしい。

さて、今日は怒っている。
他の階でコロナ患者が出て、でも一人だけだし、今は本人を隔離するだけで済むようなのだ。で、今日は亡兄の孫のS子ちゃん(といっても30歳過ぎだけれど)の来る日。初めてではないので部屋まで来てくれるだろう、と待っていたら、ケアマネさんが「面会の方が来ていますよ」と呼びに来た。
「上へ来てもらってください、初めてではないので解っていると思うし」と私。
「面会は1階でして欲しいのだけど」とケアマネさん。
ああ、もしかしたら患者が増えた?ま、とりあえず1階へ・・
でも、1階の応接間へ行ってみると、そんなことではなかった。
面会はもう、部屋は全禁止、なのだという。そんなの聞いてない。事務室の所長へ「私、何も知らなかった」と声を掛けたけれど応答なし。
それでもS子と大事な話もあり、1時間半くらい過ごし彼女の帰ったあとで知ったことは・・本当は外来者との面会は15分、なのだという。私が知らされていなかった、ということと他に面会者が居なかったので長く出来たらしい。

それから部屋へ戻って、金曜日に訪問の整体治療を頼んであったことを思い出し、慌ててまた1階事務室まで。やはり金曜はまだ出入り禁止、なのだという。「どうして教えてくれなかったのですか、困ることが幾つもあるというのに・・」と所長(春に異動で替わったばかり)へ声を荒らげてしまった。周知徹底してくれなかったら、困る人はいっぱい居るはずだ。結局、所長は「申し訳ありませんでした」と。ま、解ってくれれば仕方ないか・・整体治療が出来ないのは悔しいけれど。

でも、あとで何となくわかったのは、知っていた人と私のように知らなかった人と、両方居るということ。いつも親しく話している近くの部屋の人、彼女には部屋まで来て「こういう訳で・・」と詳しく説明されたそうだ。
どこへも出かけずに部屋に居た私を、なぜ無視したのか???
あとで「知らなかった」と言っても「言いましたよ、忘れたのでは?」と済ませられる認知症だと思われているのか・・とすら勘ぐってしまった。

今日は久しぶりに本気で怒っていますですよ。

秋蝉のぶつかつてきし夜の窓   KUMI (2010年)
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昼寝は体に良い?

2023年08月21日 | 俳句
天気 晴 35℃

今日も目眩がひどくて、ちょっと治まった時間帯には眠くて眠くて・・

百日草の写真を探していたら、やっと出てきた。百日草は夏の季語だが、私には8月半ば以後の花に思える。あまり熱心に撮る対象ではなかったのだ。でも、花の中に花をいっぱい咲かせる花は珍しいかもしれない。

こんな花の写真を眺めただけでは眠気は吹っ飛ばない。
短時間の昼寝は健康に良い、と言われる。調べたら、15~20分がベストなのだそうだ。私は、子供の頃から昼寝が大嫌い。眠気に負けてうっかり眠ってしまうと、目が覚めてから胸がムカついたり頭が痛くなったり、ぼーっとしたまま夕方を迎えることになったり・・。これは昔も今も変わらない。せめて、15分経ったら起こしてくれる人が居ればいいのだが、それは無理。
「昼寝は体にいいのよ」と、今も言われる。でも、最近、認知症のことを書いたサイトで「昼間、眠ってばかりだと認知症になる」と言っていた。これ、周囲の人を見ていると本当だと思う。

眠ってばかりの、軽度の認知症の人がとても多い。
食事の前にも眠っていて、配膳されて「〇〇さん起きてください」と言われて目を覚ます。
そういう人が数人居る。すでに認知症の「完成」している人よりも、中期くらいの人に多い気がする。昼夜の区別、時間の感覚のなくなりつつある時期だ。
無理に起こさない方が良いのかもしれないけれど・・昼夜逆転して2時3時から廊下を歩くのはやめて・・お願いだから。

最近、私もとっても眠い。疲れているとうっかりソファに座ったまま眠ってしまうこともある。ベッドで横になったら熟睡してしまうので、眠くても横になることはない。熟睡したら・・ま、介護士が起こしてくれるとは思うけれど、それも介護士に迷惑なこと。私は一度も経験していないが、食事時間になっても部屋で眠っている人は、認知症に関係なく、結構多いようだ。食事時間に遅刻してくる人は大抵が起こされているらしい。それも、認知症の前段階かもしれない・・時間の管理が出来なくなるのは認知症の始まりだ。
もっとも、その時期から使えば効果の出るらしい薬が出来たようだけれど。

眠る、ということは脳の働きも休める。それが長くなると、脳はだんだん働くのを嫌うようになる。働かないのに眠ってばかり居る脳は委縮していく。認知機能はどんどん落ちる・・と、私もそうなりつつあるような錯覚に陥ることがある。
適度な昼寝は健康の元、なんて、若い現役年齢の人たちの話だ。適度な時間で起こしてくれる人の居ない高齢者は、昼寝してはならぬ。
と、私は思います。

耳鳴りに紛れて遠きつくつくし KUMI(2019年)
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水不足になっていた

2023年08月20日 | 俳句
天気 晴 36℃

昨日の続きの猛暑、目眩もするし頭痛もするし・・今日もまた、猛暑籠り。冬籠り、という季語はあるけれど。
写真は、今頃の公園へ行ったらこんな風景が見られるかな、という数年前の盆過ぎのお散歩写真。暑いのにお寺さんまで行っている。帰路の公園にも。
蒲の穂とミソハギ。猛暑でも、池の植物は秋めいているかもしれない。
期間の長かった二つの台風の被害ばかりテレビで見ていて、風水害の大変さが日本の現状・・と思っていたら、あらま、東日本は深刻な水不足なのだという。東京の水甕のダムが干上がっていて、利根川は水路が細くなり。知らないうちにこんなことに?という感じだ。新潟の平野部の水不足は深刻で田んぼが地割れしている。このまま降らなかったら米不足が起きそう。山沿いにゲリラ豪雨が来ても、長くは降らないので地面に沁み込んで終わるらしい。あちこちの国の山火事も、そんな状態が続いた末に起きたのだろう。

「節水」という字をこの数年は見なかったし、心がけなかったけれど、今年の関東は「節水」暮らしに入るのだろうか。大雨被害の映像が残像となっている頭に「節水」と言われても・・
でも、都知事が会見でそう言うのだから事実なのだ。今も北の空には雨雲が拡がっていて、埼玉の北の方に降ってはいるらしい。でも、夕立程度では、水不足にはたいして効果がないのだろう。
台風が来なかった、と喜んだのは間違いだった。

うろこ雲病むたび人は強くなり  KUMI (2017年)
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