庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

「沼地のある森を抜けて」

2009年10月15日 | 
朝寒いなあと思って新聞取りながら外の温度計見たら4度でした。日中はきれいに晴れて青空が広がりました。20度まで上がったようで暑かったです。


ここしばらくは発酵肥料だの自家製酵母のパン作りだのの本ばかり手元で眺めていました。忙しかった事もあり集中して読むような長編小説はあえて避けていましたが先日本屋さんで目に留まったので迷わず購入。
しばらく前にこの方の本を数冊読んでいてこのタイトルの本の存在も知っていましたが何故か機会がなくて読んでいませんでした。

ぬか床の不思議なお話。一口で言うとそうなんですがちょっと恐くもあり神秘的でもあり・・・。
梨木香歩さんの作品はいつも命とか生きる事の意味とか、大切な何かを教えてくれるように思いますが今回の本は私にとって今読むべき時であったのだと思えるのです。

毎日自分のぬか床をかき混ぜているのですがついぬか床に向かって話しかけていたりするのでこの本を読んでからは蓋を開けるたびにドキドキ・・・人が生まれてきたり卵が入っていたらどうしよう・・・なんて。
かめではなく密閉容器で冷蔵庫の中に入れているのでぜんぜん不思議でも神秘的でも無いのですけどね。
酵母を起こしているびんの蓋を開けるときや発酵途中のパン種を覗くとき、生ゴミのダンボールたい肥などどれもこの中に確かに小さな生き物がいる、そう思うと自然界の目に見えない力を感じてしまいます。


梨木さんの本でほかに読んだのは「西の魔女が死んだ」「裏庭」「からくりからくさ」「りかさん」「春になったら苺を摘みに」「家守綺譚」「エンジェル エンジェル エンジェル」「ぐるりのこと」。
もっとしっかり丁寧に生活していこう・・・そう思うのですが・・・。


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コメント (6)
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