回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

ニューイヤーコンサート

2021年01月01日 22時00分59秒 | 日記

NHKFMで、恒例のニューイヤーコンサートを聴いた。

コロナ禍での無観客での今回は、別の意味では昨今のすこしバブルっぽかったこの演奏会の垢を流し邪心を捨てて音楽に向かい合う本来の演奏会に回帰させたのかも知れない。

結論を言えば素晴らしいコンサートだった。リッカルド・ムーテイ、そのもう熟練としか言いようのない、そしてイタリア人らしい指揮も良かった。ウイーンフィルの演奏技術の確かさ安定感柔らかさ。今回はウイーンフィルの良さが余すところなく出ていたと思う。

意表を突くように突然始まるシュトラウスのワルツ「春の声」、ブラチスラバから見たウイーンの森(ヴィエンナヴァルト)の緑滴る風景が思い出された。トルコ軍に蹂躙されながらも耐えたウイーン。ウイーンこそが体を張ってヨーロッパをイスラムから守り切ったのかも。

定番の皇帝円舞曲、美しく青きドナウ、そして最後はやはり、あの行進曲。聴衆の手拍子のないラデツキー行進曲も本来の姿を取り戻したようで新鮮だった。

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年賀状が

2021年01月01日 18時40分31秒 | 日記

メールやSNSの普及によって年賀状がどんどん減ってきているというが、自分に限って言えば、当たり前だが亡くなった友人をのぞけば昔からの知人のほとんどが相変わらず年賀状を送って来る。そのため元旦に配達される年賀状の数は、それほど大きく減ってはいない。また、そういった人たちは大体はこちらでもわかっているので元旦に配達されるように年賀状を出すことにしている。しかし、年末に忙しい郵便局員のことを考えれば、いつまでも年賀状のやり取りをするのは迷惑なのかもしれない。もちろん、予想もしない人からの年賀状も届くから、そういった人たちへ出す年賀状のために予め葉書を買っている。

一方で、メールによる新年のあいさつも少しづつ増えている。今日受け取ったメールの中に、転職を考えていたかつての部下からのものが入っていた。相当迷ったが、最終的に転職はせず、今の職場でキャリアを積むことにした、と。それは、これまで自分が彼女への助言のなかで言外に匂わせていたもの。だからこちらにも少し責任があるといえるだろう。しかし、同人の能力の発揮できるのは今の職場だ、という確信は揺るがない。正しい決断をしたのだと思う。新しい年の初めに少し気持ちの軽くなるような年賀状(メール)だった。なぜなら、10月ごろ、彼女が風邪をこじらせて持病が悪化した、ということを風の便りに聞いていたから。メールには、最初はストレスの大きかったリモートでの業務にもやっと慣れて体調が戻りました、とあった。早くワクチンが行き渡って、コロナ禍から解放され世の中が平静を取り戻すことを期待するのみだ。

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