2007.9.4(火) 曇り 薪ストーブ
京阪エンジニアリングのショールームは上鳥羽にあり、住まいから車で10分程度なので再度出かける。前回は社長が不在だったので、今日は事前にアポをとる。ネスターマーチン(ベルギー)のスタンフォード80という中型のストーブが型遅れで少し安くなりそうなので現物を見に行く。倉庫の隅に眠っていた梱包を解くとなかなかおしゃれなストーブが出てきた。シンプルなスタイルがお気に入りだ。
アールのついた扉とサイドの小窓、なによりシンプルなデザインがGOOD
スタンフォード80
社長はもと産業ロボットなどの設計をしていたというエンジニアで、薪ストーブに魅入られて転職してしまったという経歴の持ち主である。自然保護、特に広葉樹林の森や里山に憧憬が深く、三和町に広葉樹林の里山を購入されている。いずれ炭焼きなどしてみたいという楽しい話に花が咲いた。
そうこうしているうちに図面と見積もりができあがり、綾部ののんびりした営業に慣れてきた私には驚きの早さである。値段は納得だが、炉台や煙突の基部などに建築依頼部分があり、最終的な額が出ないので今日のところは持ち帰ることとする。
農具や草刈り機、芝刈り機などホームセンターで見ているが、なかなかいい値がしていて揃えるとなると相当かかりそうだ。幸い、福知山東ゴルフの山脇さんに中古機材を扱っている方を紹介してもらい、探してもらえることとなった。軽のトラックも必需品だが、これは舞鶴の橋立さんに依頼することとする。いろいろルートがあるものだ。
2007.9.6(木) 曇り 土地を取得する
ついに土地を取得することとなった。探し始めて3ヶ月、結局最初に出合った土地が気に入ったというか、他に見合ったところが無かったというか、落ち着くところに落ち着いたというところだろう。ただし、あまりにも広いため予算をかなりオーバーしている。家についても予想以上に予算がかさみ、贅沢品といえば薪ストーブだけである。
とにかく夏の間草に埋もれていた土地の全貌を見に行く。シルバー人材センターの方が二人、二日がかりで取り組んで、経費は6万円の大草刈りである。来年からはひとりでこの草と戦わなければならない。奥の部分はちょっとやそっとの草ではない、まるでジャングルで、この場からは住まいのイメージは湧いてこない。北の国からの初日のシーンが浮かんでくる。
左:隣地との境はジャングル状態 中:運動場のような土地500坪
右:最奥部分には蔦の絡まる大木があり、シンボルマークとなる。
北側には谷が走っており、府の堰堤が出来ている。水流は少しだが、畑の水、洗車や農具の汚れ落としには充分中水道として使うことができる。
北側の水路、堰堤は埋まり、草ぼうぼうである。
砂防堰堤は府に依頼すれば土砂の撤去をしてもらえそうだが、溜まっている土や砂を利用できるかも知れないので自分で掃除しようと思う。
玉村豊男氏の著書のはじめにホラティウスの詩の一文がある。
我が望みの中にあるもの
さほど広くない畑があり、庭があり、
家の近くに絶えず流れる水と
その外に小さな森があるということ。