回顧と展望

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新年度に入ったが

2021年01月02日 15時13分44秒 | 日記

昨日1月1日のイギリスにおけるコロナウイルスの新規感染者は、大みそかに付けた新記録55,892人をわずかに下回る53,285人と第二位の記録となった。累計の感染者数は2,542,065人、昨日一日の死者は613人、累計で74,125人となっている(感染者数で日本の10倍、死者数では20倍ほど)。コロナウイルスの拡大は新年度入りしても一向に収まる気配はない。

この事態を受けて、新学期からロンドンのすべての小学校の休校が決まった。当初はロンドンの行政区画によって休校と開校とに分かれていたが事態の深刻化を受けて急遽方針変更し。全面休校となったもの。このような腰の座らない政府の対応については教育関係者はもちろん、野党からも強い批判の声が上がっている。学校の正常化(経済も?)を急ぎたい政府と感染拡大を懸念する教育現場との齟齬が明らかになったものだ。

このところロンドンの最高気温は1-2°、最低は氷点下を下回っているから平年に比べても寒い。このことがコロナの感染拡大に関係しているのかもしれない。南部ケント州では集中治療室が患者であふれ(収容能力に対して137%、うちコロナ患者は78%)、一般病室での治療になるか、230マイルも離れたブリストルに移送するなど、医療体制、看護体制のひっ迫(崩壊)が常態化しているという情報もある。先般ワクチン接種が始まったとはいえ、まだまだ厳しい状況が続きそうだ。先月29日にSkypeで話した在ロンドンの知人は楽観的な雰囲気だったが、この数字を見てどのように感じているだろうか。

ところで、テレワーク(在宅勤務)の拡大・継続により、家賃の高騰が続いていたロンドンから近隣都市に移住する人が増え、ロンドンの家賃は4%程度下落、その代わり近隣の都市では上昇に転じているという。今年、日本(東京)にも同じことが起きる可能性は高いだろう。今年受けとった年賀状の中でもテレワークについて触れているものが多かった。人間の世界はこのウイルスに振り回されているが、野生動物の世界は?、彼等はもともと「在宅勤務」だったか・・・

ウインブルドン近郊の大木の枝で食事中のリス。纏っている(?)木の色に似せた毛は身を守るこの時期の保護色か。木の上では、さすがの狐もすばしこいリスにはかなわない。

 

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