庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

種蒔き坊主

2009年04月20日 | お出かけ
きょうの最高気温は12度、今にも雨が降り出しそうな曇り空が一日続きました。

仕事でお世話になっている方に誘っていただいてきのう出かけてきました。
以前からお話は聞いていたのですが実際にお邪魔するのは初めてでとても楽しみにしていました。
小さい女の子を連れた知り合いと合流して果樹の花を見せてもらいに行って来たんです。


車から降りたらもう花の小道が見えました。椿、石楠花、プラム・・・
なだらかな上り坂になっています。


ソルダムかプラムか・・・忘れました。


      
      太い太いリンゴの木、あと少しで花が咲きそうでした。



別のリンゴの木の向こうにはモモの花が。



木の下は一面ワサビの花ざかり。


   
   ニリンソウも素敵に咲いていました。別の場所にはキクザキイチゲの白花の群生も。
   植えたわけじゃなくて敷地内に自生しているんだそうです。



ヒュウガミズキ?見ごろでした・・・きれい~



どんどん山を登っていくと話に聞くお稲荷様が見えてきました。かなり古いらしいです(お社は数十年前に地域の人たちが建て替えたそうです)。
何百年も前から続いているお稲荷さんで商売繁盛や合格祈願にわざわざ遠くからお参りに来る人もいるらしいですよ。
中に入ってお参りさせていただきました、油揚げを供えるのでネコや他の動物が荒らすので扉は必ず閉めないといけない。

このお社の後ろは傾斜していて昔からキツネが住んでいるというのでその穴まで見せてもらいました。お社を囲むようにいくつも横穴が開いていて動物が通る道もついていました。
杉木立に囲まれた山のてっぺんにひっそり祀られているお稲荷さんとそこに住みついているキツネ・・・ちょっと一人では来られませんね。

他にも杉の木の根元の洞から熊が蜂の巣を取り出してハチミツを食べた後や650年も前から祀ってあるらしいお不動様、地域の人たちが昔共同で使っていた清水の沸く場所を保存してある所を見せてもらったり・・・。
一時間の散策はあっという間でした。

 

山から下りてきてふと気が付いたら栗駒山が正面に見えました。昨年の6月の地震で大規模な崩落があった山です。私のうちからはこの山が見えなくて少し町の方に下ると見えますが角度が違います。
初めてこの方向から見て謎が解けました。
5月始めになると山に種蒔き坊主が現れると言う話はよくきくのですがどれがそうなのかちっともわかりませんでした。

きのうこの角度から見てやっと納得できました。雪が残っている山の真ん中あたりに頭に笠をかぶって右側に向かって種を蒔いているような人影がわかるでしょうか?野良着姿がスカートをはいたようにも見えますね。
雪で真っ白だった山が気温が上がって雪が溶けてくると毎年浮かび上がる種蒔き坊主、この姿が見えると霜の心配がなくなって露地に種を蒔くことができるという目安だったようです。
今年は種蒔き坊主が2週間くらい早くやってきたようですね。

このあともう少し暖かくなると種蒔き坊主の左側に白馬の姿がはっきりと浮かびます。駒姿が見える頃には田植えは終わっているかも。










コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする