今朝、叔母が83歳で亡くなったという連絡をうけた。今の時代それほどの高齢ではないけれど、ここ10年ほど、肺がんを患い一時は「オプジーボ」を使用した治療によりほぼ完治したと聞いていた。ところが先月下旬から体調を崩し重篤となり、コロナ感染のリスクもあって医師の勧めにより自宅療養を続けていたという。この叔母とは昨年11月、親類の法事で顔を合わせた。その時もあまり体の調子は良くない、と言っていたが、足取りも軽くひとりで歩いていたので、こんなに早く亡くなるとは思ってもいなかった。
この叔母は父の一番下の妹で何かにつけて父を頼ってきていた。たまに父の家に行くと叔母が来ていてそこで顔を合わすことがあったが、いささか強引で気性の激しいところがあり、昔から少し苦手にしていた。それでも亡くなったと聞くともう少し丁寧に対応しておけば、という気持ちになる。普通であれば葬儀に出席するところだが、コロナ禍でどのような形になるのか、今は連絡待ちだ。先日同級生が亡くなったた時には、葬儀は自宅でそれもごく身内だけ、友人は時間をずらして、ということだった。イギリスでは葬儀でも参列者は最大30人まで、となっている。もちろん、日本にはそのような制限はないが、人数が多くなればコロナ感染のリスクは高くなる。感染しても、感染させてもいけないし。今のところ叔父、叔母が一人ずつ存命だが、相当に高齢。こういった連絡がいつ来てもおかしくない。
去年は、同い年の友人二人を病気で相次いで失った。だんだん他人事でなくなるような気がする。一期一会を大切に、という言葉が頭に浮かんできた。
ロンドンで買った薩摩焼(といわれている)鉢を。