昨日は久しぶりにかなりの長距離を運転した。摩周湖をはじめとする北海道の東部はのどかな畑と牧場がどこまでも続いていてやって来る自動車はほとんど見かけない。また、森の中に入ると白い蝶がひらひら飛んでいるだけでどこにも人家は見当たらない。時たま、鹿飛び出し注意の看板がある程度。そのためか、長時間の運転でもそれほど疲れることはなかった。
晴れていて視界を遮るものもないから、むしろ単調すぎて時間の感覚が狂ってしまうほど。大袈裟な言い方をすれば、北海道ではどこまで走っても目的地までまだ遠い、と言う感じになる。ゆるやかな起伏を繰り返す直線道路を走っていると、東京で運転していたことが別世界の出来事のように思えてきた。
ただ、車が見当たらないのは、観光客のいなくなったせいかと思うと複雑な気持ちになる。これが「コロナ後」の普通の風景になるのか、今はまだ誰にもわからない。
昨日に続いて摩周湖と野草の写真をいくつか。
湖に垂直に落ち込む絶壁
湖に浮かぶ小島
小島を拡大してみると