「ふるるる...」
コオロギが、鳴いている。
天高く、馬肥ゆる秋。
馬が肥えるのはいいとして、自分は
(これ以上、肥えないようにしよう)
と、思う。
この夏の猛暑でも、食欲は衰えなかった。
衰えないどころか、ますます盛んだった。
よって、我が腹部はぽってりと膨らんだまま、ヘコむ気配がない。
そんな折も折。今回の缶詰さんは、おでん缶。
何と、缶詰業界では超大手のキョクヨーさんが出しているおでん缶なのであります。
これまで、おでん缶と言えば、地方企業が出しているのが主だった。
それが、一部上場企業であるキョクヨーさんが出したのであります。
サバの水煮で有名な、あのキョクヨーさんなのであります。
これには筆者もオドロクヨー。
時代の趨勢というものを、思わずにはいられません。
急いで「味の確認」ということも、せずにはいられません。
かくのごとし。
想像以上に豊かな中身。
実は、缶を開けた瞬間から、期待は高まったのであります。
ぱきりとフタを開けた瞬間に立ち昇ったかほりは、コンビニのおでん臭とは違った、実に品の良いものだったんであります。
ではでは。鼻息も荒く、まずは一口。
む...。何だかちくわが、やたらと美味いぞ。
かなり煮込まれてしまった感じで、ちくわというより魚のすり身に近い歯触り。
逆に、いわしのつみれは味が抜けてなくて、しっかりと味わえる。
これはすごいことだと思う。
お昆布はとろとろと舌の上でほどけ、茹玉子は味の染みた白身が絶品。
しかしですな。色よく染みた大根は、塩辛くてイマイチでありました。汁自体はかなり塩辛いんでありますな。
「ふむ、ふむ。ほほう...」
半分だけ食べようと思っていたのに、きれいに平らげてしまった。
実は、おでん缶を食べる前には、蕎麦を一杯食べたばかりだったのであります。
朝だって、しっかりとピザトーストを一枚食べたのであります。
(しかしあれだな。ちくわじゃなくて、“ちくわぶ”を入れたおでん缶ってないのかな。あれ、実は一番好きなタネなんだけどな。げふっ)
ああ、食欲の秋だなー。
固形量:150g
内容総量:280g
原材料名:卵、だいこん、こんにゃく、さつま揚げ、ちくわ、昆布、いわしつみれ、しょうゆ、食塩、かつお節エキス、砂糖、調味料(有機酸等)(原材料の一部に小麦を含む)
原産国:ジャパーン(キョクヨー)
缶詰だと便利だねぇ。
どこでも売ってる?
これは流行ものだから、わりと新しい商品を入れるようなところなら売ってると思う。
がきっちり押さえられている。大根が今いちだったとのこと、野菜の投入は難しいのかも。
いつも冷蔵庫に入っているのになー。
やっぱり、卵はいつでも嬉しいのでありますな。
>大根が今いちだったとのこと、野菜の投入は難しいのかも。
同感でっす。汁を辛めにするのなら、どうしても染みすぎてしまう。
おでんには、ぜーっっったいにちくわぶですよね!
味の染みたちくわぶをほおばる悦楽、もっとみんなに紹介したいなあ。
ちょっと侮りにも似た気持ちがあるのは否めない。
我が家でも、数ある種の中、人気者だ。おでん作るときには2本は買ってしまう。そして完食。
意外に人気薄はさつま揚げかな。必ず残る。
嬉しいなー。
ちくわぶの親のような気持ちになるなー。
ただのうどん粉だけどね。
さつま揚げも美味いと思うのだけど、何で残るんだろ?
他に食べたいものがあって、おなかいっぱいになるのかな?
従って2本購入しないといかんことになるのです。
私は卵、味のしみた卵に逆上します。はい。
卵という存在は不思議です。ハンバーグなどにのっているとまた一層逆上します。
ちくわぶを愛する会が設立できそう。
>ハンバーグなどにのっているとまた一層逆上します。
ああ、のっけ技はキケンです。逆上限りないです。
辛~いカレーにのっけるのも好き。
そういや、ただのハムエッグも好きだなあ。